【超難問 PART.5】ピアノやってる人なら、これだけでも何の曲かわかる?! ベートーヴェン・ピアノソナタ特集

ピアノやってる人なら、これだけでも何の曲かわかる?! PART.5 の答えと解説

第1問(超難問21)

答:ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第21番 op.53「ワルトシュタイン」

第2楽章に出てくるこの場面は、1指と5指を1オクターブ開いた状態で、グリッサンドします。「グリッサンド」というのは、鍵盤の上を滑らせるように弾く奏法です。指が小さい頃にグリッサンドをすると、摩擦で擦れて痛かったりするんですよね。

第2問(超難問22)

答:ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第26番 op.81a「告別」

各楽章にはそれぞれ表題のように「告別Das Lebewohl」、「不在Die Abwesenheit」、「再会Das Wiedersehen」と記されています。その第1楽章の終盤で出てくる楽譜です。音が全音符で伸ばされて、見た目にもちょっと寂しげな感じがします。

第3問(超難問23)

答:ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第3番 op.2-3

第1楽章の冒頭に出てくる3度の重音の連続。いきなり出てくるので、ここでつまずくと、この後の演奏に影響を及ぼします。緊張する場面ですが、逆にここさえ越えれば結構楽しく弾ける作品です。

第4問(超難問24)

答:ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第8番 op.13「悲愴」

第1楽章の2ページ目に出てきます。1ページ目が重々しくゆっくり弾くのに対して、2ページ目からは嵐のように速く過ぎ去っていきます。楽譜の見た目でいくと、1ページ目の方が横線が5本ある128分音符が出てきたりして一見難しそうに見えますが、2ページ目の方が確実に難しいです。楽譜の見た目に騙されない・・・というのを教えるのにはちょうどいい作品です。

第5問(超難問25)

答:ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ第32番 op.111

ベートーヴェンの最後のピアノソナタです。この曲中には、他にもおもしろい楽譜の風景がでてきます。32分の12拍子という珍しい表紙や、独特なリズムもあり、楽譜にかくと見た目が複雑になります。ぜひ眺めてみてくださいね。

楽譜の風景を眺めるというのも、楽しみ方の一つだと思います。ぜひ音楽も聴いてみてくださいね。

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