静岡県浜松市|壮大な中田島砂丘の風景と新しくできたヤマハイノベーション
静岡の西部に位置する浜松は、浜名湖で有名ですが、それ以外にもいろいろとよりみちしたいところがたくさんあります。その中で、春に凧揚げ会場になる中田島砂丘、静岡のファミリーレストランといえば「さわやか」、ヤマハのピアノ工場跡地に新しくできた「ヤマハイノベーション」によりみちしてみました。
日時:2019年6月
エリア:静岡県(浜松市)
浜松の中区、南区、天竜区によりみちしました。
よりみちスポット
浜松駅からバスで移動
浜松駅からスタート。駅前はアクトシティ浜松の建物がそびえ建ってます。浜松駅から今回はバスなどをフル活用して、移動していきます。
遠州鉄道と遠鉄バスを1日乗り放題できる「遠鉄ぶらりきっぷ」があります。自分で日にちのところを削って使用するタイプのチケットで、少し大きめです。大人1540円でした。
まずは浜松駅からバスで南の方へ向かって、中田島砂丘を目指します。
いろんな石の像がある石人の星公園
中田島砂丘の一つ手前のバス停「中田島町」で下車。地図を見ていて気になった「石人の星公園」によりみちしました。
幼稚園の子たちも遠足で来ていてワイワイ楽しそうでした。広い芝生広場や、いろいろな色の花も咲いています。
しかしながら、この公園の特徴は、「石人の星公園」という名前にもなっているように、「石人」があちこちにいることです。人のような姿の石の像が立っています。
立っているだけではなく、座っていたり、寝転んだりしている石人もいます。
いろんな石人さんを見つけてあげてくださいね。
浜松まつり会館と風車公園
石人さんに別れを告げて、中田島砂丘に向かいます。馬込川を渡ったところにあるのが、「浜松まつり会館」です。中田島砂丘では、毎年ゴールデンウィークに凧揚げ大会があります。その情報がみれるのが、この浜松まつり会館です。
この浜松まつり会館は「風車公園」の中にあります。なぜ風車公園?と思ってましたが、確かに風車小屋がありました。一つだけ。でも、いい味出してます。
この風車公園には、先日の大垣市昼飯古墳のような、こんもりとした丘がありました。古墳かな?と思って看板を見てみると、「津波の避難場所」という役割の丘でした。確かに、海からすぐの場所で周りにはそれほど高い建物はありません。上を平らにすることで、たくさんの人が居られるようにしています。
壮観な風景の中田島砂丘
砂丘というと思い浮かぶのは「鳥取砂丘」が一番に思うかもしれませんが、こちらの中田島砂丘も結構すごいです。
はじめに砂の丘を越えていきますが、思ったよりも高く、登るのに足を取られてなかなか前に進めません。
砂の丘を越えるとようやく海が見えてきます。右を見ても左を見てもずっと先まで同じように砂の海岸が続いています。4キロほどこのままの風景が続いているそうです。
駿河湾からの風が強く、波は高めです。風で砂に風紋もできていて面白いです。
海の近くには丸い砂利石のところもあるので、そこに腰掛けて休むといいです。砂の上だと沈んでいきますが、石の上だと多少座りやすいです。
波の音と風の音に包まれて、いつの間にか小一時間佇んでいました。ここからだと「中田島砂丘」バス停まで行くのは20分くらいは見ておいた方がいいです。何しろ砂に足を取られて前に進みにくいです。
ほとんど人が居なくて、この景色を独り占めできるのは、鳥取砂丘では味わえないかもしれません。
「さわやか」でがっつり、げんこつハンバーグ
中田島砂丘から浜松駅に戻る間に、静岡のご当地ファミレス「さわやか浜松白羽店」がありました。よりみちして、噂の「げんこつハンバーグ」をいただきました。
「貝まぐり」バス停で下車して、歩いて3分くらいのところに「さわやか浜松白羽店」があります。平日お昼のランチどきで、どのくらい混んでるかと思いつつ行ってみると、5組くらいが待っている状態でした。やっぱり地元では人気店なんですね。
炭火焼ステーキのお店なんですが、だいたい皆さん「げんこつハンバーグ」を頼まれます。20分ほど待ってようやく席に着くと、僕も「げんこつハンバーグ」を頼みました。250gのハンバーグです。
テニスボールのようなげんこつハンバーグがテーブルにやってくると、店員さんがナイフで半分に切ってくれます。そこでソースを投入。ジュワーっと飛び散るので、下の紙を上げてハネを防ぎます。
ソースのジュワジュワがおさまってくると、ようやくナイフで切っていただきます。裏返してみると・・・赤い!肉が赤い!
気になる人は熱い鉄板に押し付けて焼きながら食べます。赤い状態でも食べられます。周りを見てみると、気にせずに食べています。多分大丈夫です。オニオンソースを選びましたが、なかなか美味しい!さっぱりしていて、するっと肉が喉を通っていきます。あっという間に完食。
ステーキもありますが、まずは「げんこつハンバーグ」を試してみてから、いろんなメニューによりみちするのがいいかと思います。
ヤマハイノベーションでヤマハの歴史を知る
中田島砂丘から浜松駅に戻ってきて、浜松の街をよりみちして回ろうと、散策してました。すると、前は居酒屋が入っていたところに「浜松魅力発信館 The Gate Hamamatsu」なる建物ができていました。ちょうど遠州鉄道の高架下にあります。
浜松の名所などの紹介や、お土産物の紹介もありました。浜松といえば、ヤマハやカワイのピアノ工場がありました。最近は掛川などに移転したみたいですね。ピアノの町ということで、鍵盤の模様の手ぬぐいなどがありました。これは、買おうかどうしようかかなり悩みました。
こちらで「オススメのよりみちスポット」を聞いてみますと「ヤマハイノベーションロード」というのができたとのこと。一年前の2018年7月オープン。電話予約が必要ですが、前に行った時は当日に事前予約で大丈夫だったそうです。
浜松城などをよりみちしようかと思っていましたが、せっかくの情報でしたので、「ヤマハイノベーションロード」によりみちしてみることにしました。
13時30分頃でしたが、電話してみるとOKとのこと。14時30分くらいに予約をして向かいました。
「浜松魅力発信館」の上を走っている遠州鉄道で「ヤマハイノベーションロード」に向かいます。最寄駅は「八幡駅」です。
八幡駅を降りると、すぐ目の前に「ヤマハイノベーションロード」の会場があります。元々はピアノの製造工場があったところで、ピアノ製造所を掛川に移した後、見学できる場所として作ったのが「ヤマハイノベーションロード」です。ヤマハの今までの歴史を体験できる施設です。
敷地に入ると、横断歩道の白い線の代わりに、鍵盤の形になっていました。ヤマハに来たなって感じがします。
守衛所で首から下げる入館証をいただいて、中に入ります。
「トイピアノとともに館内を撮影していいか」の許可も取って、いざ入館。「イノベーションロードにはこの小さなピアノ(トイピアノ )は置いてないということはわかるようにしてくださいね。そうしないと、僕の記事を見て来館された方に、『トイピアノがないじゃないか』と言われてしまいますので・・・」ということを言われましたので、ここで断言しておきますね。
「ヤマハイノベーションロード」には、トイピアノは置いてありません!ウーーノ個人所有のトイピアノです!!!
行ってみてトイピアノがなくてもがっかりしないでくださいね!
と、ちゃんと伝えたところで、中へ。
グランドピアノはさることながら、金管楽器、デジタル楽器、ギターや録音装置など、今までに生み出してきたヤマハの楽器という楽器が展示されていました。ここに展示されている半分くらいの楽器は実際に演奏することもできます。ウーーノもいろんなピアノを演奏してきました。
事前予約さえすれば無料で入れますので、よりみちしてみてはいかがでしょう。