新潟県佐渡市|2016年夏のよりみち旅7〜佐渡ヶ島の相川地区へ、フォトジェニックな北沢浮遊選鉱場跡と佐渡金山

新潟県の佐渡島を4日間よりみちして回りました。小木から佐渡島の北に行く途中の海岸沿いにある相川地区へよりみちしました。

相川地区には、佐渡金山跡があります。そのほかにも、「ブラタモリ」でも紹介されたフォトジェニックな北沢浮遊選鉱場跡もあります。

【よりみちレポート】新潟県佐渡市|2016年夏のよりみち旅7〜佐渡ヶ島の相川地区へ、フォトジェニックな北沢浮遊選鉱場跡と佐渡金山

日時:2016年8月
エリア:新潟県(佐渡市)

2016年夏のよりみち旅は、長野県、新潟県、秋田県、山形県をよりみちしてまわりました。

よりみちスポット

小木から相川へ

小木から相川までは佐和田バスターミナルで乗り換える便が多いのですが、たまたま直通バスに乗れました。小木から相川支所までは1時間半ほどかかります。

佐渡のバス移動は乗り放題券を利用して、どれだけでも乗れますが、バス料金は840円で打ち止めになるみたいです。だから、直通バスに乗れたら、超お得です。

フリー切符なので今回は関係ないですけど、ありがたい料金設定ですね。

小木から相川までは、途中から佐渡ヶ島の西側の海岸沿いをいきます。向こう岸の右側に見える街が佐和田の街です。別の日によりみちしました。

ここを通り越して、向こう岸に見える山を越えたあたりに相川地区があります。そこまではほぼ海沿いを行きます。

1時間半の乗車で相川支所に到着。もう日が傾いてきて、写真を撮ると自分の影が映り込みます。

夕日に赤く染まる「北沢浮遊選鉱場跡」へ

夕日がまぶしいです。明日は雨の予報が信じられないくらいです。住宅街を流れる川沿いの道を行きます。

「相川郷土博物館」や「相川技能伝承展示館」の建物の脇を奥へと入っていくと現れるのが、「北沢浮遊選鉱場跡」です。金銀などの鉱物の採取をするための施設です。

この辺り、相川の北沢地区には発電所やシックナーなど鉱山の近代化に貢献した施設群が密集しています。もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を金銀の採取に応用し、日本で初めて実用化に成功したものです。戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、「東洋一」ともうたわれていたそうです。

「シックナー」の施設。液体中に混じる固体粒子を分離する装置。上下水道・廃水処理・化学工業などに用いられています。

現在は廃墟となっていますが、丸みを帯びた建築がギリシャの神殿のような雰囲気で素敵です。

北沢浮遊選鉱場跡が夕日に映えてます。

ちょうどウーーノが訪れた少し後に、ブラタモリで紹介されていました。

こちらの風景が、【ウノゾーン通信2019年9月10月号】の表紙の「ここどこ?」写真でした。チラシを見た皆さんに「外国みたい」と言われることが多かった写真です。

夕日がきれいです。佐渡の夕日はきれいだと聞いていたので、見れてよかったです。翌日は雨予報・・・

相川で宿泊したコスパのいい「ホテルみやこ」

相川地区での宿泊は、バスで下車した相川支所近くの「ホテルみやこ」に泊まりました。

外からの見た目は、大丈夫か・・・という感じですが、中はいたって普通ですし、何よりコスパはとてもいいと思います。海近くで潮風にさらされているので、それに耐えてきた姿です。

中のイメージは、ビジネスホテルと旅館の中間という感じです。和室10畳でトイレ付きのお部屋が基本です。大浴場もあります。

夜の食事も、一通りの懐石くらいの品数は出てきます。刺身に揚げ物、魚のカマ焼きに、焼き物。お酒も進みそうな品々で、満足の内容です。

シンプルですが、ザ・朝食という感じのメニューです。

これで8000円を切ってくるとありがたいですね。バス停にも近いので「ホテルみやこ」オススメです。

佐渡金山へよりみち

翌日は見事に曇天。朝方はまだ雨が降ってませんでした。相川支所で荷物を預かっていただけました。ありがたい。

相川支所からバスで佐渡金山へ。「金山ぐるりん」というバスと、路線バスがありますが、路線バスの方は金山行きという情報が少ないので乗るときは注意してくださいね。バスの運転手さんなどに確認した方がいいかもしれません。

「佐渡金山」へ。道すがら「佐渡奉行所跡」などもありましたが、雨がとうとう降ってきたので。よりみちはカット。金山はほとんどが屋内の観光になるので、雨が降っても問題なく観光できました。いくつかは屋外の展示のものもあるので、雨だと傘をさしていく場所もあります。

「佐渡金山」では2つの坑道を見て回れます。1つは明治以降に掘られた「道遊坑」。坑道自体の見学をします。もう1つは江戸時代に掘られた「宗太夫坑」。こちらは人形で当時の様子を紹介しています。

チケットも別々になってます。片方だけ見ることできますし、セットで両方見ることもできます。片方だと900円。両方だと1400円でお得です。

まずは明治以降に掘られた「道遊坑」へ。坑道内はカメラのレンズがすぐ曇ってしまうくらい湿気が多いです。その分モヤがかかって幻想的です。

坑道内には昔使われたトロッコの線路などが残されています。

ゆっくり写真を撮りながら30分ほどで道遊坑の出口へ。

ここから外の展示へ行くことができますが、今回は省略。湿気で道路にも靄がかかっています

昔採掘の際に使用されていたトロッコなどの展示もあります。

続いて江戸時代に掘られた「宗太夫坑」へ。足元の階段や道はきれいに整備されていますが、周りの壁はゴツゴツしています。手掘り感がしますね。

「宗太夫坑」は、採掘の様子が人形たちで表現されています。坑道内での休憩の様子や、作業の様子などいろいろ見て回れます。お茶目な人形たちで溢れています。

金山で金をいただく「金粉ソフトクリーム」

金山の見学の後は、売店に戻って「金粉ソフトクリーム」をいただきました。贅沢な雰囲気を味わえます。バスのフリー切符で割引がありました。

金山の売店で遭遇したようかい手々てん。きれいに揃ってます。

金山ぐるりんバスで相川支所に戻りました。

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