岐阜県美濃加茂市&可児市|木曽川・飛騨川沿いをよりみち2〜小山観音からリバーポートパーク美濃加茂

岐阜県美濃加茂市のあたりで長野から流れてくる木曽川と、飛騨高山から流れてくる飛騨川が合流します。美濃太田駅から時計回りに飛騨川・木曽川沿いを行き、再び美濃太田駅まで戻ってくるルートでよりみちしてまわりました。

古井駅から飛騨川を渡って川の東側を南の可児市の方面へ向かいます。木曽川を渡って可児市を川沿いに西の方へ。再び川を渡って美濃太田方面へ向かい、途中「リバーポートパーク美濃加茂」によりみちしました。

川の真ん中にある神社や、名鉄資料館などよりみちスポットもたくさんあります。素敵な水辺の風景にたくさん出会えました。

【よりみちレポート】岐阜県美濃加茂市&可児市|木曽川・飛騨川沿いをよりみち2〜小山観音からリバーポートパーク美濃加茂

日時:2019年8月
エリア:岐阜県(美濃加茂市、可児市)

よりみちスポット

飛騨川の真ん中にある「小山観音」

「古井の天狗山」によりみちした後、飛騨川を渡って、川の東側へ向かいました。もともとは天狗山のすぐのところにある青柳大橋を渡ろうと思っていましたが、一本下流にある青柳橋を渡りました。

橋から川を眺めてみると、川の中にある島に橋がかかっているところがありました。あの中洲に「小山観音」があるので、よりみちしてみました。

青柳橋を渡って川沿いの道を南に行くと、「小山観音」への看板が出ていました。

小さな公園があって、中の島に渡る橋が見えてきました。

もともと中の島は陸続きでしたが、下流に計画された今渡ダムの完成によって陸伝いに往来ができなくなるため、昭和13年に「かんおん橋」と名付けられた今の参詣橋が建設されました。

中の島にある「小山観音」には、馬頭観音が祀られた観音堂が建てられています。

 この観音堂には、平安末期、木曽義仲がこの地で病死した母親の若菜御前の菩提を供養するために訪れ、大波の中を小船で中の島に渡ろうとした際、水の中から馬頭観音を背にした龍神が現れて波を鎮めたことに大いに喜んだ義仲が建てたとの言い伝えが残っています。

建物の左側に見えるのが「身代わり地蔵菩薩」と「摩尼(マニ)車」です。このお地蔵さまは、特に水難より守護をしてくれるとのこと。異常気象の昨今、水害を心配される方は御参りして念ずれば、ご守護がいただけるかも!

梵鐘もつくことができます。願いを込めて。どんな願いかな・・・

かんおん橋の真ん中に、ベンチもありました。川の風景を楽しむことができます。

爽やかな風が吹いて行きますが、何せ、35度以上はある天気。たたずみたいのは山々でしたが、日陰を求めて移動しました。

小山観音から川合大橋へ

小山観音のあたりの川沿いに小山公園があります。

ようやく木陰に入ることができました。

小山公園の端に「加茂高校ボート部」の建物がありました。この辺りも川の流れが緩やかなので、ボート競技の練習で使用されるみたいです。

木曽川にかかる川合大橋の方面に歩いていくと、太陽光発電をしている「美濃加茂エネルギーファーム」がありました。普通のメガソーラーかと思ったら、「美濃加茂榊」という看板が掲げられていました。太陽光パネルの下で、仏壇に飾ったりする「榊」の生産を行っていました。

「岐建」という会社が行っているソーラー事業「美濃加茂エネルギーファーム」の、デッドスペースを利用して、農業をするという試みです。太陽の光をそれほど必要としない植物ということで「美濃加茂榊」というブランドの榊を作っています。

木曽川にかかる川合大橋を南へ渡ると、岐阜県可児市になります。

懐かしい名鉄に出会える「名鉄資料館」

川合大橋を渡って、木曽川沿いを西へ向かいます。

すると途中に「名鉄資料館」なる建物を発見。よりみちしてみました。

「名鉄資料館」は、平成6年に名古屋鉄道創業100周年を記念して開館した施設です。明治、大正、昭和・・・と歴史を物語る数々の貴重な名鉄の資料を保存、展示されています。

入館は無料ですが、事前予約が必要だそうです。今回は特別に入館させていただきました。

液晶表示になる前の行き先表示板や、車両の先頭につけていた行き先板など、とても懐かしいものがいっぱいです。明智から八百津行きなんていう廃線になった区間の表示もあります。

特急の座席などにも座ることができます。昔、名鉄から高山方面のJR線直通で走っていた特急がありましたが、ご存じな方みえますか?「北アルプス号」と言います。名鉄犬山線の新鵜沼駅あたりに、JRへ繋がる短絡線がありました。今でもその路線の名残があります。

調べてみると、特急になる前は、急行「北アルプス号」があって、本当にアルプスまで行っていたんです。名鉄から国鉄の高山線を通り抜けて行き、さらに富山から富山地方鉄道にも乗り入れて立山駅までいってしまう、3社をまたぐ凄い列車でした。

2001年に特急「北アルプス号」は廃止になりました。「名鉄資料館」には、その「北アルプス号」の展示もあります。

予約して、ぜひよりみちしてみてくださいね。

木曽川のほとりでのんびり「リバーポートパーク美濃加茂」

「名鉄資料館」からさらに西へ進んでいきます。新太田橋を通り過ぎ、その次の橋「太田橋」を渡ります。青色が印象的な橋です。

橋から、本日の最後の目的地「リバーポートパーク美濃加茂 River Port Park minokamo」が見えてきました。「リバーポートパーク美濃加茂」は、2018年にできた、新しいスポットです。木曽川と森に囲まれて、BBQや川遊び、フィットネスやカフェが楽しめます。

美濃太田駅を出発して、ようやく美濃加茂市に戻ってきました。「リバーポートパーク美濃加茂」に到着。白い建物が並んでいるエリアがあります。

白い建物の一つ一つがバーベキューのできる建物になっていて、その下でみなさん思い思いにバーベキューなどを楽しんでいました。

木曽川沿いにはリバーデッキがあり、ウォーキングを楽しんだり、ベンチに座って川の風景を楽しんだりできます。

黒い建物はビジターハウスです。アクティビティの案内や受付、ピザがいただけるカフェなどが入っています。

ビジターハウスの中には、アップライトピアノも置いてありました。ライブ演奏もできるかもしれませんね。

建物の奥にカフェ「Cafe&Pizza DELTA」があります。カフェではピザがいただけます。外を眺めてみると、テラス席があります。

テラス席にはハンモックもあります。外の空気を吸いながら、ピザをいただくのもいいですね。

1ピースでも結構大きなピザです。何種類かから選べます。


美濃太田駅を出発して、飛騨川と木曽川沿いをぐるっとよりみちして、美濃太田駅に戻ってきました。

いろんな水辺の風景に出会えました。よりみちにいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です