指の練習は、とりあえず〇〇〇〇と〇〇〇〇〇〇の2つをしよう
の答えは・・・
「レガート」と「ノンレガート」です。
「レガート」は滑らかにつなげて弾くこと。「ノンレガート」は、区切って弾くこと。「ノン」とついているので、「レガート」じゃないよということですよね。だから、「レガートだよ」と「レガートじゃないよ」の2種類しかないのは当たり前といえば、当たり前です。
要するに、2つの音を続けて弾く方法は、つなげるか、くぎるかの2択なんです。
ここで、「スタッカート」があるじゃないか・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ノンレガート」の内の1種類です。「ノンレガート」の中でも、「もっと短く伸ばしてくぎってね」という時に、音符の上か下に点をつけます。
ちなみに、音符の上や下に横棒をつけて表される「テヌート」も「ノンレガート」の1種類です。音をぎりぎりまで保つけど、レガートにはならないでね、というようなニュアンスです。もし区切ってほしくなかった場合は、そこにスラーを加えて書いてあるかと思います。
ハノンの練習曲で、この「レガート」と「ノンレガート」の2種類を練習するといいのですが、ウーーノのおすすめの練習方法をお伝えしておきます。第1部の1番〜20番を練習するときは、
2オクターブ同じ形が続くので、初めの1オクターブを「ノンレガート」、後の1オクターブを「レガート」で弾きます。
後半の下行形も、初めの1オクターブを「ノンレガート」、後の1オクターブを「レガート」で弾きます。
これで、1回弾くだけで2種類を全部練習することができます。♩=80 くらいの速さを目指してください。その他にも、指の練習をする時には注意することがいくつかありますが、個人個人で、症状が違うので、ちゃんと伝えようとすると、カウンセリングが必要になります。お医者さんに見せて、処方箋をもらうようなイメージです。ぜひ、ウーーノのレッスン受けてみてくださいね。ハノン特訓コースもそのうち開講します。
先に「ノンレガート」からはじめた方がいいのですが、その理由は・・・
のところでお伝えしようと思います。
さらに、ハノンの練習曲で、もっといい指の練習になるのが、調性を変えて弾いてみることです。例えば、♯や♭が1つでも入る調にするだけで、格段に練習のレベルがアップしますし、曲を弾く時にも有益になります。♯ファが入るト長調や、♭シが入るへ長調です。黒い鍵盤が入ってくることで、指の準備する位置が変わってきます。全部白い鍵盤で弾くよりも、いろんな指の配置を練習できます。鍵盤の奥行きにも気をつけるようになってきます。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
これにて今日のレッスンを終わります。 キーンコーンカーンコーン♪