沖縄県国頭村|沖縄本島よりみち旅13〜奥地区へよりみち観光
沖縄本島の北端は辺戸岬にあります。辺戸岬から道なりにさらに奥へ進んでいったところにある地域がその名も「奥」といいます。奥の方にあるから「奥」と名付けたんでしょうね。
なかなか観光では訪れることのない地域ですが、よりみちしてみました。お茶を販売しているお店などがあり、意外とよりみちスポットの多いところでした。
日時:2020年1月〜2月
エリア:沖縄県(国頭郡国頭村)
沖縄本島に初よりみち。主に北部の名護市、本部町、今帰仁村、国頭村をめぐり、那覇市に戻りました。
よりみちスポット
国頭村営バスで、一番奥にある「奥地区」へ
国頭村営バスは、辺土名にある国頭村役場前の「辺土名バス停」から、各地へ走っています。何本かは時刻を決めて定期運行されていますが、午前中の10時と11時30分の便は、予約制のデマンドバスです。乗りたい場所と、降りたい場所を発車の1時間前までに電話で連絡します。距離に応じて100円〜800円を支払います。
今回の予定では、10時の第1便で「辺土名」から「奥」まで乗って、まず「奥地区」をよりみち。11時30分の便で「奥」から「大石林山」へ。その後、辺戸岬まで歩いて、定期便の奥線2便で16時34分に乗るというルートで1日よりみちして回りました。
国頭村営バスはこちらでご確認ください。
まずは「辺土名」から終点の「奥」までバスで向かいました。バスというよりは、ワゴン車での運行です。「辺土名」からはじめは乗ろうと思っていましたが、宿泊していた「オクマプライベートビーチ&リゾート」にも寄ってくれるということで、お願いしました。その後、別の方の予約が入っていたので、一度「辺土名」で乗客の方を待ちました。
道すがら乗る予約が入っている場合は、よりみちしてピックアップしていく感じで奥まで走っていきます。
乗客はウーーノを含めて3人。途中、地元の方が降りて、観光客の方が辺戸岬で降りました。
ひたすら海沿いの道をドライブする感じで走って、「奥」へ到着。30分ほどの乗車でした。
「奥」での乗り場は「奥共同店」の前です。本日月曜日は定休日でよりみちすることができるできませんでした。
そういえばこの地は「奥」で、宿泊していたところは「奥間」といいます。一番奥にあるから「奥」という名前で、その間にあるところなので「奥間」というんでしょうね。ふと思いました。
帰りのバスまで1時間30分の間で、奥地区をよりみちして回りました。
奥地区の街の風景
奥地区に入ってくるときに見えていました「ようこそ奥へ」。はるばるきた感があります。
もっとこじんまりしてるかと思ったら、思ったよりも開けていました。「奥簡易郵便局」の建物も、簡易とはいえ結構立派な建物です。
奥文化館。こちらの建物には、飲食店の「奥やんばる食堂」や宿泊施設「奥ヤンバルの里」があります。
「奥ヤンバルの里」は、沖縄民家風のコテージに泊まります。コテージのあたりは広場になっていて、走り回って遊ぶことができます。
「奥」の奥の方へ進みます。
細い路地と、沖縄屋根の建物が並ぶ住宅街がありました。
その先には「奥小学校」がありました。思っているより大きくて立派な小学校でした。建物の色合いが、沖縄を感じます。
奥小学校を過ぎると、海辺の奥漁港に出ました。
「オランダ錨」と看板に説明がある、錨のモニュメントがありました。明治七年に、暴風によって船体を破壊されて宜名真海岸に漂着した英国商船の錨だそうです。あれ?オランダはどこへいった?
海に2つの岩があります。「奥夫婦岩(タチントゥ)」と言って、2つの岩にしめ縄がかけられていました。
パーラー奥で「みやざと茶 奥みどり」
奥漁港から国道58号線の道へ向かうと、新しく作られた休憩スペースのようなところがありました。
「営業中」という旗が立っていました。「パーラー奥」という飲食店でした。そういえば、ここに来るまで、月曜日はほぼ定休日のところが多かったので、食べられるところにようやく出会えました。
そのほか看板には「銘茶みやさと茶」と書かれています。この地で、お茶の生産をされているみたいです。
メニューは何があるかなとみてみると、沖縄そば、ソーキソバ、チキンカレー、スパゲッティミートソース、本日のおすすめ、みやざと茶セットなどがありました。食券は使用禁止なので、その場でお支払いします。
券売機の横には、「みやざと茶屋」の「奥みどり」という銘柄のお茶がありました。ティーバッグになっているものと、茶葉そのままのものがありました。
沖縄そばとかを食べて行きたかったですが、バスの時間が迫っていて、今回は食べられませんでした。お茶飲んでってということで、一杯いただきました。濃くて、ほんのり旨味と甘味を感じて、おいしかったです。ホッと一息つけました。
お返しに、トイピアノでプチよりみちコンサート開催。ようかい手々てん発見しました。
せっかくなので、お土産に「奥みどり」購入しました。水出しもできるので、夏でも冬でもいいですね。
この後「奥共同店」に戻ると、自転車でツーリングしている方がいて、バスの運転手さんに「今日どこか食べられるところはないか」と尋ねていました。奥共同店も、奥やんばる食堂も定休日でしたから、困りますよね。
ウーーノが営業しているのを見つけた「パーラー奥」をご紹介しておきました。