島根県松江市|隠岐へ行こう2〜七類港からフェリーで隠岐「西ノ島」へ

2019年夏のよりみち旅は「そうだ、隠岐へ行こう!」ということで、島根県の隠岐の4つの島を巡りました。鳥取県の境港で一泊して、翌日隠岐へフェリーで渡りました。

隠岐島へ向かうフェリーや高速船は2つの港から出ています。鳥取県の「境港」と島根県の「七類港」です。境港から海にかかる橋を渡って七類港に行くことができます。今回は、朝方に出航する便がある「七類港」から島前の「西ノ島」へ向かいました。

「七類港」へは、フェリーの時間に合わせて松江や米子から接続バスが出ています。米子から来るバスは、途中境港も経由します。今回は、よりみちをするために、この接続バスを利用せずに、境港から出ている「美保関コミュニティバス」を乗り継いで「七類港」に向かいました。

松江や米子から直接フェリー乗り場へ行けますので、こんなまわり道はなかなかしないと思います。よりみちの参考にしていただければと思います。

【よりみちレポート】島根県松江市|隠岐へ行こう2〜七類港からフェリーで隠岐「西ノ島」へ

日時:2019年8月
エリア:鳥取県(境港市)、島根県(松江市、隠岐郡西ノ島町)

隠岐島4島(西ノ島、知夫里島、中ノ島、隠岐の島)をめぐりました。

よりみちスポット

「美保関コミュニティバス」に乗って境港駅から宇井渡船場経由で七類港へ

「七類港」から9時30分に出航する、隠岐行きのフェリーに乗るために、境港駅前から出ているコミュニティバスに乗ります。「七類港」からは、9時台に2つの隠岐行きのフェリーが出ます。一つは島前に先に行く便、もう一つは島後に先に行く便です。9時が丸い形をした島後、9時30分が3つの島からなる島前へ行く便です。

駅前に鬼太郎たちの絵や銅像があるので、写真を撮りながらバス待ちの時間を過ごせます。

島根県の松江市が運行する「美保関コミュニティバス」の境港線に乗って、「宇井渡船場バス停」までいきます。そこから、七類港や美保関、松江方面のバスに接続があります。

また、このコミュニティバスが発車した後に、もう少し待っていると、「七類港」に直接行ける「日ノ丸バス」の「隠岐連絡船 接続バス」に乗ることができます。米子駅から米子空港と境港を通って七類港までいきます。松江駅から「七類港」に直接行ける接続バスもあり、こちらは「一畑バス」が運行しています。

ちなみに、「美保関」というのは、出雲大社と深く関わりがある場所で、「美保神社」と「出雲大社」の両方をお参りした方がいいと言われています。境港に来るなら、ぜひ美保関の「美保神社」や「美保関灯台」もあわせてよりみちしておきたいところです。

今回は少し早めの7時台の「美保関コミュニティバス」に乗って、「宇井渡船場」あたりもよりみちしながら「七類港」に向かいました。

宇井渡船場は、境港から海を隔てた向こう側にあります。「境水道大橋」を渡っていけます。昔は橋が無かったので、「境水道渡船」という渡船が出ていました。渡船は2007年から休止されていますが、「宇井渡船場」のバス停は、美保関などへの交通の要として、渡船なき後も他路線との乗り継ぎ場として機能しています。

10分ほどで「宇井渡船場バス停」に到着。ここで45分ほど待っていれば「七類港」へ行ける「七類線」がきます。よりみち旅なので、宇井渡船場のあたりもよりみちしてみました。お隣の「宇井バス停」まで行ってみます。

「宇井渡船場」のバス停すぐに港があり、船がたくさんとまっていました。渡船の名残を感じます。先ほどバスで渡ってきた「境水道大橋」が見えます。ずいぶん大きな橋です。この大きな橋をくぐってこちら側に来ると境港があるので、境港まで大きなフェリーも通れるように橋の高さも高く設計されています。

「宇井渡船場」と「宇井」バス停の間に「宇井公民館」がありました。この前の道が「宇井渡船場」と「宇井」を結ぶ唯一の道ですが、歩道は狭くて、車の交通量は多いので、歩くのは怖かったです。

10分ほど歩くと「宇井バス停」に到着。バス停からすぐ海です。こちら側は島根県で、海の向こう側は昨日までいた鳥取県境港です。境港は内海になるので、波がとても穏やかです。

右側に見えている高い建物は、昨日宿泊した「天然温泉 夕凪の湯 御宿 野乃」です。

「宇井バス停」の近くにはコンビニエンスストアの「ポプラ美保関森山店」があるので、買い物には便利です。

「宇井バス停」から「七類線」で「七類港」へ。ここからトンネルを通って日本海側に抜けていきます。

「七類港」のある「メテオプラザ」バス停までいきます。宇井から7分ほどの乗車です。

七類港「メテオプラザ」から「フェリーくにが」に乗船

「七類港」にある「メテオプラザ」は隠岐航路のフェリーターミナルの他にも、1日中楽しめるアミューズメント施設になっています。

「メテオ」というと、「ファイナルファンタジー」などのゲームの魔法としても登場しますが、「流星」という意味です。1992年に美保関の松本邸に落下した「美保関いん石」を常設展示している「メテオミュージアム」があるので「メテオプラザ」という名前なんだそうです。近海からくみ上げた海水を濾過したミネラル成分たっぷりのお風呂やサウナの施設もあります。

「メテオプラザ」の中に入ると、フェリーに乗る乗客の長蛇の列ができていました。こちらは、ウーーノが乗る予定の30分前に出発する島後へ先に行く「フェリーおき」に乗る方の列です。平日の月曜日でしたが、夏休み最後の週ともあって、多く訪れていました。

フェリーの乗り方は、2等席の場合は予約は必要ありません。当日ここにきて、「乗客名簿」に名前などを記載してチケットを購入します。特2等席以上や高速船は予約ができます。また、チケット代の支払いにクレジットカードも利用できます。

【隠岐汽船】

今回乗船したのが「フェリーくにが」。「くにが(国賀)」というのは、これから行く「西ノ島」の地名です。「摩天崖」などの観光名所があります。「フェリーくにが」の客室定員は823名です。

長い通路を通ってフェリーに乗り込みます。右の「西郷方面」が島後行きの先発する「フェリーおき」。左の「来居、別府、菱浦」が島前行きの「フェリーくにが」の乗り場です。「別府」と言っても、あの「別府」ではありません。これから行く「西ノ島」の港の名前が「別府港」になります。

チケットにはざっくりと「隠岐↔︎本土」と行き先が書いてあります。とりあえず、隠岐のどこへ行っても同じ値段ということです。2020年現在は2等席片道3300円です。高速船だとだいたい2倍の料金になります。

「フェリーくにが」で隠岐へ

「フェリーくにが」で「七類港」から「西ノ島別府港」までは2時間30分ほどの乗船です。先に「知夫里島」に寄港してから向かいます。

船内は2等席も1等席も基本的にはじゅうたん敷きの大部屋になっています。特等室だけ個室になってます。所々にテーブルがついた席やソファー席があります。コーヒーを飲んだり食事をしたりしています。

外にもベンチの席があります。天気がいい日だとだいたいみなさんこちらで過ごされます。ベンチがあるところはだいたい日除の屋根がついています。

結構広い船内なので。ちょっと探検して見るのも楽しいです。ただ、夏だと日除がないところはかなり暑いです。

ベンチのある甲板からの風景。やはり、外のベンチ椅子があるところが一番風景も楽しめて涼しくていいです。

船の上で出会ったようかい手々てん。東京芸大出身の音楽家のようかい手々てんにもお会いしました。

「フェリーくにが」の中に売店はありますが、食事メニューはありません。食事の代わりになるのはカップラーメンくらいです。後はお菓子類が並んでいます。

その他、機械で抽出するホットコーヒーや、ソフトクリームもあります。

バニラソフトクリームを使った、サンデーソフトをいただきました。320円。ブルーベリーやチョコなどソースを選べます。海からの潮風に当たりながらのソフトクリームって美味しいですね。

刻々と変わる海の景色を眺めていると、2時間はあっという間に過ぎていきます。

隠岐西ノ島の別府港に到着。

本当は先に「知夫里島」を回る予定でしたが、天気予報を確認して、予定を変更。先に「西ノ島」をよりみちしてまわりました。

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