音の強弱の変化は 指の力の入れ具合で変えるのではなく、〇〇〇〇で変える

今回のテーマ

音の強弱の変化は 指の力の入れ具合で変えるのではなく、〇〇〇〇で変える

の答えは・・・

ウーーノ先生

「スピード(はやさ)」です。

ピアノの音の強さの変化は、鍵盤をおろす「スピード」で決まります。速く下ろせば強くなって、ゆっくり下ろせば弱くなります。思い返してみると、当たり前のことのように思いますが、弱い音を弾こうとすると、どうしても指の力を抜いて音を出そうとする方が多いんです。

覚えておいて欲しいのは、強く音を出すときも、弱い音を出すときも、どちらも同じだけ力を使うということ。イメージは、太極拳の動きのイメージです。ゆっくりとした太極拳の動きですが、力を使っていないと思いますか?体を支えるために、足にはちゃんと力が入っているはずです。大切なのは、必要なところに必要なだけ力を使うことです。これが「脱力」の意味です。必要以上の力は抜くということです。

ちゃんと力を使って弱い音を出すと、芯のある弱い音が聞こえてきます。弱いと言っても、聞いている人に届かないようなこもった音では、音楽が伝わらないんです。時には、こもった音というのも表現として必要かもしれませんが、基本は通る音を奏でます。相手に言葉で説明するときと、全く一緒なんです。思っていることを伝えたいというときに、こもった声でしゃべっていたら、「自信がないのかな?」と思われてあまり真意が届かなくなってしまいます。

ぜひ4種類の音の弾き分けにチャレンジしてみてください。「通る音」で強い/弱い、「こもった音」で強い/弱い。これだけでも表現の幅がかなり広がると思います。

「通る音(スッキリした音)」と「こもった音」というのは、「音色」の変化の分野になります。音で色が変えられるなんて素敵ですね。この音色の変化に関しては、いろいろな方法がありますので、またの機会にお話ししたいと思います。

ウーーノ先生

これにて今日のレッスンを終わります。 キーンコーンカーンコーン♪

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