大分県臼杵市|宮崎延岡よりみち旅5〜臼杵によりみち観光&グルメ
大分県臼杵市 によりみち
2024年1月のよりみちレポート
宮崎県延岡市でのストリートピアノ柿落とし演奏の後、大分県の臼杵市に初よりみちしました。臼杵城跡や、古い街並みが並ぶ臼杵には、レトロな建物やリノベーションして新しくなったフォトスポットなど、よりみちしたくなる場所が多くありました。国宝「臼杵石仏」が気になってよりみちした街ですが、街並みも素敵でした。延岡には旭化成の工場があり、町を歩くと、旭化成の煙突がよく見えます。
延岡駅から臼杵駅へ、コインロッカーなら駅より「臼杵市観光交流プラザ」ストリートピアノもあるよ
宮崎県延岡市は、宮崎県の北端の市で、大分県との県境にあります。大分側は佐伯市が隣接しています。延岡駅からJRで大分県へ行こうとすると、ほとんど普通列車がないので、佐伯駅までは日中、特急列車に乗車することになります。佐伯駅から先は普通列車も走っています。延岡駅から臼杵駅までは特急で1時間半ほどです。
「うすき」だけに「う❤️」。改札から階段を渡った2、3番線ホームに「う❤️」看板が立っています。 「う❤️」看板は、他にも古い街並みの中にある「サーラ・デ・うすき」の中庭にもあります。
今回臼杵駅によりみちようと思ったきっかけは、「国宝」があるということです。「国宝 臼杵石仏」です。臼杵駅のホームや臼杵駅前にも、石仏のレプリカが飾ってあります。「臼杵大仏」と言いそうになりますが、「大仏」ではなく「石仏」です。 後で発見したのですが、「臼杵大仏」というのも存在しました。国宝ではありませんが。こちらにもよりみちしたので、別によりみちレポートを書いておきます。
http://unozone.info/25496/
臼杵駅のロッカーに荷物を入れておこうと思いましたが、大きなサイズのものしかありません。中型500円、大型700円!しかも5個しかないです。駅の観光案内の方に聞いてみると、「臼杵市観光交流プラザ」にあるとのこと。「臼杵市観光交流プラザ」によりみちしてみると、これが正解でした。
臼杵駅から「臼杵市観光交流プラザ」までは徒歩10分ほど。臼杵駅前の道を北に少し向かうと「卯寅稲荷神社」の鳥居が見えてきます。「卯寅稲荷神社」は、「臼杵城跡」のある、小高い石垣の上にあります。後ほど「臼杵城跡」からよりみちしました。
この鳥居の道を行きます。「臼杵城跡」の南側の道をずっといきます。右手をみると、こんもり盛られたような土地の「臼杵城跡」がずっと見えます。途中に「料亭 山田屋」というふぐ料理のお店があります。ここがglobeのボーカル「KEIKO」さんの実家です。後で知ったのですが、素敵な建物だったので、たまたま写真を撮っていました。
臼杵駅から10分歩いて「臼杵市観光交流プラザ」に到着。コインロッカーありました。しかも「100円リターン式」!!!
ありがたいことに中型サイズと小型サイズもあります。施設の中ということで、「臼杵市観光交流プラザ」が開館している9時〜18時までの使用となります。
「臼杵市観光交流プラザ」にはストリートピアノもあります。昭和28年に臼杵市中心部に建設された『旧公民館ホール』で使用されていたピアノです。ヤマハのG7というモデルは流通数が極めて少ないレアなピアノで、装飾もされています。使用時はコンシェルジュカウンターに要申し出てから演奏できます。
この日は、オープンスペースで会議らしきことをしていたので、邪魔にならないように辞めておきました。
臼杵城跡と卯寅稲荷神社
「臼杵市観光交流プラザ」のコインロッカーに荷物を預けて、臼杵よりみち開始です。「臼杵市観光交流プラザ」の向かいにあるのが「臼杵城跡」です。春は桜が綺麗に咲きそうです。
台地の上にあるので、石垣の間の階段を上っていきます。「臼杵城跡」へはいくつか入り口があります。「臼杵市観光交流プラザ」向かいにあるのは「大手門」です。鐙坂を上って大門櫓へ。火事や明治維新での取り壊しと再建が繰り返されていて、現在の門は古写真等をもとに復元されたものです。
「臼杵城跡」は天守閣などなく、ほぼ平らな広場になっています。グラウンドもあり、グランドゴルフをされていました。こちらも春のお花見を楽しめそうです。
「臼杵城跡」の南東あたりにあるのが「卯寅口門脇櫓」。「臼杵城跡」に現存する藩政時代の建築物は、本丸にあるこの「卯寅口門脇櫓」のほかには、二の丸の「畳櫓」があるのみです。
「卯寅口門脇櫓」の横に赤い鳥居が並んでるのが見えます。こちらが最初に通ってきた「卯寅稲荷神社」への鳥居です。ここからも「臼杵城跡」へ入ることができます。
「臼杵城跡」は、犬の散歩をされている方など、市民の憩いの場という雰囲気のところでした。
石畳の「二王座歴史の道」と古い街並み
「臼杵城跡」から西側のエリアを歩くと、古い街並みと、石畳の道の風景が多く残っています。この岩畳の道は「二王座歴史の道」と呼ばれています。
臼杵城のお膝元に位置する二王座は、阿蘇山の火山灰が固まってできた凝灰岩の丘で、あちこちの岩を削り取って道を通しました。狭い路地のいたるところに城下町特有の面影が残っていて、高い石垣、重厚感のある瓦屋根、白壁の建物や多くの寺院が坂道沿いに長く続きます。
旧真光寺の前は「切り通し」と呼ばれる、臼杵を代表する景観のひとつです。圧巻の素敵な風景です。
特に、雨が降った後の濡れた石畳は雰囲気がありそうです。ただ、滑らないように気をつけないといけませんね。
くねくねと曲がりくねった道。細い路地。アップダウンの続く道。いろんな石畳の道があります。
「臼杵市観光交流プラザ」から西の方へ伸びる「八町大路(本町商店街)」も石畳になっていて、ここに古い街並みが続いています。飲食店や、フォトスポットも多くあります。
タイル壁画が素敵な 久家の大蔵
「八町大路」から少し北側にある「久家の大蔵」。1860年創業の造り酒屋、一の井手久家本店がかつて貯蔵庫として使用していた酒蔵です。蔵の外壁や内部に施されたポルトガルと臼杵の交流を表した装飾タイル壁画アズレージョの壁画は一見の価値が有ります。
中にも入ることができます。蔵の入り口すぐのところにも、タイル壁画が一面に施されています。その奥にも入れますが、今は何もない蔵の空間です。
Liefde cafe(リーフデカフェ) でランチ
石畳の道と古い街並みが続く「八町大路」にある「サーラ・デ・うすき」。大友宗麟時代に実在したといわれるノビシャド(修練院)をベースに作られた南蛮風の白い建物が印象的です。建物の中は、観光情報コーナーや休憩所になっています。
「サーラ」は、ポルトガル語で「居間」の意味。 2016年にリニューアルされ、中庭の周りに飲食店がいくつかできました。こちらにも「う❤️」看板があり、憩いの場のイメージがありますね。
「サーラ・デ・うすき」白い建物の中を通って中庭に出ると、すぐのところにあるのが「Liefde cafe(リーフデカフェ)」です。店内は結構広いです。
臼杵産の食材を使ったグルテンフリーのランチで、キーマカレーやガパオライス、オムハヤシなどがあります。その他ハンバーガーのメニューもあります。月曜日限定の「グリーンカレー」をいただきました。野菜がゴロゴロと乗っています。
ランチセットドリンクを別につけることもできますが、地元のクラフトコーラを使った「クラフトカボスコーラ」などのメニューも並びます。
Liefde cafe
りーふでかふぇ
〒875-0041 大分県臼杵市臼杵210−3 サーラデうすき内
定休日:木曜
カニ醤油の 味噌ソフトクリーム
「八町大路(本町商店街)」の古い街並みの中にある醤油屋「カニ醤油」。「蟹」かと思いきや「可児」でした。岐阜に「可児」という地名があり親近感がありましたが、実際に岐阜と関係があるそうです。
慶長4年(1599年)、美濃(岐阜県)の藩主・稲葉貞通の長子・稲葉典通公に従って入国した家臣・可兒孫右衛門とその子息・可兒傳蔵が、帯刀を許された商人として慶長5年(1600年)、臼杵本町に店舗を構えました。その店舗は「 鑰屋(かぎや) 」(現・カニ醤油)と称し、現在まで同じ場所と同じ建物で続いています。創業420年を迎えるそうです。 これはすごいですね!
駐車場が「カニ」になってるのが、なんだかお茶目です。
カニ醤油も気になりますが、テイクアウトができる「みそソフトクリーム」があります。400円。ミニカップ280円もあります。
ソフトクリーム自体は普通のソフトクリームで、上にのっているのが味噌ソースと味噌パウダーに味噌クランチ。一番近いイメージは、みたらし団子です。クランチのザクザク感がいい味を出しています。
お店の奥に椅子があって、イートインもできます。
カニ醤油
かにしょうゆ
〒875-0041 大分県臼杵市臼杵218番地
定休日:火曜