富山県黒部市|2019夏の北陸よりみち旅7〜黒部峡谷鉄道で欅平へ

黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗りつつ、「欅平駅」「鐘釣駅」「黒薙駅」の各駅へよりみちしました。まずは終点の「欅平駅」からよりみち開始です。8年前によりみちした時は、途中の名剣温泉までしか行けませんでしたが、今回は祖母谷温泉まで行きました。黒部峡谷鉄道での見どころや、欅平から祖母谷温泉までの風景をご紹介します。

【参考記事:】

【よりみちレポート】富山県黒部市|2019夏の北陸よりみち旅7〜黒部峡谷鉄道で欅平へ

日時:2019年9月
エリア:富山県(黒部市)

富山県舟橋村でトイピアノ演奏をしたのち、富山県の黒部や氷見をよりみちしました。観光列車「花嫁のれん」や黒部峡谷鉄道など、列車の旅も楽しみました。

よりみちスポット

宇奈月駅で黒部峡谷鉄道の「1日乗り放題きっぷ」購入

黒部峡谷鉄道は、事前予約することもできます。繁忙期などは早めに予約しておかないと、満席で乗れないこともあります。インターネットから予約をすることができます。片道1980円です。

今回は「1日乗り放題きっぷ」を購入して利用しました。「1日乗り放題きっぷ」は4000円ですが、これは「欅平駅」「鐘釣駅」「黒薙駅」の各駅に1回下車して行った運賃の合計と同じ値段になります。ですから、特別お得になるという感じはしませんが、その都度支払いをしなくてもいいという点は便利だと思います。

「1日乗り放題きっぷ」を利用する場合は、列車の事前予約をすることができないので、当日窓口で予約をします。

夜の間に雨がざっと降ったようでした。富山地方鉄道の宇奈月温泉駅から右の奥の坂を登っていきます。3分ほど歩くと黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に到着。

黒部峡谷鉄道の始発は7時57分です。今回は2本めの8時17分のトロッコ列車に乗る予定です。

9月の初めの月曜日でしたが、混むかなと思って、チケットの当日券購入開始時間の6時50分に窓口に行ってみました。

この時間にはすでに乗り口のところにたくさんの人が並んでいました。こんなに混むのか・・・と思ってみてみると、みなさん作業着を着ています。客車が走る前に、それとは別の工事用車両が走っているそうで、そちらで現場に向かう作業員の方が並んでいました。ご苦労様です!

6時50分前に窓口に着くと並んでいる人は、僕の前に1人だけいました。結局6時50分に並んでいたのは4組ほどでした。窓口で、「1日乗り放題きっぷ」を購入します。クレジットカードなども利用できます。購入するときに、乗車する8時17分のトロッコ列車の予約も一緒にしました。帰りの列車も予約できますが、予定が変わるかもしれないので、「欅平駅」についてから予約することにしました。

無事「1日乗り放題きっぷ」を購入できました。「ベーシックタイプ」と「プレミアムタイプ」があります。黒部峡谷鉄道のトロッコには3種類あって、窓がついていなくて、外の風を感じることができる「普通客車」と、窓がついた「特別客車」と、窓付きで、座席も広くゆったりとした空間の「リラックス客車」があります。

「ベーシックタイプ」は「普通客車」のみに乗ることができます。雨の日や寒い日でなければ、このタイプでいいと思います。「プレミアムタイプ」はすべての客車に乗ることができます。「普通客車」以外に「特別客車」か「リラックス客車」かどれを連結しているかは、便によってかわりますので、時刻表をご覧ください。「ベーシックタイプ」でも、別料金を支払えば、「特別客車」や「リラックス客車」に乗ることもできます。

黒部峡谷鉄道に乗って「欅平駅」までの見どころ

ホテルに戻って朝食を食べた後に、再び黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」に8時頃に戻ってきました。混んでるか・・・と思ったら、先頭に並ぶことができました。

列車の予約をすると、何号車に乗るかというところだけ指定されています。その号車の中のどの席に座るかは自由です。

トロッコ列車の15分ほど前に改札が開きました。写真を先に撮りたかったので、ささっとホームへ向かいます。1番のりばにトロッコ列車がとまっています。

2両の機関車をつなげて13両の旅客車を引きます。8時17分の便は、普通客車とリラックス客車が繋げられていました。普通客車の椅子はベンチ椅子です。車両の前後には窓がありますが、横には窓がなくオープンカー状態です。屋根はあります。

風が吹く中で雨が降ったりすると吹き込んできそうです。

トイピアノを客車に乗せてみると、ちょうど足元のスペースにすっぽりおさまりました。

さて、どのくらい混むかな・・・と思っているうちに出発時間です。つまり、この客車にはウーーノ1人とトイピアノだけが乗車しました。

前回はかなり混んでいたので、日によってはこんなに空いてる状況で乗ることもできるみたいです。大体の客車が1組か2組くらいの乗車でした。

雨が止んでくれてよかったです。涼しくて気持ちい風が吹き抜けていきます。

車内には、景色の解説などの放送が流れています。ナレーターは富山県出身の室井滋さんです。方言の解説をしてくれたりもします。

いくつか見どころなどをご紹介します。赤色の「湖面橋」。名前の通り、エメラルドグリーンの湖に橋の赤色が映って絶妙なコントラスト。

工事作業の方だけが降りられる柳橋(やなぎばし)駅のすぐそばにある新柳河原(しんやながわら)発電所。中世ヨーロッパの古城をイメージして造られたこの建物は何だか異国情緒が感じられます。ロールプレイングゲームの世界に入ったような雰囲気です。

いくつか駅のホームがあるところを素通りしていきますが、そこはダムの保守をされている作業員の方のためのホームです。朝6時に駅に並んでいた方々ですね。

旅客車で降りられる駅は、「宇奈月駅」「黒薙駅」「鐘釣駅」「欅平駅」の4駅です。4月中だけ、終点が黒薙駅の少し先にある「笹平駅」になります。

黒薙駅を過ぎると峡谷の沿線で一番峻険な谷に架かる後曳(あとびき)橋を渡ります。その高さ、なんと60m!あまりの谷の深さに後ろに引き下がったことから後曳と呼ばれるようになったそうです。

「後曳橋」を渡る時にクラシカルなたたずまいの橋が見えます。「水路橋」という、猫又から新柳河原発電所まで水を送る為の送水用の橋です。

黒薙駅と鐘釣駅の間にある「出し平ダム」。高さ77メートル、幅136メートルあります。黒部川は急流で流れ込む土砂の量が多く、ダムの機能を維持するために日本で初めて土砂を流すためのゲートが備えられました。

黒部川第二発電所にある赤い橋は「目黒橋」といいます。戦前に架けられ、はしごを横に倒したような形式の橋で、大変珍しいんだそうです。

山の斜面に作られた細いところを走るので、線路の幅も狭くなっています。トンネルや橋をいくつも通り抜けていきます。

周りの風景を楽しんでいると、終点の欅平駅に到着。あっという間の1時間20分でした。13両もつないでいるので、出口までが遠いです。

欅平駅の改札を出ました。左側のところにチケット売り場があります。帰りの予約をしておきます。予約した列車の発車よりも前であれば、予約の変更をすることもできます。

今回は、欅平で3時間半の時間をとっておきました。3時間半でよりみちできたところをご紹介していきます。

赤い「奥鐘橋」を渡って「人喰岩」へ

欅平駅からよりみちスタートです。欅平駅の建物の中には、食事ができる「レストイン欅」や立ち食いそばのお店があります。欅平ビジターセンターのあたりから階段を降りていったところが、散策コースのはじまりです。

はじめに見えてくるのは赤い色が印象的な「奥鐘橋」です。高さ34mからの眺めはまさに絶景です。下を黒部川の支流、祖母谷川が流れていて、ザ〜という川のせせらぎが聞こえてきます。

「奥鐘橋」を越えて少し行くと、欅平周辺の絶景スポットがあります。道の先に出っ張った岩があります。

「人喰岩(ひとくいいわ)」と言われる岩場で、岸壁が大きく口を開き、人を飲み込んでいるかのように見える迫力満点のスポットです。確かに、迫りくる壁という感じです。

食事や立ち寄り湯もできる「名剣温泉」

「熊出没注意」の看板がありました。黄色い熊はよく見かけます。

舗装された道を登っていきます。まあまあな坂道です。途中トンネルもいくつか越えていきます。

下を見てみると黒部川の支流「祖母谷川」が流れています。川のせせらぎを聞きながら、ずっと川沿いの道を進んでいきます。

欅平駅から、写真を撮りながらゆっくり歩いて25分ほどで、「名剣温泉」に到着。こちらでは、食事ができたり、「名剣温泉」に立ち寄り湯もできます。また、宿泊することもできます。泉質は無色透明の単純硫黄泉で、露天風呂からは黒部峡谷の雄大な景色を眺めることができます。入湯料750円。

この建物の前で写真をとっていると、

「昔ここで見かけたことがあるよ!」

と声をかけていただけました。なんと、8年前にこのあたりで動画撮影しているところを見かけた方に遭遇しました。こちらの名剣温泉に勤めてらっしゃる方でした。嬉しいですね。

まだランチ営業の時間ではなかったので、後ほど帰りによりみちして食事をしました。靴を脱いで中へ入ると、畳敷の部屋にテーブル席が並んでいました。

おそばをツルッといただきました。帰りの列車の時間まで余裕があったので、コーヒーで一服しました。

覚えていていただけたお礼に、お店でトイピアノ演奏してきました。食事を楽しまれている方と一緒に聞いていただきました。

さらに奥にある「祖母谷温泉」へ

名剣温泉を越えたところにも、「人喰岩」のようになっているところがところどころあります。

時々晴れ間があって、太陽の光が差してきます。

少しずつ道の舗装がなくなってきました。砂利道が続くようになりました。さっきは太陽の光がさしてきていたのですが、急に雨に降られました。人喰岩のような岩場の屋根があるところまで行って、しばし雨宿りしました。

15分ほど雨宿りをすると、雨が止んでくれたので道を進みます。緑に囲まれた中を進んでいきます。この辺りまで来ると、すれ違う人は少なくなります。みなさん名剣温泉くらいまで歩いて引き返されるようです。

トンネルもいくつか通っていきます。トンネルの壁から水が染み出していたりします。ですから、水を排水できるように、トンネル内の道の真ん中に溝がありました。

長いトンネルを抜けると、建物と橋が見えてきました。こちらが「祖母谷温泉(ばばだにおんせん)」です。写真を撮りながらゆっくり歩いて、雨宿りもして1時間ちょっとで到着。

「祖母谷温泉」では、宿泊や立ち寄り湯もできます。大自然の中ではいる露天風呂は格別です。入湯料500円。

温泉が湧き出る「祖母谷地獄」

祖母谷川にかかる橋を渡ったあたりに「河原の露天風呂 祖母谷地獄」と書かれた看板があります。温泉が湧き出している瓦の風景を見ることができます。ちょうど、祖母谷温泉の建物とは反対方向に行く感じです。

祖母谷川沿いをいきます。川の色が少し白く濁っているように見えます。「祖母谷温泉」の露天風呂のお湯も少し白濁していました。温泉が川に流れ出ているようです。

砂利道を数分進んでいくと、湯気が見えるところに出ました。この辺りが温泉の噴出地の「祖母谷地獄」です。あたりにある木の通路が朽ちてきていたり、岩肌がグレーに染まっていたりと、地獄感が出ています。

ほのかに硫黄の香りが立ち込めていました。ここでゆっくり時間を過ごすのは難しそうな感じです。さすが地獄。

先ほどこの地獄へ来るとき通ってきた河原のあたりで、のんびりと過ごしました。そのあたりは硫黄の香りもほとんどしないので、時間を過ごすのにはいいとおもます。川に足を浸したりして風景を楽しみました。

戻って「河原展望台」と「河原園地」へ

ここまでで、欅平駅に到着してから2時間ほどゆっくり楽しみました。祖母谷温泉から帰る頃には、かなりいい天気になりました。日の光に照らされて、橋に影の模様ができてきました。

後1時間半残っています。この後、途中の名剣温泉でお昼を食べました。まだ時間があったので、欅平周辺にあるよりみちスポットにいきました。

行きの時には雨で濡れていた「奥鐘橋」は、すっかり乾いていました。

ビジターセンターのあたりから下へ降りていく道があって、どんどんと下へ降りていくと、河原まで行けます。河原展望台があって、「欅平」と書いてある看板のところで記念写真も撮れます。

先ほど通ってきた「奥鐘橋」を下から見上げる形で見られます。右へ流れていく川の流れが黒部川で、左奥に見える滝は、支流の祖母谷川から流れこむものです。

この展望台のところに足湯もあるので、お湯に足を浸して風景を楽しむこともできます。

このあたりに「欅平温泉 猿飛山荘」という宿泊施設もあり、日帰り入浴や食事もできます。入湯料700円。

「猿飛山荘」のあたりから、「河原園地」と呼ばれる、黒部川沿いの河原へ降りることもできます。黒部川は結構深い谷底を流れている川なので、なかなか河原に降りられるところがありません。

欅平のあたりだと、この「河原園地」と「祖母谷温泉」のあたりだけです。

ここで帰りのトロッコ列車の時間となりました。9時30分頃着いて、13時までいました。3時間半あると、結構色々できます。温泉には入りませんでしたが、温泉に30分くらい浸かっている余裕はありそうです。

この後、黒部峡谷鉄道の他の駅「鐘釣駅」と「黒薙駅」をよりみちしてまわりました。

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