鹿児島県南九州市|鹿児島・宮崎初よりみち5〜「タツノオトシゴハウス」と「釜蓋神社」

JR最南端の駅「西大山駅」から終点の「枕崎駅」を目指す途中で、南九州市によりみちしました。地元の方からの情報でCM撮影でも使われた「タツノオトシゴハウス」というところがあるとのこと。その近くにお釜の蓋の神社があるということで、2箇所によりみちしてみました。

【よりみちレポート】鹿児島県南九州市|鹿児島・宮崎初よりみち5〜「タツノオトシゴハウス」と「釜蓋神社」

日時:2017年3月
エリア:鹿児島県(南九州市)

鹿児島県と宮崎県に初よりみち。鹿児島市、桜島、指宿市、南九州市、枕崎市、宮崎市、青島によりみちしました。

よりみちスポット

タツノオトシゴまみれの「タツノオトシゴハウス」

「日本最南端の駅」の「西大山駅」からさらに枕崎線を先へといきます。白い2両編成の列車が「西大山駅」に到着。ここで少々停車します。みなさん前の方へ行って、「日本最南端の駅」と書かれた看板と開聞岳の写真を撮っていきます。

このまま終点の枕崎駅を目指す予定だったのですが、その前に「水成川駅」によりみち。鹿児島県南九州市頴娃町にあります。「頴娃」って読めませんね。「えい」って読みます。テレビ番組「月曜から夜更かし」で「頴娃」の方言についてやっていたので、もしかしたら覚えている方もみえるかもしれませんね。

なぜここで途中下車したかというと、前の日によりみちした、桜島のカフェ「喫茶豆ん茶屋」の方に、よりみち情報をいただたんです。

【参考記事:】

車のCMで有名になった、タツノオトシゴがいっぱいいる、その名も「タツノオトシゴハウス」がある、とのこと。

せっかく情報を頂いたので、よりみちをすることにしました。

水成川駅から南の方へ進みますが、特に何もありません。

海の近くまで来ると、この辺りは「番所鼻自然公園」という公園になっていました。

海沿いの公園からは、開聞岳が見えます。龍宮神社があった長崎鼻からとはちょうど反対側から開聞岳を見る感じになります。反対側のはずなのですが、同じ三角形の形に見えます。

「番所鼻自然公園」の中に、日本で唯一のタツノオトシゴ観光養殖場「タツノオトシゴハウス」があります。木のトンネルを抜けて徒歩2分です。

この木のトンネルを抜けて2分です。

「森で遊ぼう!」という看板があり、ワイルドなブランコなんかもあります。そこら中でタツノオトシゴに出会えます。

木のトンネルを抜けると「タツノオトシゴハウス」の建物がありました。階段を上がって2階へいきます。

タツノオトシゴとご対面・・・うじゃうじゃいます。ものすごい数のタツノオトシゴが一つの水槽で悠々と泳いでます。

かわい・・・。。。

子供を産むとき、お腹から、吐き出すようにして、小さなタツノオトシゴを数十匹くらい産むんですよね。卵ではなく、タツノオトシゴの形をしてで出てきます。そんな映像を見たことがあります。

衝撃の事実が。タツノオトシゴって、雄が子供を産むんです。お腹の中で卵から孵化させて、小さなタツノオトシゴになったところで、お腹から吐き出します。あの、吐き出す映像はメスではなくて、オスのタツノオトシゴです。

もうちょっと説明すると、もともと卵を持っているのはメスですが、産卵するときに、オスのお腹にある「育児のう」という袋の中に産むんだそうです。オスの「育児のう」の中で2〜3週間ほどで孵化した稚魚を、腹から吐き出すんだそうです。全然知らなかったです!

ちなみに、カフェになっているので、タツノオトシゴを見ながらや、海を眺めながらゆっくりできます。

一階のオープンスペースにも椅子やテーブルがありますので、開聞岳を見ながら過ごすこともできます。旅の思い出にタツノオトシゴをゲット。

釜蓋を頭に乗せて祈願する「釜蓋神社」

次のよりみちスポットまで歩いて30分かかります。雨が降っていなければ、次のところまで歩いて行くけど、雨が降ってきてどうしようかと思っていました。そういう時に、運よく「番所鼻自然公園」からバスが出ているという奇跡。

南九州市コミュニティバス「ひまわりバス」がちょうど走っていました。知覧武家屋敷や特攻平和会館の「知覧」から「番所自然公園」までを結ぶ、拠点間バス「番所自然公園〜知覧線」です。1乗車100円というありがたい料金設定です。

【ひまわりバス】

今まさに出発しようとしているバスにちょうど乗ることが出来ました。雨だから、とっても助かります!

「番所自然公園」から5つ先の「東大川」まで、10分ほどの乗車。

バスから降りると、早速「釜葢神社」の看板があります。もう少し行くと今度は「射楯兵主(いたてつわものぬし)神社」の看板があります。違う神社のことでしょうか?と初め悩んでしまいました。調べてみると、「射楯兵主神社」の通称が「釜葢神社」なんだそうです。ですから、同じ神社のことです。

バス停から3分ほど坂を下っていくと、鳥居が見えてきました。

「釜蓋神社」が見えてきました。白い空に赤が映えます。

「釜蓋神社」に参拝。なぜこんな通称がついたかというと、もう見えてますね。

その名前の通り、お釜の蓋で、開運祈願や厄除をします。何気にそこに置いてある椅子を奉納したのが「タツノオトシゴハウス」なんですね。

勝負運の神様とも知られ、スポーツ選手も参拝されることが多いとか。元々の神社の名前が「射楯兵主神社」ですもんね。なんか、強そうな名前ですよね。

トイピアノもエリーゼさんも、蓋をかぶって開運祈願しました。

釜蓋神社はお賽銭を入れて、二礼二拍手一礼といった基本的な参拝方法ではありません。頭に釜蓋を乗せ、鳥居から拝殿までの約10mを落とさず歩くことができれば、願いが叶うと言われています。チャレンジしてみてくださいね。

ミニ釜蓋投げ入れ参拝もあります。投げて釜に入れることはできるかな?

「射楯兵主神社(釜蓋神社)」の最寄駅「頴娃大川駅」へ。思ったよりは遠くて、15分くらいかかりました。

ここからJR枕崎線の終着駅「枕崎駅」に向かいます。

思いがけないよりみち情報でしたが、なかなか面白い2つのよりみちスポットでした。教えていただきました「喫茶豆ん茶屋」の方ありがとうございまいした!

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