東京都台東区|谷中から上野へよりみち観光

東京の山手線の駅「日暮里駅」から「上野駅」までよりみちして回りました。途中、「谷中銀座商店街」や「谷中霊園」「東京藝術大学」「上野公園」を通っていきました。オープンしたばかりだった岐阜のアンテナショップ「岐阜ホール」にもよりみちしまいした。

また訪れた日は、京成電鉄の「旧博物館動物園駅」を利用した、美術展示「大洲大作 未完の螺旋」が開催中でした。上野公園を越えたところにある「旧博物館動物園駅」は廃駅となっていて、現在は駅としては利用されていません。普段は鉄の扉が閉まっていて入れなませんが、その扉の向こうへいくことができました。

【よりみちレポート】東京都台東区|谷中から上野へよりみち観光

日時:2019年8月
エリア:東京都(台東区)

よりみちスポット

日暮里駅から谷中銀座商店街へ

「日暮里駅」は荒川区にあるJR山手線の駅です。東京の中心をぐるっと一周している山手線の中では北東のあたりにある駅です。青いラインの入った京浜東北線も乗り入れています。他にも、成田空港へつながる「京成線」や、「日暮里舎人ライナー」なども通ります。

「日暮里駅」東口には日暮里繊維問屋街があり、生地・手芸用品の専門店が多く集まっています。

西口へ出ると、すぐ台東区の谷中になります。

駅から西へ御殿坂を5分ほど行くと、「谷中銀座商店街」があります。テレビで「谷中銀座」が紹介されると大体映される、「夕やけだんだん」という階段の上のところに出ます。

夕方この階段に座って、谷中銀座方向を見ると綺麗な夕焼けが見えることから、一般公募で選ばれた名称だそうです。夕焼けだんだんを降りると「谷中銀座」の入口です。

谷中銀座は車の進入ができませんので、徒歩の方、自転車の方、犬を連れたお散歩の方、カメラ片手の観光の方など、たくさんの方がのんびり歩いています。食べ物屋さんや小物屋さんなど、小さいお店が60軒以上あるのですが、それぞれ個性があって魅力的。お肉屋さんがお惣菜としてメンチやコロッケを作って売るお店が何軒もあります。

また、猫が多いことでも有名で、猫の写真を撮りにこられている方もみえます。

谷中銀座から谷中霊園へ

「夕やけだんだん」の階段を下りてすぐの道を南へ行くと、「ひみつ堂」というかき氷のお店があり、涼を求めて長蛇の列ができていました。カフェや雑貨店など何気におしゃれなお店が点々とあります。そのまま進むととても広い広場のある公園がありました。「防災広場初音の森」です。

奥にある建物は「谷中防災コミュニティセンター」で、西部区民事務所谷中分室、谷中区民館、谷中児童館、谷中こどもクラブ、中央図書館谷中分室、防災機能を備えた複合施設です。災害時には対策本部となる災害対策地区本部機能、災害対策本部(区役所本庁舎)が被災した場合の代替機能(情報通信設備等)を備えているそうです。平常時は、防災に関する講習会や、防災広場を利用した防災訓練を実施。備蓄庫には、台東区全体の備蓄がなされています。

「防災広場初音の森」を超えて信号をある交差点を左折、東の方へ向かいます。木に囲まれた道があります。この辺りが「谷中霊園」の南の端になります。北側の入り口は日暮里駅西口からすぐくらいのところにあります。

この「谷中霊園」はミシュラングリーンガイド2015で二つ星に選ばれているんだとか。江戸時代の香りを残している趣と桜の名所であることが評価されています。そして有名人の墓所にも多くあります。

その一つが「徳川慶喜」の墓。徳川最後の将軍です。中央園路の南端から左方向の奥にあるのですが、この辺りは厳密に云うと谷中霊園ではなく寛永寺墓地になります。

他にも、次の1万円札の肖像画になる予定の実業家渋沢栄一、俳優長谷川一夫、森繁久彌、作曲家宮城道雄、本居長世、画家横山大観などのお墓があります。

有名人のお墓めぐりをしに、他の霊園もよりみちするのもいいかもしれません。

谷中霊園から東京藝術大学へ

東京の土地勘というのは、結構難しいです。ウーーノも上野駅からよく訪れていた「東京芸術大学」ですが、谷中からだとすぐ行けます。谷中霊園から南へ向かいます。

元々銭湯だったであろう建物がありました。壁に「SCAI THE BATHHOUSE(スカイザバスハウス)」と書いてあります。こちらは、最先鋭の日本のアーティストを世界に向けて発信すると同時に、海外の優れた作家を積極的に紹介する現代美術ギャラリーです。

200年の歴史を持つ由緒ある銭湯「柏湯」を改装し、1993年にオープンいたしました。外観は瓦屋根に煙突がそびえる風情あるたたずまいですが、一歩中にはいるとコンクリートの床に白い壁面の空間が広がる、ユニークな展示空間なんだそうです。高い天井からは自然光がはいり、開放感がある造り。

「毛利悠子 デイヴィッド・ホーヴィッツ summer rain」という企画展が開催中でしたが、この日は休館日でした。気になる建物なので、またよりみちしてみたいです。

谷中霊園を抜けてまっすぐ5分ほど進んだ先にあるカフェが「カヤバ珈琲」。

大正5年に造られた町家で、昭和13年から喫茶店として創業し、地元住民や墓参りに訪れた方達の憩いの場となり、谷中のシンボルとして親しまれたのですが、平成18年に閉店されたのです。しかし、平成21年にリノベーションされ復活し、外観や看板、椅子などが当時のまま活かされた古民家喫茶として再オープンしました。創業以来の名物メニューである『たまごサンド』やモダンなドリンク『ルシアン』等も復活したそうです。

この辺りは、古くからある下町の建物を利用した、新しいお店が多くあるエリアです。

「上野公園」まで行く少し手前に「東京藝術大学」の音楽学部のキャンパスへの門があります。この時は工事の真っ最中でした。ウーーノも受験で訪れました。それ以来・・・かな。

信号を渡った向かい側に美術学部のキャンパスがあります。「東京藝術大学大学美術館」もあって、美術館としても利用できます。

オープンしたばかりの「岐阜ホール」へ

谷中から「東京藝術大学」へ向かうの少し前の道の信号がある交差点を東へ進みます。この辺りは今まで歩いたことがありませんでした。「東京藝術大学」の門から北側への道は、初めてよりみちします。このあたりの道は、急に人通りも車通りも少なくなって、緑が多い閑静なところです。

その道を進んでいくと左手に倉庫のような建物が見えてきました。

この2階に岐阜のアンテナショップ「岐阜ホール」が2019年にオープンしました。岐阜の逸品をセレクトとしたスペースや、カフェ、イベントなどでの利用もできます。

階段を上って2階へ。

店内は入ってすぐのところには、岐阜県の各地からセレクトしてきた品物が並びます。食品や工芸品があります。壁には岐阜の絵が書かれています。岐阜の各地で有名なものをモチーフに描かれています。

商品棚に大きな絵が飾られています。こちらの絵は、「岐阜ホール」開店に伴ってクラウドファンディングがありました。それに参加された方への返礼として、絵の中の住人になれるというのがありました。ウーーノもちゃんと船に乗っています。

ウーーノ発見。トイピアノも持ってます。「岐阜ホール」によりみちした際に、見つけてみてくださいね。

カフェスペースは、窓から外の緑が揺れているのが見えます。ここ、上野なんですよね。いいとこ探してきましたね。

カフェでまったりと過ごすのも良さそうです。

アイスカフェオレと、ジンジャーレモンソーダ。珈琲は、岐阜県各務原にある「喫茶 山脈」の豆を使用しています。ジンジャーレモンは、柳ケ瀬にある「ティダティダ」のもの。東京にいながら、岐阜を感じるメニューをいただけます。

ソフトドリンクを頼むと、岐阜のお菓子がついてきます。ツバメサブレや、おいものかりんとうなどがでてきます。お菓子類は購入することもできます。

「岐阜ホール」でようかい手々てん発見。

東京で「岐阜」によりみちしに行ってみてくださいね。鶯谷駅が一番近いですが、上野駅から行った方が、どんどん喧騒を離れていく感じがしてとても面白いです。

京成電鉄「旧博物館動物園駅」で展覧会「大洲大作 未完の螺旋」

上野公園と東京藝術大学のキャンパスの間にレトロな建物があります。石造りの重厚な建物で、青い鉄製の扉で入り口がかたく閉じられています。一度も開いているところを見たことがありませんでした。

こちらの建物は京成電鉄の「博物館動物園駅」の入り口で、京成上野駅から一つ目の駅でした。帝室博物館(現東京国立博物館)や恩賜上野動物園の最寄駅として利用されていましたが、ホームが短く、4両編成の列車しか停車できないといった事情もあり、利用者の減少により、1997年にやむなく営業を休止、2004年に廃止となりました。

ちょうどウーーノが東京に住むようになった頃に廃止となりました。駅として使われていないので、中に入る機会がありませんでした。

廃止後も駅舎やホームなどは当時の姿を残していた旧博物館動物園駅ですが、2018年には特に景観上重要な歴史的価値をもつ建造物として、鉄道施設としては初めて「東京都選定歴史的建造物」に選定されました。そして、東京藝術大学と当社が連携・協力して駅舎のリニューアルを行い、上野エリアにおける新たな文化・芸術の創造の場として生まれ変わりました。

前は白い色の扉でしたが、リニューアルの時に出入り口の扉も新しく装飾がされました。このリニューアルプロジェクトを手掛けたのが、「日比野克彦」氏で、岐阜出身のアーティストです。

ちょうど訪れた日は、この駅舎の前でチラシを配る方が見えます。チラシを見てみると「大洲大作 未完の螺旋」という展覧会を、この「旧博物館動物園駅」の中で開催中とのこと。

こんな機会は滅多にありませんので、よりみちしました。入場は無料です。

地下へと続く階段を利用したり、暗さを生かした展示です。

映像の作品もありました。

この扉の先を京成電鉄の列車が走っています。展示はここまで。貴重な経験をさせていただきました。

上野公園から上野駅へ

「旧博物館動物園駅」の入り口から信号を渡ると、すぐ上野公園です。公園に入ってすぐのところに「旧東京音楽学校奏楽堂」があります。「旧奏楽堂」は、東京藝術大学音楽学部の前身、東京音楽学校の校舎として、明治23年(1890)に建築された建物です。平成30年(2018)にリニューアルされました。

2階には310席のホールがあります。演奏会がなければ、300円で中を見学することもできます。

「上野公園」は正式には「上野恩賜公園」と言います。1873(明治6)年の太政官布達によって、芝、浅草、深川、飛鳥山と共に日本で初めて公園に指定されたところです。上野公園(上野恩賜公園)は江戸時代、東叡山寛永寺の境内地でした。当初は寛永寺社殿と霊廟、東照宮それに境内の桜を中心にした公園でしたがその後、博物館や動物園、美術館などが建てられ、文化の香り高い公園へと変化していきました。

上野公園の真ん中に大きな池があって、噴水が出ています。この周りにベンチがたくさんあって、憩いの場になっています。時間で噴水の上がり方が変わるので、見ていて飽きません。

噴水からところから信号を渡ると「東京国立博物館」があります。

圧倒的な広さがあります。修学旅行で訪れる人も多く、広いですが、ここがいっぱいになることもあります。桜の時期などは、この噴水のある広場から進んで行った道がほぼ人で埋まります。右に行けば上野動物園があります。左に行けば上野駅や東京文化会館、西洋美術館があります。

上野駅方面へ。東京文化会館のあたりにもJRの改札口があります。そこから坂を下りていくと、アメ横の方面の大きな交差点に出ます。

スクランブル交差点を渡って、上野駅へ。上野といえば、パンダ。パンダが怪獣の着ぐるみを着た高さ5メートルの「デイノケイルス巨大着ぐるみパンダ」がいました。2019年に国立科学博物館にて開幕した「恐竜博2019」を記念して「アトレ上野」に登場したものでした。

みなさんここで写真を撮っていきます。

上野から日暮里のあたりのエリアは、レトロなものと新しいものが交差していく、とてもパワーのあるところだと思いました。よりみちしてみてはいかがでしょうか。

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