熊本県宇城市|天草・佐賀・対馬のよりみち旅3〜天草へのアクセス「天草宝島ライン」で三角から松島港へ
JR三角線を走る観光特急「A列車で行こう」で三角駅まで行き、「天草宝島ライン」の船で上天草市の松島港に向かいました。
天草地方へのアクセス方法などもご紹介します。
日時:2018年8月〜9月
エリア:熊本県(宇城市、上天草市)
天草・佐賀・対馬をよりみち旅しました。
よりみちスポット
天草地方へのアクセス
今回の旅では、天草地方へ向かうのに、特急「A列車でいこう」で天草の玄関口の三角(みすみ)駅へ行き、そこから天草宝島ラインという船で、上天草前島の松島港へ向かいました。
他にもいくつか天草へのアクセス方法があるのでご紹介します。
1つ目は飛行機便です。
福岡空港や熊本空港から飛行機で天草空港へ向かう便があります。「天草エアライン」というローカル路線が運行しています。福岡から40分、熊本から35分で天草空港まで行けます。天草空港は、天草市の真ん中くらいにあるので、天草の中心地「本渡」や世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の「崎津教会」などによりみちするのに便利です。
2つ目はバス便です。
熊本からバスで向かう便があります。産交バスの快速バス「あまくさ号」などがあります。バスで向かう際は、「あまくさ乗り放題切符」がお得です。快速バスあまくさ号の往復と、天草でのバス乗り放題がセットになっています。2日間で4200円、3日間で5300円です。熊本駅から天草市の本渡まで往復するだけで4000円を超えますので、結構お得です。
3つ目は船便です。
いくつかの方面から船便が出てます。
・熊本の三角から松島(前島)と本渡(下島)を結ぶ、「天草宝島ライン」
・長崎の茂木港と富岡港を結ぶ、高速船「苓北観光汽船」
・長崎島原の口之津港と鬼池港を結ぶ、「島鉄フェリー」
・鹿児島の出水から「天草ロマンシャトルバス」で1時間のところにある蔵之元港と牛深港を結ぶ、「三和フェリー」。
五島列島便の廃止で一時話題になった、長崎から世界遺産の崎津へ直接行く便が期間限定で運行されていましたが、今は廃止されたみたいです。
などがあります。
今回の旅では、行きは熊本県三角から松島まで「天宝ライン」を、帰りは牛深から鹿児島県蔵之元港まで「三和フェリー」に乗ることにしました。
水戸岡氏デザインの三角駅
JR三角線の終着駅、三角駅に到着。どことなく西洋風な雰囲気がある建物です。九州の駅でよく見かけるあの方のデザインかな・・・と思って調べてみると、やはりそうでした。
JR九州の観光特急列車や各地の駅をデザインした水戸岡鋭治氏が、三角駅もデザインしました。ここまで乗ってきた「A列車で行こう」も水戸岡氏のデザインです。
「A列車で行こう」の運行に合わせて、駅舎を南蛮風に改装したそうです。
駅の至る所に「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化」をイメージした「南蛮」を感じます。
三角駅から三角港へ
三角駅からの風景。道路を隔てて向こう側に「三角東港広場」という公園があります。その向こうにはすぐ海が見えます。白い三角の建物は「海のピラミッドClub Pyrmid」で、展望台にもなっていて上に登れます。その白いピラミッドの向こうにフェリー乗り場があって、「天草宝島ライン」もここから乗れます。
ちなみに、ここから少し離れたところに「三角西港(旧三角港)」がありますが、お間違い無く。こちらは歩くと30分ほどかかります。明治20年に開港された「三角西港」は、明治日本の産業革命を支えた名残が今でも残っています。国重要文化財に指定されている「石積み埠頭」なども見られるので、よりみちするのに良さそうです。現在はフェリーなどは出ていないみたいです。
「三角東港広場」には広い芝生広場があります。上から見ると、円形になっています。フェリー乗り場までは芝生広場の周りにある白い日除屋根の道を進むと行けます。
三角港に到着。駅から歩いて3分くらいです。チケットは乗船場所で購入できます。また、インターネット予約もできます。チケット代金の支払いは乗船場所で乗る前に支払う感じです。観光シーズンは予約をしておいた方が安心です。
「海のピラミッドClub Pyrmid」に上る
フェリーの出航までまだ時間があったので、「海のピラミッドClub Pyrmid」にも登ってみました。白いピラミッドの外側にも螺旋状の道が見えます。
中も螺旋状に階段の道が上まで続いていました。まるで巻貝の中にいるみたいです。
「海のピラミッドClub Pyrmid」の上からの風景。天草へ続いていく海の風景や、三角駅の風景が見られます。爽やかな風が吹いていて気持ち良かったです。ただ、夏は暑いです。
下の受付で、レンタサイクルや、セグウェイの貸し出しもありました。セグウェイは、公園内だけで利用できます。
「天草宝島ライン」に乗船
海辺で岸壁に座ってのんびりと船を待ちます。日焼けが気になるという方は、「海のピラミッドClub Pyrmid」の中で待っていました。「天草宝島ライン」の船がやって来ました。
特急「A列車で行こうに乗ってきた人がみんな乗るのかなぁ〜と思っていたら、乗ったのは3組だけ。この便が最終便ですので、この後天草に泊まる人だけ乗る感じですね。しかも、最終便は途中の松島港までなので、余計に少ないかもしれません。
他の方は観光列車目当ての方だったり、バスや送迎の車に乗って行かれてたみたいです。
どこかでみたことのある雰囲気だと思ったら、やっぱり水戸岡氏デザインでした。ゆったりと外のベンチ席に座って風景を独占。
「松島港」に向けて出航。天草の地域の中でも、手前の島に当たる上天草市前島の松島港へは20分ほどの船旅です。
あっという間に「松島港」に到着。気持ちいい船旅でした。通常期の最終便はここまでですが、夏季はこの先の天草市下島の本渡港まで行ってくれます。
本日はこの上天草市前島の松島港周辺に宿泊です。