岡山県岡山市|瀬戸内国際芸術祭2010によりみち6〜犬島を一緒にめぐる
唯一岡山県に所属している犬島は、豊島からの高速船か、岡山の宝伝港からの高速船しかなく、芸術祭期間中はかなり訪れるのが大変になる島です。現在は小豆島から直接行く便なども増えたようですが、芸術祭が終わると、再び2ルートのみになります。
犬島には、「犬島精錬所美術館」と「家プロジェクト」が主なアート作品です。小さな島なので、くまなくよりみちして回っても、3時間くらいあれば回れてしまいます。
日時:2010年9月
エリア:岡山県(岡山市・犬島)、香川県(小豆郡土庄町)
5日間の日程で、岡山県や香川県の瀬戸内の島々で開催されていたアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」によりみちしました。宇野港、女木島、男木島、直島、小豆島、豊島、犬島を巡ります。
よりみちスポット
大型フェリーで豊島へ、たまたま乗れた犬島便
小豆島から犬島に渡るために豊島へ。昨日出会った、塩尻のナンパ師公務員さんと一緒にフェリーに乗りました。昨日しこたまビールを飲みましたが、二人とも朝から元気でした。
ただ唯一あまり天気がさえない日でした。フェリーからの眺めもどんよりとしています。そんな天気が今日の運勢を表現しているかのようでした。
案の定、豊島に着いてみると、犬島への船は満員で、このあと増便を出すそうですが、いつくるかわかりません。犬島への高速船は、直島が始発なので、豊島を経由する時点で、ほぼ満員になってることも多いんです。他の方も、みなさん諦めて、豊島のアート作品を見に行くプランに変更されているようでした。
僕たち2人も、諦めて他のところで時間を潰そうかと相談していたところに船が。それほど時間をおかずに犬島行きの増便がきてくれました。これでほぼ予定通りに犬島へ。
真っ暗な道で風と光を感じる「犬島精錬所美術館」
無事に犬島に着いて、まずは【犬島アートプロジェクト「精錬所」】によりみち。入り口の看板の前で二人で写真を撮りました。なんと、服がピンク被り(笑)
銅の精錬所の跡地を使ったアートです。残されたレンガ造りの煙突がにょきにょきとたっています。まさに廃墟。これこそRPGに登場してきそうです。 なんだか、日常から切り離された一部を見ているみたいです。こういうところで、アートを感じるんですね。「アートは受け取る側の心の中に存在する」。廃墟と見るかアートと見るかは受け取る側如何です。
「精錬所」内部ではとても不思議な体験ができます。3D映画って、手をのばせばつかめそうですが、つかめませんよね。そんな感じです。光と風を感じます。そして、建物内部に吹く風は、どことなく悲しい。地下に閉じ込められたらこんな気持ちになるのかなぁ。
点在する家プロジェクト
精錬所を後にして、家プロジェクトへ。展示の場所が点在しているので、必然と島巡りをする形になる。次はどんなのがあるのかな、と期待をしながら歩くのが楽しいですね。 しかも、チケットがおしゃれ。
黒い壁の建物
犬島を歩くと気になるのが、黒い色の建物が多い。チケットセンターの建物も真っ黒でした。よく見てみると・・・。わかりますか?表面が焼けている木を使っているんです。 木の焦げた色が黒くて、その材木を使っているので黒い建物が多いんですね。でも、なぜ黒くしているのでしょうね。
豊島に戻って、本日の旅のお供をしてくれた彼とお別れです。またどこかでお会いしましょう!