北海道根室市|北海道よりみち旅2017夏10〜根室半島の最東端「納沙布岬」をよりみち

根室駅前の宿で一泊して、翌日「かに祭り」の前に根室半島をよりみちしてまわりました。当初は観光バスの「のさっぷ号」を利用する予定でしたが、変更して路線バスのフリー切符を利用して、途中下車しながら最東端にある納沙布岬や、根室半島のあちこちを巡りました。

根室半島には、「最東端の◯◯」がいろいろあるので見つけてみるのもいいですね。

【よりみちレポート】北海道根室市|北海道よりみち旅2017夏10〜根室半島の最東端「納沙布岬」をよりみち

日時:2017年8月〜9月
エリア:北海道(根室市)

北海道の最東端「納沙布岬」と最北端「宗谷岬」をめざして11日間のよりみち旅。

よりみちスポット

根室駅から路線バスで納沙布岬へ

納沙布岬を巡るには、2つの方法があります。

・根室交通の路線バス
・ねむろ半島遊覧バス「のさっぷ号」

根室交通の路線バスは、納沙布岬行きのバスが1日7往復あります。片道1070円ですが、お得なフリー券もあります。1日フリー乗車券は、2040円。納沙布岬を往復するだけで元が取れますね。バス路線は、花咲線、納沙布線、厚床線、循環線、西浜線に乗れます。

2日フリー乗車券もあって、2900円。2日フリー乗車券は上記路線のほか、中標津線の一部(厚床〜明郷)が乗れます。

観光バスの「のさっぷ号」は予約なしで、当日参加でOK。根室駅のバスターミナル窓口で当日朝から受け付けています。

納沙布岬を巡るAコースと、風蓮湖などを回るBコースと両方をいくコースの3つがあります。納沙布岬を巡るAコースだと、1850円。8時15分出発〜10時50分根室駅着。納沙布岬の滞在時間は50分で、他にも、明治公園、北方原生花園、金比羅神社を巡ってくれます。

コンパクトに根室をぐるっと回りたいという方には観光バスがオススメです。

朝の「根室駅」。根室といえば、最東端のJRの駅もありますが、この終着駅ではなく、一つ手前の「東根室駅」が日本最東端の駅になります。

【参考記事:】

根室駅を出て左手に「根室バスターミナル」があります。

こちらが根室半島をぐるっと回る観光バス「のさっぷ号」。前日にこのバスがあることを知って、急遽乗ってみることにしたのですが、初めは空いていたのに、どんどんと混んでくきます。

トイピアノのために1席取らないと乗れない感じだったので、今回「のさっぷ号」に乗るのは断念して、元々の予定通り、路線バスで納沙布岬を巡ることにしました。

考えてみれば、本日は土曜日。しかも、かに祭りの日ですもんね。混みますよね。

バスの定員は45名は満席でした。バスのお客さんに、「後ほど岬で会いましょう」と残して、観光バスを後にしました。

観光バスとの差額の190円をお支払いして、「1日フリー乗車券」を購入。路線バスで納沙布岬に向かいます。

観光バスの出発時刻の5分後に発車する路線バスがありました。観光バスの方とは納沙布岬で再会しそうです。

路線バスの方が乗客は少なく、ゆったり座れました。こちらにして正解でした。

バスは北海道らしい原野の中を走って行きます。みなさんカメラ片手に外の風景を楽しんでいました。根室駅から納沙布岬まではバスで40分ちょっと。のんびりしたバス旅になりました。

日本の最東端「納沙布岬」の風景

納沙布岬に到着。バス停を降りたあたりに、駐車場が広く取ってあって、お土産物屋や飲食店が何軒かありました。

「納沙布岬」と書かれた看板が何箇所かにあります。みなさん1枚目の下が舗装されて柵のある展望台で写真を撮っていました。

観光バスの皆さんとも再会。「また会いましたね(笑)」

これで、日本の最東端も制覇しました。2017年に入って、最西端の与那国島、最南端の波照間島に続き、最東端の納沙布岬にも来れました。数日後に最北端の宗谷岬も制覇する予定です。

「オーロラタワー望郷の塔」とモニュメント「四島のかけ橋」。納沙布岬からすぐそこに歯舞諸島があります。

「最東端納沙布岬」のあたりからもう少し先に、「納沙布岬灯台」が見えます。あのあたりが最東端です。

「納沙布岬灯台」へ。風が吹き抜けていきます。現在の灯台は昭和5年に建てられたものです。普段は灯台の中に入ることはできません。


ここで、先ほど見かけた売店や食事処などで次のバスまで時間を過ごそうかとも迷いました。しかし、せっかくフリー乗車券を買ったので、観光バスでは絶対に行けないようなところに行ってみたいです。路線バスをうまく利用して、納沙布岬に来るバスで通り過ぎてきたところを、途中下車しながらよりみちして回ることにしました。

一方向にバスを乗り継いでしまうと、途中かなり時間が空いてしまうので、うまく、行ったり来たりすることで何箇所かよりみちしてみました。

こんなところ行かないだろう1「旧珸瑤瑁小学校」

乗ってきたバスが、納沙布岬で50分ほど停車して戻るというのを利用して、行けるところまで納沙布岬のバス停から歩いてみました。

少し歩くと、「歓迎」の看板が立っていました。遮るものが何もない草原が広がっているので、遠くまで「オーロラタワー」が見えていました。

納沙布岬から根室に戻る道。車やバイクは走っていきますが、さすがに歩いてる人とは誰一人すれ違いませんでした。たまに、自転車でツーリングしてる方はいました。

ところどころに牧場があります。丸い建物がかわいいです。

今は使用していない小学校「旧珸瑤瑁小学校」。元々は一番東にあった小学校ということになります。色合いや建物の感じは、根室市街地で見かけた小学校と造りが同じに感じます。

ところで「珸瑤瑁」って読めます?

僕は読めませんでした。

「ごようまい」と読みます。

ここからバスに乗って少し戻ります。

こんなところ行かないだろう2「ヒキウス沼」

「第二沖根辺バス停」で下車。

降りるとき、みんなに「こんなところで降りるの?」という感じで見られました。そりゃそうですよね。周りは同じような草原の風景しかありません。

でも、行きのバスから眺めていて、ちょっと気になったところの最寄りバス停が「第二沖根辺バス停」でした。

それが「ヒキウス沼」の風景です。草原に囲まれた沼地があったんです。なんだか、時間がゆったりしていて、ここで時間を過ごしたいな、と思っていたんです。

気持ちいい風が吹き抜けて行きます。ビュンビュン、ビュ〜〜〜ンビュン。心地いいよりは少し強めですが。

「ヒキウス沼」水辺近くまで降りられました。こういうところで、ぼーっとしたくなりますね。

その周りでは風がビュービュー、ボーボー吹いてます。普段だとこういう水辺は波はたたないですよね。

「ヒキウス沼」の道を挟んで反対側には海が見えます。

しかしながら波が高い!

この時、刻一刻と台風が北海道へと近づいてきていました。この時の風速7メートルほどの予想。予報では今日あたりに根室直撃になっていました。どうやら幾分台風の動きが遅くなって、夜中に来るらしい。

雨が心配だったんですが、青い空まで見える天気になりました。ただ、風は強いですが。雨に降られなかっただけ、良しとしましょう。晴れ男を再度実感しました。

「第二沖根辺バス停」から納沙布岬方面へ戻って行きます。途中にある「引臼バス停」。そういえば先程の沼の名前が「ヒキウス沼」でした。漢字だと「引臼」と書くんですね。

相変わらず見渡す限りの草原で、牧場地帯です。

こちらも廃校になった「旧華岬小学校」。根室の学校の校舎は、色合いや形がどことなく似てます。

現在は「歯舞スポーツセンター」として利用されています。

歯舞郵便局前から、再びバスに乗って、納沙布岬方面へ少し戻ります。

こんなところ行かないだろう3「最東端の郵便局」と「最東端のコンビニ?」

「珸瑤瑁局前」で下車。ここが最東端の郵便局「珸瑤瑁郵便局」です。土曜日なので本日お休みです。

この郵便局の裏手見回ってみると・・・

こんな草原の中に立つ郵便局ってすごいですね。

探すと素敵な宿っていっぱいありますね。

郵便局のお隣にあるのが、コンビニのような雰囲気の「おみせやさん いたがき」。

バスに乗っていて、この看板に目が行ったんです。本土最東端の「おみせやさん」です。

北海道といえば飲み物の「ガラナ」。コーラのような味わいです。コーラに見間違えそうですが、コーラの上の段に「ガラナ」が並んでいます。こちらのお店の「ガラナ」は、「いたがき」オリジナルです。

だから、ここだけでしか買えないんだそうです。「本土最東端ガラナ」をいただきました。お土産にも良さそうです。

観光バスに乗ってたら、よりみちできませんでしたね。ぜひ、路線バスで納沙布に来たなら、「いたがき」にもよりみちしてみてはいかがでしょうか。

こんなよりみち旅は、いかがでしょうか?!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です