【超難問 PART.4】ピアノやってる人なら、これだけでも何の曲かわかる?! クラスター特集

ピアノやってる人なら、これだけでも何の曲かわかる?! PART.4 の答えと解説

第1問(超難問16)

答:ショスタコーヴィチ作曲 ピアノソナタ第1番 op.12

交響曲が有名なロシア(ソ連時代)の作曲家ショスタコーヴィチの作品です。若かりし頃、20歳で書いた「ピアノソナタ第1番」です。かなりアバンギャルドな作品で、ピアノを打楽器として使用しているかのような雰囲気の作品です。言論の自由を奪われた時代へ反発するかのように、かなりエネルギッシュです。

7分を超えたあたりに出てきます。ピアノの最低音あたりの音を手のひらでガンガンと強い音で弾きます。

ウーーノが、大阪のABCホールで演奏した時の演奏があるので、お聞きください。

第2問(超難問17)

答:ヘンリー・カウエル作曲 マノノーンの潮流

「トーンクラスター」といえば「カウエル」というくらい、近現代では有名な作曲家です。有名といっても、近現代好きな人の中では有名という程度です。クラシックから現代まで網羅している音楽史だと名前は出てくると思います。

音符で書いてある範囲を、腕を利用して全部押します。上にフラットが書いてあるところは、黒鍵のみを弾きます。ナチュラルが書いてあるところは白鍵のみを演奏します。黒鍵も白鍵も全部引いて欲しい時は、フラットとナチュラル両方を書きます。シャープとナチュラルを使う時もあります。

第3問(超難問18)

答:クルターク作曲 『遊び』より「チャイコフスキーを讃えて」

「クルターク」はハンガリーを代表する作曲家の一人です。気軽に音楽に触れて欲しい、気軽に楽譜に触れて欲しいというところから、その名も「遊び」というタイトルの曲集を作りました。音符というのは、ここの音を弾く・・・と限定しないといけないので、隣の音を弾いてしまったら、それだけで「間違い」になります。じゃあ、隣の音を弾いてもいいことにしよう! ということで、このあたりの音という感じで、書き殴ったような黒丸で音符を書いてあります。

書いてあるあたりを演奏すれば、成功です。黒丸の左側にシャープとナチュラルが書いてあるので、黒鍵と白鍵の両方を押さえます。

ちなみに「チャイコフスキーを讃えて」という曲は、チャイコフスキーで一番有名な作品、ピアノ協奏曲第1番の初めの部分をイメージしています。どことなくそんな雰囲気がします。プロのピアニストになった気分で遊んで弾いてみてくださいね。

第4問(超難問19)

答:バルトーク作曲 『戸外にて』より第4番「夜の音楽」

こちらもハンガリーを代表する作曲家「バルトーク」の作品です。「夜の音楽」では音を出すことであたりの静けさを表現しています。虫の音や、カエルの鳴き声、遠くで聞こえる民謡のメロディーが流れてきます。そして、突然その静けさを裂くように聞こえてくるのがこのクラスターです。

初めのクラスターは波波の線がついているので、アルペジオとして分散して下から弾いていきます。2つ目のクラスターは全部の音を一度に強く弾きます。

第5問(超難問20)

答:カステレード作曲 『セロニアス・モンクを讃えて』より第2番「ロックの啓示」

フランスの作曲家「カステレード」が、ロン・ティボー国際音楽コンクールの新曲課題のために作曲した作品です。ちょうどその頃に亡くなったジャズピアニスト「セロニアス・モンク」を追悼する感じで作られました。

第1番「ポートレート」ではセロニアス・モンクの作品「アラウンド・ザ・ミッドナイト」などのメロディーが思い出を語るように浮かんでは消えていきます。第2番ではピアノを打楽器のように使用して、強烈なリズムを刻んでいきます。そして最後に訪れるのがこのクラスターです。もうピアノを破壊するのではないかというくらいの凄まじい音の塊が押し寄せてきます。

他の作曲家の作品では、黒塗りと白抜きは、音の長さを表すことが多いですが、カステレードのこの作品では、黒塗りの音符は黒鍵を、白抜きの音符は白鍵を演奏します。

大学の卒業演奏で弾きましたが、超気持ちいいです。

楽譜の風景を眺めるというのも、楽しみ方の一つだと思います。ぜひ音楽も聴いてみてくださいね。

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