ピアノであそぼう1〜まねっこピアノ
みなさん、ピアノ練習して・・・まちがえました
みなさん、ピアノであそんでますか?!
せっかく「ピアノ」という大きな遊び道具があるので、ぜひあそんであげてくださいね。ピアノ教室で課題曲がでた。それを仕上げていくのも一つの遊びですが、どうしても気持ちが乗らないときは、別の遊び方を試してみてはいかがでしょうか。
今回オススメするピアノの遊び方は、「まねっこピアノ」。2人でやる方法と、1人でやる方法をご紹介します。
「まねっこ」なので、まねをします。すみずみまでよく見て、まねてみましょう。親子でまね対決も面白いと思います。まずは2人でやる方法を教えます。
2人でまねっこピアノ
1人が手本としてピアノをひきます。それをまねて、もう1人がまったく同じようにピアノをひきます。次は、交代しましょう。さっきあとでまねてひいていた人が、先に手本としてピアノをひきます。もう1人がまねてひきます。 それだけ。
単純だからこそ、どうやったら相手が引っかかるか思いうかべながら、手本としてひいてみましょう。ひっかけるポイントは
- 音のたかさ
- 音のつよさ
- 音のながさ
- 何回ひくか
- どの指でひいたか
- ひいている手以外にもう一方の手や足もうごかしてみる
- 変な顔をしてみる
「音のたかさ」・・・近い音はわかりやすい。遠い音を続けてひいたり同時にひいたりするとわかりにくい
「音のつよさ」・・・音がならないように鍵盤を下ろしてみたりする
「音のながさ」「何回ひくか」・・・わざと長くしたり回数を増やしたりして数を数えてみる
「どの指でひいたか」・・・指先でひいたり、左右交差してひいたり、ツメのところでひいたり、ひじでひいたり、アゴでひいたり、指以外でもひいてみる
「ひいている手以外」「変な顔」・・・ひいている指以外にも注目させる
この「まねっこピアノ」で大切なのは、「観察力」と「再現力」の2つです。どこまで広く細かく観察できたか、そして、同じように再現するためには、どうすればいいかを瞬時に判断する力というのは、ピアノを弾くときにも、他の勉強をするときにも大切なことだと思います。
「学ぶ」という言葉は「まねぶ(真似ぶ)」からきているといいます。なんでも学習することというのは、他の人を観察して、得た情報を自分でも真似て再現してみるというところが大切なんです。
しかしながら、「楽譜」を読んで「ピアノを弾く」という行為も、本当は「まねる」という行為なんですよね。作曲家が作った作品を、それと同じように「再現する方法」が書かれているもの。それが「楽譜」です。「楽譜」をまねるのに飽きたら、「まねっこピアノ」いかがでしょうか?!
1人でまねっこピアノ
右の手と左の手でまねをしてみる。
左右で鏡のように反対の動きでまねてみる。 <例>右[ドレミファラ]→左[ドシラソミ]
一音ずつ音を増やしていく <例>右[ド]→左[ドソ]→右[ドソシー]→左[ドソシー#レ]・・・
ルールを作ればあそびになるので、自分でいろんなルールを決めてみよう!