大分県中津市|大分初よりみち1〜唐揚げで有名な中津市

全国47都道府県へのよりみちの中で、最後に残っていた大分県によりみちしました。2017年4月5日に全国よりみち制覇です。

まずは福岡県との県境の町、大分県中津市によりみち。唐揚げで有名な中津ですが、福沢諭吉ゆかりの地でもあります。中津の街をよりみちして回りました。

【よりみちレポート】大分県中津市|大分初よりみち1〜唐揚げで有名な中津市

日時:2017年4月
エリア:大分県(別府市)

大分県の中津市、別府市、由布院、豊後森、大分市によりみち。これで全国47都道府県によりみち制覇しました。

よりみちスポット

岐阜駅から中津駅へのアクセス

4月5日の朝からよりみちして回るために、前日に大分県へ前乗りしました。岐阜駅から大分県の中津駅までは、名古屋から小倉まで新幹線で行き、JR日豊本線に乗り換えて行きます。

名古屋から小倉まで新幹線のぞみで約3時間。小倉から特急「ソニック」に乗り換えて、中津駅まで35分ほどの乗車です。岐阜からだと合計4時間半ほどで中津駅に到着。

小倉駅で乗り換え。少し時間があったので、駅周辺でトイピアノのある風景を撮影してきました。結構大きな街ですね。キラキラしてます。前に小倉へ来た時も乗り換えだけだったので、ちゃんと街をよりみちしてみたいです。

小倉から青い車体の「特急ソニック」に乗り換えて中津駅を目指します。飛行機みたいに、荷物棚は閉まるようになってます。ちょっとしたところにおしゃれが隠れている列車です。

夜の中津駅に到着。現在の時刻23時を超えました。今日は移動しただけということで、翌日の2017年4月5日をよりみち全国制覇の日とします。

中津といえば唐揚げ1「居酒屋おぼろ月夜」

中津といえば「唐揚げ」。大分は唐揚げの有名店が多いんです。「中津からあげ」は東京進出もしてますね。

もう12時を回るくらいの深夜なので、深夜でも唐揚げがいただけるところを探してみました。中津駅から北に5分行ったところある居酒屋「おぼろ月夜」によりみちしました。

バジルに、ゆずに、スタンダードの三種唐揚げ。胸肉の唐揚げだったんですけど、すごくジューシー。揚げ方にコツがあるんだそうです。

今日の気分はスタンダードが一番良かったです。しっかりした味がついていて、お酒にも食事にも合います。ワインとバジル唐揚げっていうのもいいと思います。それぞれ美味しかったです。

中津市の街の風景

中津駅からよりみち開始。中津駅北口の前には福沢諭吉の像があります。福沢諭吉ゆかりの地なんだそうです。中津駅から北側をよりみちして行きます。

朝の駅前商店街「日ノ出町商店街」。JR線に沿って、中津駅から西の方へ結構長いアーケードがあります。飲食店もたくさん並んでいます。

日ノ出町商店街の北側を流れる金剛川沿いは、赤い柵が印象的です。川沿いに金剛川西公園があります。近くに赤で有名なお寺があるので、それに合わせた色合いかもしれません。この近くに昨晩入った居酒屋「おぼろ月夜」があります。夜の繁華街が周りに多くあります。

金剛川の近くに、「リル・ドリーム」という煉瓦造りの古い建物があります。

1927年に建てられた古い煉瓦造りの倉庫(旧レンガ館)を改修した音楽ホール。夜にはガス燈が灯り、ジャズやシャンソンが似合うノスタルジックな雰囲気になります。1966年〜1990年まで社交クラブ「ボアール」として使用されていました。ピアノもあるので、発表会や演奏会でも使用されています。

もう少し北へ行くと、石畳沿いにお寺がたくさん立ち並ぶ寺町があります。

寺町にある真っ赤な壁のお寺「合元寺」

寺町の南の端あたりには、真っ赤な壁が印象的なお寺「合元寺(ごうがんじ)」があります。

天正15年(1587年)に黒田官兵衛が中津に入った際、官兵衛に従って姫路から中津に来た空誉上人(くうよしょうにん)が開山した合元寺(ごうがんじ)。

先祖伝来の中津の土地を守り続けた宇都宮一族は、黒田氏に反旗を翻したが、幾度もの激しい攻防が繰り広げられるも最後には降伏。宇都宮鎮房を中津城内で討ち、この合元寺で待機していた家臣を急襲しました。不意をつかれた家臣たちは奮戦むなしく最期を遂げたといいます。

この時、返り血を浴びた壁は、何度塗り替えても血痕が浮き出てしまうため、赤塗りにしたという伝説が残っています。また、庫裏の大黒柱には当時の刀傷が残っており、生々しい激戦の様子を知ることができます。

現在は境内にある3つの願い事を聞き届けてくれる「お願い地蔵(三願成就の地蔵尊)」が有名なんだそうです。

赤い壁には、ちゃんと歴史のロマンが刻まれているんですね。

福沢諭吉ゆかりの「福沢諭吉旧居・記念館」

寺町をさらに進んでいくと、福沢諭吉の幼少の頃に住んでいたところが「福沢諭吉旧居・記念館」として残されています。「中津城」と「福澤諭吉旧居・記念館」の二館共通観覧券で600円です。

福沢諭吉の名前がついた、「福沢諭吉通り」もこの記念館の近くにあります。

福澤諭吉が1歳6ヶ月の時父が急死したため、1836(天保7)年秋、母子6人で大坂の中津藩蔵屋敷から藩地の中津に帰って来ました。最初に住んだ家は、大坂赴任前の父が住んでいた小さな家で、建物は現存しませんが、宅跡として整備され見学することができます(福澤旧居の駐車場脇に位置しています)。その後移り住んだ家が、現在残されている福澤旧居です。

蔵の階段を上ると本人に会えます(笑)

ちょうど桜咲く「中津城」へ

福沢諭吉旧居から西へ行くと「中津川」があり、そのほとりに「中津城」が建っています。

中津城を築城したのは、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公・黒田官兵衛です。豊臣秀吉の家来であった官兵衛は、九州各地の大名を監視するという命もあり、天正15(1587)年に豊前国(ぶぜんのくに)の中の6郡を与えられました。その翌年の天正16(1588)年、領地の中心にあり、豊前海に流れ込む山国川の河口という天然の堀を活かした城の造営をしました

中津城すぐの二の丸公園や中津城公園は、もうすぐで満開になりそうな桜が咲いていました。お花見を待つ紅白の幕が揺れていました。

現在の中津城は昭和39(1964)年に新しく建てられたものです。五重の天守閣は、中津藩奥平家の歴史資料館になっています。

中津城からの眺め。中津の町並みや、中津川の河口も見られます。

中津城から南に行ったところに立派な門「生田門(しょうだもん)」があります。実は中津市立南部小学校の門になっています。

「生田門」は、奥平中津藩家老の生田家の門で、この南部小学校の敷地は「大手屋敷」と呼ばれた生田家の屋敷と、「中の屋敷」と呼ばれた奥平図書の屋敷があった場所だそうです。

「生田門」は何度か移設されたそうで、昭和63年には老朽化の為、解体されていたものを、平成12年に位置を変えて復元工事を行ったそうです。

中津といえば唐揚げ2「八木惣菜店」

10時30分からやってる持ち帰り専門の唐揚げ屋さん「八木惣菜店」へよりみち。中津駅から南西に歩いて12分くらいのところにあります。

唐揚げの種類は「もも」と「ぶつ切り」の2種類のみです。骨付きか、骨なしかという感じです。

「八木惣菜店」の唐揚げをいただきます。醤油とニンニクがよく効いていてお酒に合いそうな味付けです。

「残り物だけど」って言って、とり天と芋天もサービスしてもらっちゃいました。大分といえば「とり天」も有名ですね。何気なくいただいたけど、どちらも美味しかったです。とり天は、唐揚げとは違う食感で、あっさり味です。久しぶりに食べる芋天。ほっこり幸せを感じます。

また食べに行きたくなりますね。

中津駅から再び「特急ソニック」に乗って南へ向かいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です