新潟県新発田市|2016年夏のよりみち旅16〜新発田城と猛々しい新発田祭り

新潟市を後にして、北へと向かいます。新潟県の北部にある新発田市によりみち。

街に人気がなかったので、びっくりしましたが、ちょうど訪れた日は「新発田祭り」が開催される日で、その会場にみなさんが集まっているところでした。夜になって「台輪」と呼ばれる山車が揃い、台輪を地面に叩きつけるという勇壮で荒々しいお祭りでした。

お祭りが始まる前に新発田の街をめぐり、新発田城跡などによりみちしました。

【よりみちレポート】新潟県新発田市|2016年夏のよりみち旅16〜新発田城と猛々しい新発田祭り

日時:2016年8月
エリア:新潟県(新発田市)

2016年夏のよりみち旅は、長野県、新潟県、秋田県、山形県をよりみちしてまわりました。

よりみちスポット

新潟駅から新発田駅へのアクセス

新潟から北のほうにある町の、新発田市に向かいます。新潟駅から新発田駅までは、JR白新線の普通列車で40分ほど。特急だと25分ほどの乗車です。

「新発田」とかいて「しばた」と読みます。難読地名ですね。

新発田駅に到着。駅舎はお城や蔵をイメージした建物です。

ちょうど訪れた日は「新発田祭り」の最終日でした。新発田祭りは、8月のお盆明けの頃から2週間ほど続くお祭りです。駅前からもうお祭りムードでした。

新発田駅からすぐのところにある「諏訪神社」。こちらが新発田祭りの会場の一つです。

諏訪神社の境内には「台輪」と呼ばれる山車が並んでいました。新発田の街の各地域からお祭りとともに集まってきます。最終日の今日はその台輪が各地域へと帰っていきます。

夕方頃から「帰り台輪」があるということで、先に新発田の街をよりみちして回りました。

新発田駅から新発田城の街の風景

駅からアーケード街がありましたが、街に人がいない。わかってはいましたが、静けさに包まれます。そりゃ祭りですもんね。みんな祭りに行ってます。お店もズラーっと閉まってます。

「新発田市役所」へ。訪れた時はちょうど新庁舎の工事中でした。2017年に新しい庁舎の方へ変わったそうです。

広い芝生広場がある「アイネスしばた」。旧新発田病院の跡地にできた公園です。

「アイネスしばた」の公園を超えたところにお堀があり、お城の雰囲気が出てきます。

新発田城の表門をくぐって中へ入ります。入り口のところにガイドの方がみえるので、案内していただくこともできます。

新発田城は天守閣は残っていませんが、「本丸辰巳櫓」を見学できます。入場は無料です。中は資料館のようになっています。

新発田城を案内してくれた、ようかい手々てん。天守閣の再建を目指しているそうです。

お堀の外も城址公園になっていて、そちらから大きめの「三階櫓」を外から眺めることができます。こちらは、自衛隊の敷地内にあるため、中には入れないんだとか。

味のある松と、規則的に並んだベンチが、なんとも言えません。

食感が心地よい「スギサキの冷菓」

新発田城表門の向かい側に、お土産物・お休み処「安兵衛茶屋」があります。こちらで休憩しました。

ラムネで一息つこうと思っていて、ふと目に入ったのが、冷凍庫に入った「スギサキの冷菓」です。「スギサキの冷菓」を作っている「杉崎茶氷店」は、新発田駅から新発田市役所へ続く道をそのまま20分ほど歩くとあります。

いわゆるアイスモナカですね。アイスクリームというよりは、しゃりしゃりとしていて、シャーベットに近い食感です。暑いにはもってこいですね。130円。

新発田祭りのクライマックス「帰り台輪」

そろそろ日が暮れてきたので、祭りが行われる「諏訪神社」に戻ります。お祭り会場に近づくにつれ、お祭りの雰囲気が出てきます。「わ組 台輪の意地と伝統」。「意地」が必要なお祭りなんですね。

アーケードに金魚の飾りがかけられていました。幼稚園の子たちが作ったそうです。可愛いですね。

新発田祭りではお祭りの期間中、金魚が乗っている山車「金魚台輪」が各地域を回るそうです。金魚台輪というと、唐津くんちにもありますね。

城下町の雰囲気が残るところもあります。新発田藩主の下屋敷「清水園」。

「諏訪神社」に戻って来ると、祭りの熱気が増してました。「わ組」の法被を来た男衆が大勢います。日が暮れてきて、もうすぐ新発田祭りのクライマックス「帰り台輪」が始まります。

男衆が山車を引き始めました。と次の瞬間・・・

山車の前方が浮いています。男衆がその場で山車を回しながら、片方を浮かして、地面に打ち付けるを繰り返してます。山車は大丈夫か?乗ってる人も大丈夫か?というくらい激しく打ち付けます。

ちょっと面白い。

諏訪神社の境内のあちこちで山車を打ち付けながら、どんどん引かれていきます。いい具合に日が暮れて来ました。

山車が通った後は、車輪が擦れた跡が道路に残っています。そりゃこうなりますわな。

でもこの道に残った後が、夏の終わりを告げているかのようです。こうして、台輪たちは各地区に帰っていきます。

せっかくなので、ちょっとだけお祭り気分。新潟限定ビイル樽生「風味爽快ニシテ」。美味しかった!

夜中0時を過ぎても、この賑わいでした。明日は平日だぞ。お祭りの日はそんなこと関係ないかな。

夏の終わりを感じるお祭りでした。

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