島根県隠岐の島町|隠岐へ行こう10〜島後西郷港周辺でよりみち観光

2019年夏のよりみち旅は「そうだ、隠岐へ行こう!」ということで、島根県の隠岐の4つの島を巡りました。島後の「隠岐の島町」の玄関口フェリーターミナルのある西郷港周辺でよりみち観光しました。

【よりみちレポート】島根県隠岐の島町|隠岐へ行こう10〜島後西郷港周辺でよりみち観光

日時:2019年8月
エリア:島根県(隠岐郡隠岐の島町)

隠岐島4島(西ノ島、知夫里島、中ノ島、隠岐の島)をめぐりました。

よりみちスポット

隠岐西郷港フェリーターミナルの内部へ

島後の玄関口「西郷港」のフェリーターミナルは、平成22年にリニューアルされました。訪れた時は、古くなった桟橋の工事をしていました。

西郷港フェリーターミナルの建物の一階には、チケット売り場があります。ここにも境港で見かけたのと同じ、鬼太郎ベンチがありました。

そのほか、一階にはお土産物屋があります。街中にはあまりお土産物を売るお店がないので、ここでまとめて買うのが便利だと思います。特産の白バイ貝の煮付けなどが並んでいます。

二階は大型フェリーの乗降口になっています。船の到着がない時間帯だと、人がほとんどいなくて静かです。ここでのんびり外の風景を眺めるのもいいです。

外のデッキにも出られます。デッキから左の方を見てみると、高速船のレインボージェットが到着していました。大型のフェリーは海に向かって右手に着きますが、高速船は左手の少し離れたところに着きます。フェリーターミナルからは、屋根付きの連絡通路が一階から伸びていますので、そこを通っていきます。

八尾川沿いの風景

西郷港から西に伸びる国道485号線をいきます。右手に夜8時まであいている「ドラッグストアウェルネス西郷店」があります。

国道485号線から少し左へ入ると、隠岐の島グルメで紹介した「のみくいどころdozi」や、出雲大社西郷分院があります。夜になると、提灯にあかりが灯って、どちらもきれいです。

【参考記事:】

国道485号線をもう少し行くと、八尾川(やびがわ)にでます。その手前の道を右に行くと「西町通り」があり、隠岐の島グルメで紹介した白バイ貝の「白扇」、イタリア料理の「ポモドーロ」、シュークリームが美味しかったカフェ「八番館」があります。

八尾川沿いの風景。とても流れが穏やかな川なので、周りの風景がきれいに映り込みます。川岸には漁船がたくさん停泊されています。家からそのまま船に乗り込めるように階段になっているところもあります。

八尾川沿いにある橋を渡ったあたりに「水祖(みおや)神社」があります。隣にある「隠岐プラザホテル」は昭和天皇も宿泊されたことがあるそうです。罔象女(みずはのめ)神を祀っています。川や水源地等水を司る神様としてお祀りされています。

この水祖神社がある一角は、大きな中洲のような地形になっています。5つの橋で対岸と結ばれています。

水祖神社から八尾川沿いに行くと、「愛の橋」と名前がついている橋がありました。フェンスが建てられていて、渡ることはできません。現在は補修工事中とのことです。普段は車両通行できる橋です。

この橋は、近所で金物屋の藤原金市が、遠回りして学校に通う小学生のために、自費を投じて昭和4年に作ったのが始まりだという。

クリスチャンだった金市は「なんじの隣人を愛せよ」の信条から『愛の橋』と名付けて、町に寄付したそうです。

「愛の橋」のところにもありますが、隠岐の島の街を歩くと、各地に立て看板が立っていて、解説が書いてあります。

愛の橋を渡った向こうに「愛の橋商店街」があります。「愛の橋」が渡れないので一本西寄りの「八尾川橋」を渡って「愛の橋商店街」へよりみちします。

「八尾川橋」を渡ってすぐのところにあるのが「京見屋分店」です。セレクトショップのような感じで、お土産物やこだわりの雑貨が並んでいます。

「京見屋分店」でプチよりみちコンサート開催。隠岐のおみやげに「隠岐島の思い出手拭い」をいただきました。海士町で飲んだ地サイダー「隠岐のはっさくサイダー」もありました。

「愛の橋商店街」には飲食店「月あかりカフェ」や、隠岐の島グルメで紹介した「海と山のコラボアイス」が購入できる和菓子屋「秀月堂」もあります。日用品のお店なども並んでいます。

「秀月堂」の近くの水辺でアイスクリームをいただきましたが、川面に空が鏡のように写っていました。

「愛の橋商店街」を八尾川沿いに戻るように進んでいくと、「白扇」などがあった「西町通り」に続いています。

「だんじり舞通り」を通って「隠岐一畑交通営業所」へ

今度は、西郷港フェリーターミナルを北の方へ向かいます。西郷港の前を通る、二車線ある「汽船場通り」を一本中に入ると、狭い道があります。緑や赤や青で道が塗られていてとてもカラフルです。狭いですが、一方通行ではありません。この道をバスも通っていくので結構通るのは怖いです。注意を促すためにカラフルな色にしているんでしょうね。

宇屋川に沿って「だんじり舞通り」があります。木造の「木上橋」がかかっています。車は渡れません。

「だんじり舞通り」には古い町並みがあります。「だんじり舞通り」沿いにある御碕神社で、3年に1度の「宇屋だんじり舞風流」があります。江戸時代、元大坂町奉行所から隠岐にやってきた黒崎又五郎が庄屋の板屋武左衛門とともに始めたと伝えられています。

古民家再生プロジェクトも行われていて、古民家を利用した「NOGI NOVI HOUSE」という宿泊施設がありました。

宇屋川の東側を通る「だんじり舞通り」と西側を通る「目貫通り」が交わったあたりに「隠岐一畑交通営業所」があります。ここが大体のバスの始発になっていますが、西郷港からは歩いて10分ほど離れています。

バスで「隠岐国分寺」と「隠岐モーモードーム」へ

境内は国の史跡に指定されている「隠岐国分寺」と、牛突きが見られる「隠岐モーモードーム」へよりみちしました。西郷港からは少し離れているので、バスで向かいます。歩こうと思うと、1時間弱ほどかかります。

かなりバスの本数が少なく、最寄りの「国分寺前バス停」は1日2往復のみ。少し離れた「国分寺入り口バス停」は1日4往復のみ。2つのバス停は「隠岐高校線」と「中村線」という別の路線が通っています。もう少し離れた「平新開地バス停」も別の「循環線」という路線が走っているので、時間に合わせてそれぞれの路線をうまく利用して往復します。

今回は、行きを「中村線」帰りを「循環線」に乗ることができました。

「国分寺入口バス停」は国道485号線沿いにあります。そこから「隠岐国分寺」までは歩いて5分ほどかかります。入り口のところに妖怪「五体面像」がいました。

境内への入り口に「祝 史跡隠岐国分寺境内 国史跡指定範囲追加」という看板がありました。平成23年(2011年)に奈良朝期創建当時の柱穴発見され、平成30年10月に、国指定追加拡大指定を受けたそうです。

東寺真言宗の寺院。山号は禅尾山。拝観料400円

歴史の教科書で一度は目にしている聖武天皇が全国に建立した国分寺の一つです。後醍醐天皇の住んでいたといわれる本堂跡も残されています。昭和9年、後醍醐天皇行在所跡として国の史跡指定を受けました。

かつての本堂は2007年2月の火災により焼失し、2015年10月に再建されました。

階段を少し登ったことろに「後醍醐天皇行在所跡」と書かれた石碑がたっています。

「隠岐国分寺」の隣りに、隠岐牛突きを観覧できる「隠岐モーモードーム」があります。

約800年前、隠岐へご配流となった後鳥羽上皇をお慰めするために島の人々が始めたのが起源とされる隠岐の牛突き。 全国的にみても闘牛の伝統はわずかに残るのみとなりました。巨体の雄牛同士がぶつかり合う大迫力が見られます。

ここで「観光牛突き」が行われます。不定期開催です。観光牛突きでは、勝負をつけることが許されていないので、引き分けにするそうです。この日開催していましたが、ちょうど間に合いませんでした。

帰りのバスは「平新開地バス停」から「循環線」に乗ります。バス停は、八尾川沿いにあるホームセンター「ジュンテンドー西郷店」の前にありました。

「玉若酢命神社」「億岐家住宅」「和気能酢神社」をめぐる

西郷港から西の方へ向かったあたりにある「玉若酢命神社」「億岐家住宅」「和気能酢神社」の3つのよりみちスポットを巡ります。西郷港から歩いていくと30分ほどで「玉若酢命神社」に行けます。

バスで少しだけショートカット。「役場前バス停」まで乗りました。隠岐の島町役場からだと、歩いて10分ほどで「玉若酢命神社」まで行けます。

玉若酢命を主祭神とし、本殿は「隠岐造り」と言われ、随神門、旧拝殿、ともに国指定重要文化財に指定されています。玉若酢命神社の本殿の造営は寛政5年(1793)で、隠岐の中では最古の神社です。

「隠岐造り建築」とは隠岐独特の建築様式で、神社の本殿に用いられる神社建築と一般の民家に用いられる住宅建築に分かれます。隠岐造り神社の場合、屋根は大社造りに似て「妻入り」、平面形は「神明造り」に似て横長の短形となっており、春日造りのように向拝がついているが、春日造と違って向拝と大屋根が離れています。

平たくいうと、屋根の上の形は出雲大社の「大社造」、ひさしは奈良県の春日大社のような「春日造」、社殿の中は伊勢神宮の「神明造」のいいとこどりの建物だということです。

かなり大きなしめ縄がかかっていて圧巻です。

境内には、「八百杉」という大きな杉の木があります。樹齢は推定千数百年の国指定の天然記念物です。幹の太さがすごいです。

「玉若酢命神社」から道を挟んだところに「億岐家住宅」があります。この辺りは観光スポットになっていて、観光バスが次々に訪れます。

隠岐の総社である玉若酢命神社の宮司を務める億岐氏の住宅で、身分や用途によって入り口が三つに分かれるという隠岐独特の民家建築様式となっています。幕末に起きた隠岐騒動の時に付けられた大黒柱の刀傷や弾痕が残されており当時の緊迫した状況を肌で感じることができます。拝観料300円。

「億岐家住宅・宝物殿」には、国指定重要文化財である【駅鈴2個】と【億伎倉印1個】が保管されています。

もう一つの「和気能酢神社」は少し離れたところにあります。「玉若酢命神社」と「億岐家住宅」の間にある坂を登っていきます。google mapで経路検索すると、神社の裏側の道へ行くように出てしまいますので、注意しましょう。

竹林の間の道を進んでいきます。日差しが遮られて涼しかったです。

坂を登ったあたりに集落があって、そこを抜けていきます。

8分ほど歩くと「和気能酢神社」の鳥居が見えてきました。先ほどまでいた「玉若酢命神社」は幹線道路のすぐ近くでしたが、こちらはとても静かなところです。セミの声と鳥の鳴き声があたりに響きます。小川も流れているので、水の涼しげな音も聞こえます。

ここからは、神社でよく見る風景の、階段が待っています。いつもよりは少なめです。

隠岐で見てきた神社の中では、敷地は小さい方です。階段を登った先に社だけありました。

神社の鳥居の前を左へ続く道があったので、そのまま行ってみると、どんどん下っていきます。Uの字を描くように戻っていきます。海辺に出ました。隠岐空港線の道路が前を走っています。向こうに見える赤い大きな橋は「西郷大橋」です。

バスで通った隠岐の島町役場を通って西郷港の方面へ歩いていきます。役場を超えたあたりを流れる八尾川。長閑な雰囲気です。

八尾川をもう少し行くと「八尾川かっぱ公園」がありました。八尾川沿いには、かっぱにまつわる伝承があるそうです。公園にはかっぱの銅像や遊具などがあります。

この辺りの風景は、のんびりした感じがします。川の流れがゆったりして見えるからかもしれません。かっぱ公園からもう少し南に行くと、先ほど遠目に見えていた「西郷大橋」があります。

自家焙煎コーヒーがいただける「100 TARO COFFEEROASTER」

「玉若酢命神社」に向かうとき、隠岐の島町役場のあたりでバスを降りて向かいましたが、その時に見かけたカフェに寄り道しました。隠岐の島町役場からすぐ近くにある「100 TARO COFFEE ROASTER」。2018年末にできたばかりだったようです。

おしゃれな店内です。奥の壁の赤色が印象的です。低めの椅子に座ってしまうと、もう立ち上がれなさそうです。

店内で自家焙煎も行っています。

ホットコーヒーは、しっかりとした苦味のあるコーヒーです。種類も豊富で迷ってしまいます。

アイスクリームの乗ったコーヒーゼリーもいただきました。冷たくなると味や香りがボケてしまうことが多いですが、しっかりとした珈琲の味わいが感じられるコーヒーゼリーでした。これは、大人の味です。アイスクリームを添えて食べても、ちゃんと珈琲の苦味を感じます。

隠岐の島に来て、結構美味しいコーヒーに出会える確率は高かったように思います。

「100 TARO COFFEE ROASTER」にて、プチよりみちコンサート開催しました。終了後にはようかい手々てん発見。

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