滋賀県大津市|比叡山よりみち1〜横川エリアへ

比叡山へのぼる叡山ケーブルの手前で見つけた、京都府「瑠璃光院」によりみちした後、ようやく比叡山に向かいました。京都側からは、叡山ケーブルと叡山ロープウェイとバスを乗り継いで比叡山にある延暦寺まで行けます。滋賀県側からも比叡坂本ケーブルで比叡山を登ることができます。こちらは帰りに利用しました。

延暦寺は大きく分けて3つのエリアに分かれています。東にある「東塔エリア」、西にある「西塔エリア」、北の方の一番奥にある「横川(よかわ)エリア」です。まずは、バスで一番奥の「横川エリア」から比叡山延暦寺をよりみちをしていきました。

【よりみちレポート】滋賀県大津市|比叡山よりみち1〜横川エリアへ

日時:2017年5月
エリア:京都府(京都市左京区)、滋賀県(大津市)

京都の車折神社によりみちした後、比叡山を通って滋賀県の大津によりみちしました。

よりみちスポット

叡山ケーブルで比叡山中腹の乗換駅へ

八瀬比叡山口駅で「瑠璃光院」によりみちしたあと、ようやく比叡山へ向かいました。今回は、京都側から比叡山の延暦寺を巡り、滋賀県へと抜けるルートでよりみちして回りました。

まずは「叡山ケーブル」でロープウェイの乗り継ぎのところまで行きます。「ケーブル八瀬駅へ」。叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」から「ケーブル八瀬駅」までは、歩いて5分ほどかかります。

ケーブルカーで、下の「八瀬駅」から上の「比叡駅」まで10分ほどの乗車です。

ケーブルカーでは珍しく、カーブする道を進みます。瑠璃光院の混雑からすると、随分空いている車内です。

叡山ロープウェイの前に「かわらけ投げ」

ロープウェイの乗り継ぎまで10分ほどの乗車です。ロープウェイの発車まで数分あって、みんなのんびりと待ってます。ケーブルカーで来たかたは、ほとんどそのままみなさん次のロープウェイに乗って上へ向かいます。

ロープウェイの駅舎の中に「かわらけ投げ」というものがありました。「土器」という漢字を書いて、「かわらけ」と読むそうです。素焼きの陶器や杯のことを「かわらけ」というそうです。

3枚で100円で、近くにかけられた輪を目掛けて、願掛けをしたかわらけを投げます。

木の向こう側に輪っかがあります。ここを目掛けて、かわらけを投げます。待ち時間を利用して、みなさん「かわらけ投げ」で厄除けされていました。

ロープウェイが出発する時間になったら呼び込みがかかるので、それまであたりでのんびり。木陰で涼んだりしていました。

叡山ロープウェイとバスを乗り継いで延暦寺へ

ほどなくしてロープウェイへ乗り込みます。先ほどケーブルカーに乗っていた人数より少なく乗車。後の皆さんはどうされたんでしょう?

どんどん京都が小さくなってきます。ロープウェイは3分ほどの乗車で一気に比叡山の山頂へ登ります。

ロープウェイの比叡山山頂駅を降りると、目の前に「ガーデンミュージアム比叡」があります。

「ガーデンミュージアム比叡」は、モネやルノワール、ゴッホなどフランス印象派画家たちの代表作品を陶板で再現したものが展示してある庭園美術館です。季節ごとに咲きそろう草花に囲まれた庭園散策や、バラの香りで癒される「花の足湯フロレアル」などがある、よりみちスポットです。

延暦寺へ行くバス停は、この庭園を抜けた向こう側にあります。「ガーデンミュージアム比叡」は有料の施設ですので、その脇にある道を進みます。

結構バス停までは距離があり、7分ほど歩いてようやく到着。すぐバスに乗れるといいですが、みなさん汗かきながら歩いてました。

バスは30分に1本ぐらいの感じで運行してます。バスは横川まで行くのであれば、絶対一日券を買ったほうがお得です。また、京阪電車やロープウェイなどがセットになった券もあるので、調べてみるといいですよ。

「比叡山頂バス停」からは、延暦寺の中で一番奥にある「横川(よかわ)」へ行くバスと、星野リゾートのロテルド比叡へ行くバスがあります。

どちらもとりあえず延暦寺の「東塔」を通った後で分かれていくみたいですので、「東塔」へ行く方は、どのバスに乗っても大丈夫そうです。

延暦寺横川の風景

とりあえず一番遠い「横川」から戻りながらよりみちすることにしました。まずはバスで終点の「横川」まで行きました。20分ほどで「横川」に到着。すぐのところに「延暦寺横川」の入り口があります。

「比叡山延暦寺諸堂めぐり」を700円納めていただくと、横川・西塔・東塔の3箇所ともよりみちすることができます。

こちらのパンフレットは中が地図になっていて、3堂巡るのにはとても使いやすい地図でした。

第3世天台座主、円仁(えんにん)が開いた横川エリア。イラストで、延暦寺開山の様子をお勉強しながら進みます。

人がパラパラとしかいませんので、静かです。鳥の声くらいしか聞こえません。

横川といえば、この横川中堂です。舞台造りの土台がしっかり組んであって、なんかすごいですね。現在の建物は昭和46年に再興された建物です。

第3代天台座主 円仁(えんにん)が、聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)をご本尊として建立しました。中堂の中央部が少し下がっていて、そこに本尊として慈覚大師作と伝えられる聖観音菩薩が祀られています。

横川はかなり広い敷地があって、案内の地図には、中堂から小回りする道と、大回りする道などのルートが描かれていました。せっかくなので、今回はちょっと大回りするルートをよりみちすることにしました。

赤い鐘楼から左へ行くと「元三大師堂」へ。右へ行くと「恵心堂」へ行けます。

右の「恵心堂」へ。恵心僧都源信の旧跡で、念仏三昧の道場が「恵心院」です。源信はこの恵心堂において『往生要集』や『二十五三昧式』などを著わし、後の浄土宗や浄土真宗などの源となる日本浄土教の基礎を築きました。

青い紅葉がいっぱいありましたので、秋の紅葉の季節は真っ赤に染まった風景を楽しめそうです。

慈恵大師(良源)(元三大師)の住居跡と伝えられる「元三大師堂」は、康保4年(967年)、村上天皇の勅命によって四季に法華経が論義されたことから「四季講堂」とも呼ばれています。

敷地の砂利がきれいに整えられています。きれいにしてあるところをわざわざ崩してまで通ろうとは思いませんね。心理をついてきます。

現代のおみくじの形は、元三慈恵大師良源が考え出したと言われており、この元三大師堂はおみくじ発祥の地となります。 石碑が建てられていました。

木に囲まれると涼しいですね。でも歩くと汗はダラダラ出ちゃいます。

「元三大師御廟」へ。クマが出てもおかしくないんじゃないかって感じです。ちょっとドキドキ。ヘビはいました。

見覚えのある建物が見えてきました。ゆっくりよりみちして、小一時間の道のりでした。

この後、延暦寺の東塔と西塔へも行きましたが、この横川エリアの雰囲気が一番好きでした。

鳥の声で癒されました。


バスで戻りながらよりみちしていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です