ピアノを弾く時、指の爪は切った方がいいと言われるけど、これは鍵盤を〇〇〇ため
今回のテーマ
ピアノを弾く時、指の爪は切った方がいいと言われるけど、これは鍵盤を〇〇〇ため
の答えは・・・
鍵盤を「つかむ」ためです。
爪の語源は、「縁(へり・ふち)」「際(きわ)」など物のはしを意味する「端(つま)」で、指の端のことで、「爪先(つまさき)」も足の指の先をいう。指などで挟んで持つ意味の動詞「つまむ」も「爪」が語源といわれ、「端(つま)」と「爪(つめ)」の関係は深いです。
また、「爪」という漢字の成り立ちは、「手を上からかぶせて、下にある物をつまみ持つ形にかたどられ、つめの意味を表す(漢語林より)」ものです。つまり、爪は指腹に加える力を支えています。爪で指の肉を挟み込むことによって摩擦を起こして、物をつかめるようにしている、道具を利用する人間にとってはとても大切な機能なんです。
爪がアーチ状になっているのも、つかむ力が発揮しやすいように工夫された形です。手がアーチ状になるのも同じ理由です。
指先の先端の部分では、骨は爪の中央の途中までしかなく、骨のない部分では、すべて爪が力を支えています。爪がないと小さなものをつかむこともできなくなります。また、爪の長さが短すぎても、爪の厚みが薄すぎても同じことが起きます。
だから、爪は長すぎても、深爪しすぎてもよくないんです。適度にアーチ状に切りそろえておくのが、つかむ動作にとってはいいんです。
ピアノを演奏する指の動かし方関しては、以下の記事もご参考ください。
爪を利用する弾き方に関しては、もう少しポイントがありますが、これはまたのレッスンでお話ししたいと思います。
これにて今日のレッスンを終わります。 キーンコーンカーンコーン♪