沖縄県小浜島|八重山よりみち旅14〜リゾートホテル「はいむるぶし」に宿泊
西表島から小浜島への直通便の船で渡りました。小浜島ではリゾートホテル「はいむるぶし」に宿泊しました。
日時:2017年1月
エリア:沖縄県(八重山郡竹富町、小浜島)
沖縄県に初よりみち。八重山諸島の、与那国島、石垣島、波照間島、西表島、小浜島、竹富島を巡りました。
よりみちスポット
西表島から小浜島へ
西表島の大原港から小浜島への船は、1日1便だけ直通便があります。40分ほどの乗船です。こういった島間航路がいくつかありますので、石垣島を通らずに行く便に乗れると、移動時間を節約できます。石垣島経由で西表島から小浜島まで行こうと思うと、乗船時間だけで1時間ちょっと、乗り換えを考えると2時間近くかかってしまうかもしれません。
高速船の船内は、3列席が並ぶシンプルなつくりです。
比較的空いていましたが、小浜島は結構人気のある島で、出航直前に団体の方々が乗り込んできました。NHKの朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台として有名になったところなので、観光客も多く集まります。
40分の乗船で小浜島の港へ。西表島から小浜島は、比較的浅瀬のところが多く、内海を行く感じになるので、波は穏やかでした。船の発着場にある「ちゅらさんばし旅ぬかろい」。売店や土産物屋などがあります。
小浜島は観光地なだけあって、港の前を観光バスがたくさん行き来します。
小浜島を観光するのにおすすめなのは、1時間ほどで、島の主なスポットを巡ってくれる、バスツアーを利用することです。当日申し込みでOKという気軽さ。端っこまで歩くと、片道で1時間以上かかるので、便利です。しかも、1500円って、お手軽です!
「コハマ交通」と「ちゅら島交通」の2社がしのぎを削っています。それぞれ1日4便ツアーバスが出ます。真っ直ぐの道が続く「シュガーロード」、ちゅらさんの舞台になった「こはぐら荘」、マンタの形をした展望台のある「細埼(くばざき)」、小浜島で一番高いところから360度島を見渡せる展望台「大岳」。駆け足で巡ってくれます。「大岳」はバスを降りてから結構きつめの階段の登ります。
僕も使えばよかったかな、と後になって後悔。ゆっくり歩いてよりみちするのも楽しみの一つですからね。
他の交通手段としては「レンタサイクル」もあります。小浜島は結構アップダウンの激しい地形なので、「電動アシスト自転車」があれば、絶対そちらをおすすめしておきます。電動アシストがついていない自転車に乗ってる人は、かなり大変そうでした。
さて、港からは本日泊まるホテル「はいむるぶし」まではマイクロバスで送迎していただけます。10分ほどで「はいむるぶし」のロビーに到着です。
「はいむるぶし」の風景
「はいむるぶし」とは 八重山の言葉で「南十字星」という意味です。敷地は40万平方メートルと広大で、その全てが国立公園になります。
ホテルの入り口まで戻って撮影しましたが、ここまで公園を散歩しているというくらい広いです。敷地内の移動はカートを利用できます。免許を持っている方は、カートの貸し出しがあります。免許がない方には、スタッフの方を内線で呼んでカートで送ってもらったりもできます。
敷地内の庭を散策するだけでもゆっくり過ごす事ができます。
蓮の池があります。「水牛池」といい、水牛の太郎とおすぎ、大二郎がお出迎え。この日はどこにいたのかな?
池のほとりにブランコがあります。
ようやくフロントやレストランがある「センター棟」に到着。「はいむるぶし」の敷地への入り口から結構歩きます。エントランスのところにカートがとまっています。このカートをレンタルすることもできます。スタッフの方に敷地内を送迎してもらうのもこのカートです。
ハンモックがあって寝転んだり。風景を眺めるソファーが至るところにあります。
広い部屋でのんびり
部屋はコテージになっていて、フロントがあるセンター棟からは、スタッフの方が運転するカートで送ってもらえます。部屋は一人で使うともったいないくらいの広さです。
テラス席があって、広い庭や海の風景を見ながら過ごすこともできます。これぞリゾートって感じがします。
「はいむるぶし」のプライベートビーチへ
「はいむるぶし」にはプライベートビーチもあります。沖縄のビーチで遊泳できるところは大体ネットが張り巡らされています。ヒョウモンダコなど、毒を持った生物が入り込まないようにネットをはり、安心して遊泳できるようになっています。「はいむるぶし」の中には、ネットで囲われた遊泳エリアのビーチは1カ所だけあります。それ以外にも浜辺は続いていて、「ゆうなの浜」「あだんの浜」など砂浜を散策したりはできます。
遊泳エリアは、宿泊棟からは少し離れています。歩いて10分ほどかかります。3月中旬から11月下旬までの海開きした後ですと、送迎をお願いする事ができます。今回は歩いて行ってみました。
途中見所もあって、大きなガジュマルの木があちこちにあります。赤や青のランプがかかっていて、夜になると道沿いに光が灯ります。
海の近くの木の下にハンモックがあります。
ビーチテラスを抜けると、遊泳できるビーチがあります。
1月はまだ海開きする前なので、ビーチテラスなどの営業はしていませんが、散策することはできます。朝誰もいないビーチでゆったり時間を過ごす事ができました。
夏になるとビーチパラソルが並びます。海開きまでは、ハンモックが用意されていました。
いくつかのレストランから選べる食事
「はいむるぶし」にはいくつかの食事処があって、選んで予約する事ができます。八重山の食材を琉球・和・洋スタイルにアレンジしたブッフェダイニング、バーベキューやスープしゃぶしゃぶができるグリルダイニング、大人の隠れ家のようなクラシカルで優雅な雰囲気のクラブダイニングなどがあります。
今回はブッフェダイニングで夕食をいただきました。
沖縄といえば、刺身はマグロ。マグロも好きなだけいただけます。アグー豚のしゃぶしゃぶや、パパイアのサラダなど沖縄を感じる料理が並びます。
どれも美味しくて、食べ過ぎてしまいます。
はいむるぶしのその他の施設やイベント
沖縄に来て、岐阜を感じるところがありました。それは「名和昆虫博物館」です。ギフチョウの発見で知られる名和靖によって明治29年に設立されたのが「名和昆虫研究所」。その付属施設として1919年(大正8年)に開館したのが、岐阜公園の中にある「名和昆虫博物館」です。その分室として、2012年に「はいむるぶし」の中にできたのが「名和昆虫博物館はいむるぶし分室」です。
八重山の美しい蝶などの展示がされています。
「はいむるぶし」でも1・2を争うビュースポットの「かぁちばいテラス」。黒島や新城島などの島々を望む絶景を楽しめます。
温泉ではありませんが、大浴場もあります。真っ青な海や西表島に沈む雄大な夕陽を眺めながら入る事ができる展望大浴場。内風呂と露天風呂があります。
夕食の前後に2回、八重山を中心に活動しているアーティストの島唄ライブがあります。
島での宿泊は、民宿で人に触れるのもいいですが、たまにはリゾートホテルで普段味わえない時間を楽しむというのもいいですね。