福島県会津若松市|福島よりみち3〜歴史を辿る「会津若松」の市街地へよりみち観光

福島県猪苗代湖から会津若松へよりみち。白虎隊の史跡や古い町並みが街のあちこちにあるので、よりみちしながら巡ってみました。

【よりみちレポート】福島県会津若松市|福島よりみち3〜歴史を辿る「会津若松」の市街地へよりみち観光

日時:2016年10月
エリア:福島県(会津若松市)

福島県へ初よりみち。郡山市、猪苗代町、会津若松市と会津鉄道沿いによりみちしました。

よりみちスポット

猪苗代駅から会津若松駅へのアクセス、お得なフリー切符

会津若松駅に到着。城下町をイメージした屋根のある駅舎です。猪苗代駅から会津若松駅まではJR磐越西線で30分ほどです。

会津若松駅前で白虎隊がお出迎え。「白虎隊」は、会津戦争の時に会津藩が組織した、16歳から17歳の武家の男子によって構成された部隊です。会津若松の町の各地にその足跡が残されています。

そして、向こうのほうに、会津地方の郷土玩具「赤べこ」が見えます。巨大赤べこです。

会津若松駅では終点を表す車両留めがあります。JR磐越西線は郡山から会津若松まで来ると、ここでUターンする感じで、喜多方駅の方へ向かいます。そのほか、新潟の魚沼の方へ抜けていく「只見線」や、会津鉄道線の出発駅にもなっています。

会津地方を巡る回るなら「会津ぐるっとカード」がオススメです。JRだけでなく、各方面のバス路線や、会津鉄道にも乗れます。2日間で2720円。

【会津ぐるっとカード】

会津東山温泉の「御宿東鳳」で郷土料理を味わえるバイキング

どこか温泉に泊まろうと思って見つけた、「会津東山温泉 御宿東鳳」へ。会津若松駅からは送迎がありました。車で15分ほど行った山間にあります。

ここの決め手は、お風呂の雰囲気と料理のヴァリエーションです。

1名でも泊まれる洋室があるのはとてもありがたい。雰囲気がいいホテルですが、意外とお得な宿泊料金です。

お風呂も素敵です。お湯は弱アルカリ性の硫酸塩泉。棚田風になっている露天風呂からは、星空が広がり、眼下には山間から望む町の夜景が綺麗に見えます。

夕食のバイキングも素敵な料理が並びます。食事の制限時間を少し短めの90分にすることで、なかなかホテルのバイキングではお目にかからないメニューも並びます。

会津と言うと、「馬刺し」。お寿司のラインナップに、馬刺しのお寿司も並びます。馬刺しが食べ放題なのは珍しいですね。そして、季節物で、松茸の入った蒸し物もありました。

お酒を嗜む方には、飲み放題のプランもあります。

90分ですが、なかなか贅沢な時間を過ごせると思います。

会津東山温泉の風情ある温泉街の風景

会津東山温泉には、20ほどの宿泊施設があります。「会津東山温泉 御宿東鳳」が東山温泉の温泉街より手前の入り口あたりにあるので、奥の温泉街へとよりみちしてみました。山間にあるので、奥に行くと坂を登っていく感じになります。バスでもいくことができます。奥の温泉街あたりのバス停が「東山温泉駅」バス停です。

「会津東山温泉 御宿東鳳」へは「院内」バス停が一番近いです。

山間に「湯川」と言う川が流れていて、川の流れに沿って道があります。この湯川沿いに温泉の宿泊施設も並びます。

ちょっとした森林浴と川の流れの音に癒されながら坂を登っていきます。

国の登録有形文化財になっている歴史的な建物の宿「向瀧」。なかなか風情があります。温泉街にはあまりお店はありませんが、風情のある景色を見ながら散策するのにはとてもいいところだと思います。

写真映えする「なまこ壁」が印象的な「会津武家屋敷」

会津の街は結構広くて、ガイド冊子を見てみると、よりみちしてみたいところが街の至る所にあります。見所が多くて迷ってしまいます。

観光地を巡ってくれる「ハイカラさん」や「あかべぇ」のバスもうまく利用して、会津若松の町をよりみちして回ります。

まずは「会津武家屋敷」へよりみち。

会津武士道を中心とした会津の歴史、文化の伝承と発信を使命とする施設が「歴史感動ミュージアム会津武家屋敷」です。

思わず写真を撮りたくなるスポットが満載。特に、なまこ壁の風景がきれいです。

この白壁の建物で、綾瀬はるかさんもポスター撮影したそうです。

「飯盛山」の「さざえ堂」と「白虎隊自刃の地」

「会津武家屋敷」から北へバスで移動して、「飯盛山」へよりみち。山の麓には、お土産物屋などが並びます。このあたりには「白虎隊記念館」や「白虎隊伝承史学館」などの白虎隊に関する資料館もあります。

山の上には「白虎隊自害の地」や、面白い形をしたお寺があります。山の上まで階段を登るので、階段がきつい方のために、「飯盛山動く坂道」があります。帰りは歩くことになりますが、上りはスロープコンベアで楽にのぼれます。片道250円。

面白い形をしたお寺の建物というのが「会津さざえ堂」です。前から行ってみたかったところでした。サザエの殻のような螺旋系の形をしています。訪れる数ヶ月前に、ブラタモリでタモリさんも来てたんだとか。

もともとは飯盛山に正宗寺があって、寛政8年(1796)に、その和尚さんが建てたのが、この「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」、通称「さざえ堂」です。重要文化財指定名称は「旧正宗寺三匝堂」です。

外からの見た目も素敵ですが、中も面白いです。

上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りできるという世界にも珍しい建築様式です。

さざえ堂までの階段です。このくらい登ります。「動く坂道」使いたいですか?

さざえ堂のさらに奥にあるのが「白虎隊自刃の地」。「白虎隊の像」が何かを眺めています。その目の先にあるのは、はるかに見える鶴ヶ城(若松城)を望んでいます。その鶴ヶ城に寄り道してみました。

復元された大きな城「鶴ヶ城」

会津若松市の真ん中にある「鶴ヶ城(若松城)」。茶室麟閣共通券で520円です。お城だけの入場料は410円。

至徳元年(1384)葦名直盛がはじめて館を築き、難攻不落の名城とうたわれた鶴ヶ城。戊辰の戦争で一ヵ月の籠城も、城は落ちませんでした。明治7年に石垣だけを残して取り壊されました。昭和40年に再建され、平成23年に、幕末時代の瓦(赤瓦)をまとった日本で唯一の天守閣となりました。

5階層ある城の上からの眺め。会津若松の街が一望できます。

長い廊下になっている、「南走長屋・干飯櫓」も復元されました。「干飯櫓」は食料庫として使われていました。

鶴ヶ城にある「茶室麟閣」。麟閣のみの入場料は210円です。千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室があります。

茶室麟閣では、庭を眺めながらお抹茶もお楽しみ頂けます。

あとで知ったのだが、「荒城の月」は、青葉城と、ここ鶴ヶ城をモデルにしてるんだとか。その歌碑があった・・・らしい(笑)

鶴ヶ城近くにある懐かしい味のパン屋さん「吉田ベーカリー」

鶴ヶ城近くの「會津風雅堂」の向かい側にある小さなパン屋さんがありました。「吉田ベーカリー」は創業60年で、開業同時から手づくりで懐かしい味のパン屋さん。45年間学校給食のパンも作られていたということで、どことなく並んでいるパンも、給食に出てきそうな雰囲気です。

さつま芋のパンをいただきました。さつま芋のあんがたっぷり入ってます。全体的にお値段も安いですね。

七日町のレトロな街並み

「会津若松市役所」から「七日町」にかけては、レトロな建物が多くあります。煉瓦造りの道や壁の「野口英世青春館」。七日町には古い建物を利用して、飲食店なども並んでます。

会津若松市役所もレトロ感満載。建物の中も素敵な風景に出会えます。

会津若松駅の隣駅「七日町駅」も、街に合わせてレトロな建物です。

七日町駅構内にはカフェ「駅café」があります。次の列車の時間までゆっくりと珈琲時間しました。まろやかな味の水出しコーヒーに、シフォンケーキがついてきました。

レトロな空間にかわいらしい雑貨がズラリと並んでいます。会津地方のアンテナショップでもあります。


「七日町駅」からJR「快速AIZUマウントエクスプレス」に乗って南下していきます。山間へと向かいます。

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