香川県直島町|瀬戸内国際芸術祭2010によりみち4〜直島の地中美術館と家プロジェクトへ
瀬戸内のアートの島といえば、直島がはじまりです。地中美術館や、李禹煥美術館、ベネッセハウス、家プロジェクトなど目白押しです。
この頃の地中美術館は、入るのがとても大変でした。まず、バスがとてつもなく混む、チケットの時間指定が早い者勝ちなので、どんどん時間が遅れていく。と、希望通りに行くことは大変でしたが、2019年現在は、オンライン予約で時間指定ができるようになってますので、少し楽になったかもしれません。
高松から直島へは、大きめのフェリーが運航していました。
日時:2010年9月
エリア:香川県(香川郡直島町)
5日間の日程で、岡山県や香川県の瀬戸内の島々で開催されていたアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」によりみちしました。宇野港、女木島、男木島、直島、小豆島、豊島、犬島を巡ります。
よりみちスポット
大型フェリーで直島へ、小さな出会い
高松から直島へは、大きなフェリーでの移動でした。気持ちのいい天気だったので、屋外に出て風に当たってると、小さな子に声をかけてもらえたので、船の上ではちょっとしたよりみちコンサート開催。小さな子から、「はい!」って枝豆のおにぎりいただきました!ありがと~♪美味しかったです。
混雑する地中美術館へ
始発のフェリーに乗りました。なぜか・・・地中美術館がおそろしくこんでいると聞いていたからです。みんな早めに行って、入場整理券を確保してからほかのところを見に行くそうです。
始発のフェリーでしたが、島に泊まっている人や、ほかの島からのフェリーのほうが先に着くなどあって、いつ入場できるのか、どきどき・・・。
地中美術館のチケットセンターに着くとやはり長蛇の列が。さて、いつはいれるかなぁ~・・・なんと、初回10時からの入場整理券の最後をゲット!超ラッキー☆でした。
中に入ると、入場を時間で制限しているだけあって、外の喧騒が嘘のようにゆったりしています。
地中美術館は【安藤忠雄】さんの設計。外観は外からは見えず、まさに地中です。ですが、暗いイメージではなく、うまく光を取り込んでいるといった感じ。 なので、日の光のありがたみを感じます。お日様って、こんなに明るいんだなぁ~
【ジェームズ・タレル:オープン・フィールド アフラム、ペール・ブルー】や、【ウォルター・デ・マリア:タイム/タイムレス/ノー・タイム】や、【クロード・モネ:睡蓮】など、こちらも光を感じる作品があります。 自然光をとりいれていたりするので、晴れの日、曇りの日、雨の日などで、また違った風景が広がるのだと思います。
見るのに疲れたら地中美術館内のカフェへ。空と海が目の前に広がります。ここから外にも出られて、気持ちがいいです。
直島を巡ると出会う海の風景
地中美術館からベネッセハウスの方面へはどこからでも海を眺める風景が続きます。
不覚にも、李禹煥美術館を通り越してしまい、最終日に行くことに。ベネッセハウス周辺によりみちして回りました。
世界で一番有名なカボチャ
直島のシンボルといってもいいほど有名な観光スポット【草間彌生:かぼちゃ】。一度でいいからベネッセハウスに宿泊してみたいものですね。
家プロジェクトと出会い
バスで本村に移動して、『家プロジェクト』によりみちしました。
【宮島達男:角屋/Sea of TAime’98(時の海)】は水面とその奥にうかびあがるデジタルカウンターの数字が印象的。こういうの僕は弱いんですよね。時を忘れてずっと見てしまいます。
ほかにも【ジェームズ・タレル:南寺/バックサイド・オブ・ザ・ムーン】という作品では、整理券がいるのでしたが、たまたま欠員が出てすぐに入ることができました。またまた超ラッキー☆ ごく微量の光を体験できます。そこに本当に存在しているのか、それとも本当はないのか・・・なんだか精神の修行をしている気にさせられます。
予約でしか見ることができない【内藤礼:きんざ/このことを】などもあるので、ぜひ今度は予約してみてみたいです。
トイピアノを弾きながらよりみちしてまわっていると、三輪車に乗った方々が・・・。お互いに「何をしているんですか?!」と質問の交換を。僕はもちろん「よりみちです。」と。 彼らは、『モノクロームサーカス:直島劇場』という舞台のためのワークショップをしているんだとか。ここにいるよ・・・といわれたので、彼らがいる古民家にいってみました。
「モノクロームサーカス」は京都を拠点に活動しているコンテンポラリーダンスカンパニーだそうですので、今度ふらっと京都によりみちしにいってみようかな。
一度目の直島滞在はここまで。小豆島に泊まりました。