ウーーノ★ノーート 003

楽譜のおはなし「ト音記号」と「ヘ音記号」 その1


まずは上の記号を見てみてください。

5本の線が書いてあって、最初ににょろにょろっとした記号が書いてあって、そして5本の線以外に線を加えた白抜きの丸が書いてあります。

この記号を見て、「これはドの音が書いてあるんだ」という方・・・ちゃんと、音楽の授業で習ったことが今に生かされてますね!

この記号を見て、「なんか変だ」と思われた方・・・とても観察力がありますね!

そうなんです。実は上の楽譜「ド」の音ではないんです。音楽の授業をちゃんと習ってきた方の目には、「ド」の音を表しているようにしか見えないはずなんです。

実は・・・





上の記号が実際に表しているのは・・・


「ミ」の音です。?と思われた方も多いと思いますが、まぎれもなく「ミ」の音を伝えています。

では、せっかくなので「ド」の音も表してみましょう。

さて、「ド」を表す楽譜を書いてみました。2つを比べてみていかがでしょうか。音を示す○の位置は変わっていませんね。何が変わっているかというと、 五本の線の左に書いてあるにょろにょろっとした記号。名前が「ト音記号(英:G clef)」という記号の書いてある位置が微妙に違います。 ですから、この「ト音記号」の意味を知っておくことが大切です。

「ト音記号」つまり、「ト」の「音」を表した「記号」という意味です。「ト」の音といわれてパッと思い浮かびますか?

知らないと、「ド」の音から点々を無くしただけ・・・と思われてしまうかもしれませんが、そもそも「ドレミ」の「ド」って何でしょう?

みなさんは知らないうちに外国語を習っていたんです。

「ドレミファソラシド」というのは、ローマ字でもおなじみ、イタリアの言葉です。 日本語に直すと「ハニホヘトイロハ」。英語だと「CDEFGABC」です。

これで分かってきましたか?「ト音記号」とは、「ソの音」を表す記号。英語だと「Gの音」を表す記号です。ト音記号の書きはじめ位置が「ソ」の音になりますよ・・・と教えてくれます。

上の楽譜でいうと、赤丸(下から二本目の線)のところが「ソ」の音になります。

ちなみに、ト音記号がなぜこんなへんてこな形に書くのか・・・ヒントは英語だと「G」というところです。特に「G」を筆記体で書いたときなどは、とても似ています。 ですから、ト音記号のもとは「G」というアルファベットからできているのです。

さて、そろそろ気づかれる方もみえるのではないでしょうか。もう一つ、ト音記号と同じように使われる記号がありますね。「ヘ音記号」です。 「へ」の音はイタリア語だと「ファ」になります。

上の楽譜だと、書きはじめの赤丸(上から二本目の線)のところが「ファ」の音になります。

英語だと「F」ですから・・・

こちらのほうが、Gのときよりも似てる感じがしますね。

ということで、まとめると、五線の中で「ト音記号」は「ソ」の音の位置を、「ヘ音記号」は「ファ」の音の位置を伝えてくれる記号だということです。 ですから、位置をずらして書くこともできるんですね。

そこで疑問が出てきます。

ピアノで使う楽譜には、なぜ同じ位置にト音記号(下から2本目の線から書き始める)とヘ音記号(上から2本目の線から書き始める)を書いているのか・・・ということです。

・・・つづく

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