沖縄県与那国島|八重山よりみち旅2〜役場や飲食店が並ぶ「祖衲地区」
日本の一番西にある島、沖縄県の与那国島をよりみち。与那国空港から東に行ったところにある「祖衲地区」へ。与那国町役場がある地域で、飲食店も立ち並んでいます。
日時:2017年1月
エリア:沖縄県(八重山郡与那国町)
沖縄県に初よりみち。八重山諸島の、与那国島、石垣島、波照間島、西表島、小浜島、竹富島を巡りました。
よりみちスポット
与那国島での宿泊「アイランドホテル与那国」
与那国島には、宿泊施設はそれほど多くありません。大きなホテルだと数えるほどです。そのほかは民宿という感じの所になります。ほとんどの宿泊施設は直接電話をかけて予約します。
民宿の方が交流ができるかなと思い、最初は民宿で探していました。沖縄の独特な時間の使い方「ゆんたく」を味わいたいと思ってました。気になる所へいくつか電話をかけてみたのですが全部断られて、結局ホテルを取ることにしました。
1月だと観光シーズンではないので、営業されていないことも多いみたいです。そのほか、年度末ということもあり、公共工事をされる方々で、民宿が埋まってしまうことが多いんだとか。確かに、各地で土壌工事や道路工事をやってました。しかも、ちょうどこの時期に新しく自衛隊の基地を建設していたこともあり、その関係者の宿泊所として取られていたみたいでした。
今回は与那国空港から一番近いホテル「アイランドホテル与那国」に宿泊しました。歩いても10分ほどで行けますが、予約をしておけば、空港からの送迎もしていただけます。
日本最西端にある与那国島唯一のリゾートホテルとして2008年に開業したホテルだそうで、一人で泊まるには広すぎるくらいのお部屋でした。2つのベットの他、ソファーで寛げるスペースや、カウンターなどもあります。
沖縄の食材を使った夕食が並びます。八重山特産の「長命草」を使ったお蕎麦もありました。
向こうの方から三線の音が聞こえてきました。団体のお客さんに向けて三線を弾きながら「安里屋ユンタ」などの歌を歌っていました。遠目で鑑賞させていただきました。
島を訪れると困るのが、夜に買い物できるところが少ないこと。こちらの「アイランドホテル与那国」にはホテルの敷地内にある別の建物に「アマラン」という売店&お土産物屋があります。7時半から22時までと結構夜遅くまで空いててくれる売店なので、ありがたいです。
石垣のご当地飲み物「ゲンキクール」を購入。八重山限定の乳酸菌飲料です。腸内環境を整えました。
夜の「祖衲地区」の風景
「アイランドホテル与那国」から東の方へ10分ほど歩くと、「祖衲地区」があります。祖衲には与那国町役場もあり、その周りに夜営業しているお店もいくつかあります。
夕食後に夜の祖衲のまちをよりみちしてみました。夜9時頃でしたが、与那国町役場はまだ人がいるようでした。
怪しげな雰囲気のお店。
観光ガイドだと、「ビアガーデン国境(はて)」とか「女酋長」あたりが紹介されています。
そんな中、この頃まだgooglemapにも載っていなかった居酒屋があったので、入ってみました。夜写真を撮り忘れたので、翌日お店の前で撮りなおしました。
与那国町役場の近くにある居酒屋「シーサー」。大きなシーサーが店の前に置いてあります。看板の「シーサー」の後にテープで隠してある部分がありますが、「シーサー刺身店」というお店だったみたいです。ビアホール「国境」のオーナーが、本店の方を息子さんに任せて、自分が趣味ではじめた店なんだそうです。
60度もある与那国地元の泡盛「どなん」などもあります。生ビールは、みなさん自分でサーバーから注いでいきます。なぜなら・・・安くなるから!さすが趣味のお店です。
役場や地元の方が続々と集まってきて、賑わっていました。
朝の「祖衲地区」の風景
与那国に来たんだなと感じるのが朝です。朝ごはんを食べるために7時に起きてみると、まだ外は真っ暗です。日本の中で一番西にあるので、日本で一番最後に夜明けがきます。
「アイランドホテル与那国」から夜訪れた「祖納地区」に再びよりみちします。ホテルの周りには、さとうきび畑が広がってます。
与那国ってどんなイメージですか?
結構起伏が激しい地形なんです。起伏というより、崖という感じに、そそり立ってるところが多いんです。だから、砂浜も少ないんです。
山の上に岩がのっかっているような「ティンダハナタ」。ここまで道があるので、ぐるっと回り道して登ることもできます。
砂浜が少ない与那国の中で見つけた祖納の「ナンタ浜」。空は暗いけど、やっぱり海の色は綺麗です。今にも降りそうな感じです。嵐の前の静けさって感じ。
与那国島の集落ごとに、いくつか共同売店などの商店があります。「生活雑貨の店ふく」。コンビニはないです。
朝の与那国町役場。
泡盛「どなん」を作る「国泉酒造」があります。よく売られている30度の「どなん」はお手頃な値段で購入できます。
与那国島を巡回する無料バス
与那国島の周囲は28kmなので、車があれば一日でぐるっと回れます。今回の滞在は丸一日のみということで、島内を走る与那国町営バスをうまく利用して回りました。
1日7便走っていて、無料で乗車できます。祖衲、比川、久部良の3つの集落によりみちしました。
ただし、注意があります。乗れる場所がわかりにくいところがあります。
与那国町役場に行ってみて、バスに乗れるかと思いきや、次に乗るバスは役場を通らないらしい。大体コミュニティバスは役場や病院を起点にして走っていることが多いので、勝手に思い込んでいました。周りの方に聞いて、西へちょっと行ったところがバス停らしいので行ってみると・・・
普通に住宅街のなかにポツンとバスが待っていました。居酒屋「シーサー」の裏あたりです。
この頃はgooglemapにバス停表示が出ていませんでしたが、現在はバス停が表示されるようになったみたいです。しかも、2019年にルートが変わって、より便利になったみたいです。
与那国町営バスに乗って「比川地区」へ。