島根県隠岐の島町|隠岐へ行こう8〜島後「隠岐の島町」のグルメと宿泊情報

2019年夏のよりみち旅は「そうだ、隠岐へ行こう!」ということで、島根県の隠岐の4つの島を巡りました。海士町「中ノ島」を終えて、島後の「隠岐の島町」へフェリーで渡りました。「隠岐の島」を3日間に渡ってよりみちして回りましたが、美味しいお店にたくさん出会えました。隠岐の島町への玄関口、西郷港周辺のグルメ情報をご紹介したいと思います。

西郷港で宿泊した「隠岐ビューポートホテル」の宿泊体験もご紹介します。

【よりみちレポート】島根県隠岐の島町|隠岐へ行こう8〜島後「隠岐の島町」のグルメと宿泊情報

日時:2019年8月
エリア:島根県(隠岐郡隠岐の島町)

隠岐島4島(西ノ島、知夫里島、中ノ島、隠岐の島)をめぐりました。

よりみちスポット

「フェリーくにが」で海士町菱浦港から島後隠岐の島町の西郷港へ

旅の初めに島根県七類港から隠岐の島前に渡った時にも乗船した、「フェリーくにが」に再び乗って、島後隠岐の島町の西郷港へ向かいます。菱浦港から西郷港までは、1時間10分ほどの乗船です。

海士町「中ノ島」菱浦港で、大型フェリーに乗船する場合は、岸から乗るのではなく、2階の連絡通路を通って乗り込みます。2回の連絡通路からタラップが伸びています。

「またござらっしゃいや」という暖簾がかかっていました。2階の通路からフェリーに乗り込みます。

「フェリーくにが」の2等席は基本じゅうたん敷きの座席です。共有スペースとして、テーブルのある椅子席などが別にあります。

島前から島後に渡る人は少ないみたいで、じゅうたん敷きの咳も、結構空いていました。本土から島後に渡る人は、直接島後に行ける便があり、みなさんそちらを利用するため、この区間はそれほど混雑しないみたいです。

「隠岐桜風舎 つなかけ」が「ときわベーカリー」から受け継いだカレーパンやクリームパンをいただきながら過ごしました。

隠岐の島町西郷港に到着。住宅街の中に急にある感じなので、西郷港の建物は写真におさめにくいです。

西郷港前にある「隠岐ビューポートホテル」に宿泊

今回島後よりみちで宿泊したのは「隠岐ビューポートホテル」です。こちらを選んだ理由は、立地の良さです。

島後の玄関口である「西郷港」から屋根付きの連絡通路を渡って直結しています。隠岐ポートプラザの3階にあるロビーからは、西郷湾を一望できる大パノラマが見られるくらい、港からすぐです。建物の1階には、「総合案内観光所」があり、観光タクシー・遊覧船等の予約もできたりと便利です。そして、外に出るとすぐ「隠岐ポートプラザバス停」があり、だいたいのバス路線が通っていってくれるので、移動するのにも便利です。

夕食のついたプランもありますが、周辺に飲食店も多いので、色々とお店によりみちしてみるのもいいと思います。近いので、歩いてすぐ戻ってこられます。近くにドラッグストアウェルネスがあるので、飲み物や食品の買い出しに便利です。夜8時まであいています。

部屋はシングルがなく、基本ツインのお部屋です。広々と使えます。

朝ご飯は、結構品数がありました。小皿が色々と並びます。イカ刺しもついていました。

2連泊しましたが、2日目の朝食の内容は変えて用意していただけました。

隠岐の島グルメ1:白バイ貝を食べるなら「白扇」

隠岐の島に来たら、食べておきたいのが「白バイ貝」。隠岐のお土産物を見てみても、バイ貝があります。その白バイ貝をコース料理のように出してくれるのが、「白扇」です。西郷港から歩いて3分ほどのところにあります。

必ず予約をしてからいきましょう。人数が少ないと、店を開けてくれないみたいです。ウーーノも直前の予約で、たまたまこの日は団体のお客さんがみえたので、カウンターでいただくことができました。予約は基本5人以上なんだそうです。団体のお客さんのペースに合わせて、こちらも料理が出てきました。

隠岐の島のお酒というと、日本酒「隠岐誉」が有名です。隠岐誉の瓶がカウンターに並んでいます。隠岐唯一の酒蔵が、島後にあります。隠岐には5つの蔵がもともとあったそうですが、その5つを隠岐酒造株式会社にまとめたそうです。

雑味が少なくて、すっきりとした飲み口です。貝や刺身に合いそうです。

まず刺身と、先付け三点盛りと小鉢が運ばれてきます。白バイ貝や赤バイ貝の刺身も乗った、刺身盛り合わせ。鬼エビやアジなども乗っています。

早速バイ貝の刺身をいただいてみると、旨味が濃く感じます。噛めば噛むほど味が出ます。生のはずなのに、干物にしたくらい旨味が凝縮されている感じです。貝が摂取している栄養の違いなんでしょうね。

隠岐の島でしかお目にかかれない赤バイ貝。白バイ貝より更に味が深いく、コリッコリの食感がすごいです。隠岐誉に絶対合います。これだけでも、隠岐にきた甲斐があったと感じます。

次に出てくる「白バイ貝のお吸い物」が、度肝を抜く凄さです。素直にでかい!

エリーゼさんと比べてみても、縮尺を間違えているかのような大きさです。エリーゼさんより大きいかも。時間が経つと硬くなってくるので、早めに取り出して食べてくださいとのこと。クルンと殻から取り出すと、巨大な身があらわになります。身もおいしいですが、その出汁が出た汁は、もっとおいしいです。出汁も、隠岐誉に合います。

揚げ出し豆腐、煮魚、貝と魚とエビの天ぷらとコースは続いていきます。

最後に海老の入った味噌汁と、白バイ貝の雑炊が出てきます。雑炊はおかわりもできました。

こんなにたくさんバイ貝を食べて満たされたのは初めてです。これで3000円のコースとは、頼まなきゃ損です。絶対開いていたらまた行きたいと思うお店でした。

隠岐の島グルメ2:鉄板で焼くイカの丸焼きがすごい「dozi」

「隠岐ビューポートホテル」からすぐのところにある「のみくいはうす dozi」によりみち。鉄板焼きメニューがある居酒屋です。

入ってすぐにカウンターがあり、目の前にある鉄板で、いろんな鉄板焼き料理を作っていってくれます。

まずは1300円の刺身盛り合わせをオーダー。ドーンと7種類も盛られています。アジ、サザエ、タコ、イカ、サーモン、ハマチ、そして白バイ貝。これだけでも結構満足できます。

珍しい「イチジクの揚げ出し」なんてのがあったので、頼んでみました。とろっとした食感が不思議です。フルーツを食べてる感じがしません。

他の人がオーダーしていて、鉄板で豪快に焼いているところを見て、思わずウーーノも頼んじゃいました。「イカの姿焼き」。大きなイカを丸ごとゴロンとと鉄板の上で焼いていきます。その迫力はすごかったです。

エリーゼさん大活躍。イカも、エリーゼさんより遥かに大きかったです。これで700円とは、恐れ入りました。一人でいったので、色々と頼めませんでしたが、大勢で行って、いろんなメニューを試してみたくなるお店でした。

隠岐の島グルメ3:ピザ&パスタ「ポモドーロ」

白バイ貝のお店で紹介した「白扇」の近くにあるピザとパスタのお店「ポモドーロ Pomodoro」。ランチ営業もしています。

ペスカトーレスパゲッティをいただきました。白身魚や、海老、イカなどの魚介類が、ゴロゴロっと贅沢に入っています。隠岐でちょっとパスタやピザが食べたくなったなという時に、よりみちしたいお店です。

隠岐の島グルメ4:サザエカレー

隠岐の島のカフェなどでいただけるカフェ飯の中に、「サザエカレー」を多く見かけます。2軒ご紹介します。西郷港からすぐのところにある「コーヒー&スナック マスヤ」

ランチでよりみちしましたが、みなさんはだいたい日替わり定食を注文されていました。

こちらはサザエがカレーに混ぜ込まれています。カレーが強いので、サザエの旨味はそれほど感じません。パッと出てくるメニューなので、漁師飯のイメージかもしれません。

もう一軒は、「隠岐ビューポートホテル」のすぐ向かい側にある「サカータブロス」。朝7時から途中休憩を入れて、深夜0時まで営業してくれるお店です。キッチンカーでイベントなどにも出店されているそうです。

いろんな口コミにもありますが、接客に圧があります。気にしない方はどうぞ。夜はバーのような感じの営業です。結構いろんな種類のメニューがあるのはすごいです。

こちらのサザエカレーは串に刺して焼かれたサザエが、別に盛られています。この提供の仕方のほうが、サザエの味も感じることができるので、いいかもしれないと思いました。

隠岐の島グルメ5:生クリームたっぷりシュークリーム「八番館」(閉店しました)

白バイ貝のお店「白扇」と同じ通りにあるカフェ「コーヒーショップ八番館」。なかなか島ではカフェに出会えないので、ありがたかったです。関西から来られた夫婦が長く経営されていましたが、最近お店を閉められたそうです。ここのシュークリームが美味しかったので、とても残念です。

入り口すぐのショーケースには、シュークリームが並んでいます。記事から生クリームが溢れてきているのがみえます。

サイフォンで一杯ずつ入れるコーヒー。コーヒーが350円で、シュークリームが200円。これで550円とはかなりの破格です。サイフォンで入れられたコーヒー。ほっとする味です。

この生クリームたっぷりのシュークリームを見てください。カスタードじゃないシュークリームがウーーノは大好きなので、かなり理想のシュークリームでした。

あまりに美味しかったので、帰りの船の中で食べるようにテイクアウトもしちゃいました。

お店はどうやら閉められちゃったようですが、またどこかでこのシュークリームをいただきたいなと思います。

隠岐の島グルメ6:海と山のコラボアイス

白バイ貝のお店「白扇」のある西町通りをそのまま八尾川沿いに5分ほど歩くと、和菓子のお店「秀月堂」があります。「秀月堂」の前で「海と山のコラボアイス」という旗を見かけました。海のない飯南町と乳牛がいない隠岐の島町が、お互いの素材を生かして生まれたのが、この「海と山のコラボアイス」です。

カップアイスで、何種類か味があります。「森のアイス」として飯南町の牛乳、抹茶、バニラ、サツマイモの他に、「海×山アイス」として隠岐の島町の藻塩ヨーグルト、だいだいなど。季節によっては藻塩ミルク、隠岐誉の酒粕、はっさくシャーベットなどもあります。

今回は隠岐の日本酒「隠岐誉」の酒粕を使った、夏季限定のアイスクリームをいただきました。ほんのりお米の甘さと、日本酒の香りがします。いろんな味があるので、試してみたいです。おみやげに送ることもできそうです。


今回ご紹介したところは、西郷港から歩いて10分もかからずに行けるところばかりです。西郷港の周辺には結構粒揃いのお店が多くて、全部よりみちして回ってみたくなります。ぜひよりみちしてみてくださいね。

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