山形県山形市|2016年夏のよりみち旅22〜山形駅周辺で素敵な建物をめぐる

秋田から大移動して山形へ。山形市をよりみちして回りました。

山形駅西口には「霞城セントラル」や「山形テルサ」など大きな建物があります。また、山形城跡の発掘調査をしている霞城公園もあります。

山形駅東口は、「山形駅前通り商店街」や「七日町商店街」などの繁華街があります。山形市役所の近くには「文翔館」という思わず写真におさめたくなる、レトロな建物があります。

【よりみちレポート】山形県山形市|2016年夏のよりみち旅22〜山形駅周辺で素敵な建物をめぐる

日時:2016年8月〜9月
エリア:秋田県(秋田市)、山形県(山形市)

2016年夏のよりみち旅は、長野県、新潟県、秋田県、山形県をよりみちしてまわりました。

よりみちスポット

秋田駅から山形駅へのアクセス、秋田駅の駅弁「日本海たこびより」をいただく

秋田から山形へ大移動。秋田と山形って近そうなイメージがありますが、列車で乗り継いで4時間もかかります。終電は18時です。秋田から新幹線「こまち」で1駅「大曲駅」へ。そこからJR奥羽本線に乗り換えて、山形へ。途中の「新庄駅」で乗り継ぎをします。

まずは新幹線「こまち」で大曲駅へ。目に鮮やかな、稲穂色のシートです。

秋田駅で購入した駅弁「秋田日本海たこびより」をいただきました。タコミンチの入った「たこバーグ」、ご飯の上には「たこそぼろ」、「たこのうま煮」に「たこマリネ」とタコづくしの内容です。

たこの食感もいいですね。たこの旨味がたっぷり詰まった駅弁でした。今はたこが不良なので、もしかしたら無くなってしまったかもしれません。

30分ほどの乗車で1駅「大曲駅」へ。大曲駅でJR奥羽本線に乗り換え。途中の新庄で乗り継いで山形駅へ。

どんどんと乗客が減っていき、ついには列車が3両あって、乗客3人。一人で一両ずつ独占です。

山形駅に着いたのは夜22時頃でした。翌日、山形市をよりみちして回りました。

大型施設「山形テルサ」「霞城セントラル」がある山形駅西口

山形駅の西口は、駅前が開けています。南の方を見てみると、芝生の向こうに見えるのが「山形テルサ」。大きな音楽ホールなどがある文化施設です。みんなが通ったであろう道が目に見えます。

北のほうをみると、背の高いビルがあります。こちらが「霞城セントラル」。官民複合型高層ビルで、商業施設や山形県産業科学館やホテル、最上階には展望フロアもあります。せっかくなので展望フロアまでのぼってみました。

霞城セントラル展望階からの眺め。山形市は結構内陸にある都市なので、周りを高い山に囲まれているのがよくわかりますね。

発掘調査中の霞城公園へ

霞城セントラルから少し北へ行くと、山形城跡がある霞城公園です。霞城セントラルの前に可愛い形の木があるポケットパークがありました。霞城公園に向かいます。

霞城公園のお堀と石垣。お堀の大きさをみてみると、元々は大きな城だった雰囲気がします。

霞城公園には、現存しているお城はありません。現在発掘作業中とのことでした。

出羽の関ヶ原合戦「長谷堂合戦」で城郭が霞で隠れて見えなかったことから「霞ケ城」とも呼ばれていたそうです。

本丸一文字門。石垣が立派です。

第11代城主最上義光の銅像がありました。空を駆け巡っているようです。

二ノ丸東大手門は史実に基づいて木造建築で1991年に復元されました。大きく立派な門です。

山形駅東口の「駅前通り商店街」から「七日町商店街」へ

反対側の山形駅東口へ。こちらの方が繁華街になっています。ここから北東の方にある山形市役所あたりまでよりみちします。

山形駅から東の方へ「駅前通り商店街」が伸びています。福島県の郡山を訪れた時も多かったのですが、横に長い建物の一階にいくつかの店舗が並んでいるというところが多くありました。

一本細い路地に入ってみると、夜賑わいそうな歓楽街です。向こう側見える高い建物が、西口の「霞城セントラル」です。

山形駅前に十字屋山形店がありましたが、2018年1月で閉店となりました。創業からは95年で幕を下ろしました。

駅前通り商店街を超えて、七日町商店街へと向かう北向きの道に来ました。歩いてみると、レトロな雰囲気の建物に出会えます。

旬産旬食をテーマとした「山形まるごと館 紅の蔵」。蕎麦屋やカフェ、産直市場などがあります。

古池小児科・皮膚科医院。味のある石造りの建物です。看板の「医院」が旧字になっているのもいいですね。

秋田も、山形も、一方通行の道路が多いですね。そして、自転車専用道路も結構整備されてました。

七日町商店街には、レトロな雰囲気の場所もあります。「水の町屋七日町御殿堰」。

「御殿堰」は約400年前に、山形城主の鳥居忠政が山形の町の生活用水や農業用水を確保するために作られた「山形五堰」のひとつです。カフェや雑貨のお店が並んでいます。

レトロとモダンが同居している、そんな雰囲気でした。

色鮮やかな大正レトロ「文翔館」

七日町商店街を抜けた突き当たりに、素敵な庭がありました。レトロというか、日本ではないような雰囲気で、西洋のつくりです。しかも、昔にタイムスリップしたような空間です。

「文翔館」という建物で、山形県の旧県庁舎です。重厚感のある建物です。

大正5年に建てられた英国近世復興様式のレンガ造りの建物です。大正初期の洋風建築を代表する貴重な遺構として、昭和59年、国の重要文化財に指定されました。なんと、無料で中を見学できるんです。入口あたりにボランティアのガイドさんもいて、こちらもお願いすれば、無料で案内していただけます。

部屋がいくつもありますが、壁の装飾を見ると、誰のための部屋かというのがわかるそうです。庶民は入れなかった部屋があるわけですね。

こちらの風景が、【ウノゾーン通信2016年11月12月号】の表紙の「ここどこ?」写真でした。

色合いや、光の具合が素敵です。手すりの彫刻なども、細かいです。

紅花染。綺麗な紅色の着物です。こういった展示もあります。

廊下の床に使用している素材も、特別なものなんだそうです。柱の丸い縁取りなどおしゃれですね。

石造りの建物と煉瓦造りの建物をつなぐ廊下。こちらも雰囲気のある廊下です。

ピアノが置いてあって、演奏会などもできるそうです。この時は、山形ビエンナーレの準備で入れませんでした。

ハートの柄が入っている柱もあります。探してみてくださいね。

外も山形ビエンナーレの展示の準備中です。

案内していただいた、ようかい手々てんさん。

はじめ「文翔館」によりみちする予定ではなかったのですが、よりみちしてよかったです。写真に収めたくなる場所が多い、素敵な場所でした。

前菜など取り放題のランチ「SUEHIRO」

レトロな建物が多い七日町商店街の南端くらいにある居酒屋「SUEHIRO」でランチをいただきました。外に「冷たい肉そば」の旗があるので、こちらを注文。

暑いと食欲がなくなりますが、冷たいお蕎麦でさっぱりとがっつりの両方をいただけました。これでスタミナつけられそうです。

そしてありがたいのが、漬物やサラダとゆで卵が取り放題です。

大正ロマンとモダンが同居する山形へよりみちの参考にしていただければと思います。

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