北海道音威子府村|北海道よりみち旅2017夏12〜音威子府村によりみち
根室から稚内への大移動の後半戦。旭川から稚内に向かうJR宗谷本線のちょうど真ん中あたりにある「音威子府村」によりみちしました。「おといねっぷ」という言葉につられて、どんなところなのか気になってました。自然に囲まれた街で、木工が盛んな町のようでした。
音威子府駅の中には有名な「音威子府そば」のお店があります。
日時:2017年8月〜9月
エリア:北海道(旭川市、中川郡音威子府村)
北海道の最東端「納沙布岬」と最北端「宗谷岬」をめざして11日間のよりみち旅。
よりみちスポット
霧の宗谷本線をいく
朝の旭川駅。朝6時前です。駅前に人はちらほらといったところ。空気が澄んでて気持ちよかったです。
6時台の始発に乗って稚内方面へ宗谷本線を北上します。まずは始発に乗って、途中の音威子府駅まで行きます。1両編成の列車かと勝手に思っていましたが、始発は2両編成でした。旭川から音威子府までは普通列車で3時間の乗車です。特急だと1時間40分ほどです。
このまま普通列車に乗って行くと、旭川駅から終点の稚内駅まで4時間ほどかかって、お昼頃に到着します。
普通列車なので、青春18きっぷでも乗れます。まだ青春18きっぷが使える期間でしたので、みなさん始発で各地に向かうようです。
青春18切符が利用できる期間は結構車内が混雑するみたいです。大きな荷物を持った方や、シャツを干している方(笑)
撮り鉄の方々など、人生模様が見えます。
昔、ピップエレキバンで有名になった、「比布駅」も宗谷本線にある駅です。
車窓からは原野や牧場など、のどかな風景が広がっていますが、靄がかかってぼんやりとしています。完全に霧の中を進むところもありました。霧と青空の境界などが見れて面白かったです。
霧の中から出たと思うと、空は青空。快晴です。北海道によりみちに来て、久しぶりにスッキリ晴れたような気がします。ちなみにこの写真、写真だけをみると、なんてことない車窓のように見えますが、踏切の前の道です。
列車がこの道を塞ぐように停まりました。なぜかというと、駅に停車しているからです。駅に停車しているのに、踏切をふさいでいるって珍しいですね。駅は1両分のプラットホームしかないので、2両編成のこの列車だと、後ろの車両が踏切の前にはみ出してしまってました。
途中の「名寄駅」で長めの停車があったので、駅の外に出てみました。
当初のよりみち予定では、こちらの名寄にもよりみちするつもりでしたが、今日中に礼文島に渡ることに決めて、またの機会のよりみちにしました。
撮り鉄の方も、列車を降りて写真を撮ってます。ここから音威子府まではあと1時間ほどです。
のどかな車窓を眺めながら贅沢な時間が過ぎて行きました。
のどかな雰囲気の音威子府村
「音威子府駅」に到着。駅舎は結構新しい感じですね。こちらの駅の中には、鉄道好きな方には有名な「常盤軒」というお蕎麦屋さんがあります。10時開店なので、それまで音威子府の街をよりみちして回ります。
音威子府駅からの風景。のどかな風景なんですが、道幅が広くて贅沢な造りという感じもします。
音威子府駅からすぐのところにある「道の駅おといねっぷ」。サイクルスタンドや、電気自動車の充電などもできます。
道の駅前の広々とした草むら。向こうでは、自転車でツーリングしている方が景色を眺めながら朝ごはんのご様子。気持ちいいですよね。
すぐ近くを天塩川が流れています。気持ちいい〜!
僕もここで朝ごはんをいただきました。普通のおにぎりだけど、より美味しく感じます
いろんなところが空間を贅沢に使っています。
音威子府村役場前にある広場。この広場は、もともと中学校のグランドがあったところだったみたいです。小学校と中学校が統合されて近くに新しく校舎ができてました。音威子府小中学校。生徒数は30人弱なんだそうです。
別海町でも見かけた三角屋根の建物が多くあります。玄関側に雪が落ちないように工夫されています。
踏切を渡って、山の方面に行くと、結構新しい住宅が建っていました。黒白で、おしゃれですね。こういう四角い建物もちらほらあるのですが、雪の対策は大丈夫なのでしょうか?
おしゃれな住宅の向かい側には「おといねっぷ美術工芸高等学校」があります。木工科などの工芸を教える高校で、こうやって、地場産業の木工工芸を支えています。お隣の筬島駅には「エコミュージアムおさしまセンター」があって、彫刻家、砂澤ビッキの作品が展示されていたりします。
赤い三角屋根が並ぶとなんだかかわいい!
広い公園に、ちょっと乗るのに勇気がいるブランコがありました。
まっすぐな道。やっぱり広い。
遠くから鳥居が見えたので、よりみち。別海町にもありましたが、やっぱり北海道の神社は白い鳥居が多いです。
「八幡神社」。蝉の声が響きます。
音威子府山村都市交流センター、木遊館。
木遊館がある山側から駅側へは歩道橋があって、音威子府駅まで近道できます。
歩道橋からの風景。やっぱり広い。薄青い屋根のあたりが駅です。
反対側では、ラッセル車の整備が行われてました。もう冬支度なんですね。
黒が特徴の「音威子府そば」
ぐるっと一周して、音威子府駅に戻ってきました。そろそろ、駅の蕎麦屋「常盤軒」も開いている頃です。
天ぷらそばをいただきました。470円。「音威子府そば」は黒い麺が特徴的です。そばの実を皮ごと使っているので、黒いんだそうです。結構歯ごたえがあって、そばの香りが広がります。
列車の時間までゆっくり食べていると・・・
わんさか人がやってきます。一気にずらっとそばを求めて並びました。この行列の前に食べられてよかった。
時刻表には、この時間に到着する列車はないはずなのに、なぜこんなに人が?
駅には、「スターライトてしお」という列車が到着していました。
どうやら、企画列車のようで、こちらで途中下車して、音威子府そばを食べたみたいです。やっぱり、外せないイベントなんですね。
音威子府駅の向こう側のホームには木でできた汽車がありました。さすが、木工の街ですね。
ここからは、「特急宗谷」で一気に稚内へ。撮り鉄の皆さんは、しっかりと写真に収めていました。
音威子府駅ではかわいいようかい手々てんさんに出会いました。