山梨県身延町|冬の身延山久遠寺によりみち観光
甲府駅からJR身延線で身延駅へ。身延には、日蓮宗の総本山「身延山久遠寺」があります。身延の街と、久遠寺をよりみちして回りました。
日時:2016年3月
エリア:山梨県(南巨摩郡身延町)
長野県の木曽福島、奈良井、塩尻、諏訪湖周辺と山梨県の甲府、身延、下部温泉を巡りました。
よりみちスポット
甲府駅から身延駅へ
甲府駅から特急「ふじかわ」で身延線をゆきます。この特急は自由席が多く、学生の方もたくさん乗る、地元の足といった感じです。
甲府から身延までは、特急で1時間弱、普通で1時間30分ほどかかります。自由席特急券は660円と安めの設定になっているので気軽に特急を使えます。
身延駅周辺をよりみちして回る
身延駅前には土産物屋さんなどもありますが、それほど商店が多い感じではありません。
身延駅から北の方へ歩いてみます。南北に伸びている通りが「しょうにん通り」です。向こうに見える身延橋を通って、身延山久遠寺の方面へ行きます。駅前から身延山へバスが出ているので、後ほど乗っていきます。
富士川沿いに、遊歩道があったり、ポケットパークも点々とあります。春には桜が見られそうです。
「願い橋」という橋がありました。他にも「叶え橋」もあり、病気の母が治ったという橋にまつわる物語があるそうです。
「願いが叶う」ということで、縁結びの橋としても親しまれるようになったそうです。
ファミリーマートのコンビニがあると思って行ってみると・・・ちょっと違うようです。「こんびにえんす永谷」でした。駅前にはこちらのコンビニしかありません。
身延橋を渡るとローソンがあります。
身延山バス停から、久遠寺周辺の街をよりみち
身延駅から身延山へは、山梨交通のバスが走っています。だいたい30分に1本くらいあります。12分ほどの乗車で身延山バス停に到着。バスの料金表示が珍しく、10円単位の表記になってます。間違って25円払ったり・・・しませんよね。現在身延駅から身延山の運賃は300円です。
歩くと1時間ほどの道のりですが、身延山久遠寺の総門から久遠寺まではずっと上り坂です。もし歩くなら、山を下る帰り道を歩くと、風景を楽しみながら行けていいと思います。
身延山バス停から、久遠寺の入り口までは歩いて5分ほどです。参道があり、お土産物や飲食店があります。参道から脇道に入って、街をよりみちして回ります。
メインストリートを外れると、狭い路地が続きます。谷あいに集落があるので、坂が多いです。生活道路という感じです。
住宅街を抜けると身延川に注ぐ支流の川の流れがありました。のどかな感じです。
急勾配の階段を登って久遠寺へ
久遠寺は日蓮宗の総本山です。久遠寺山門。ここから久遠寺の境内をいきます。ちらほら参拝される方がみえます。
山門をくぐると杉の木がずらっと並んだ道が続いていました。木々が茂ってくると、途端にあたりに静けさがやってきます。
その先にあるのは、「菩提梯」と呼ばれる急勾配の階段。もうこれは「壁」と称してもいいくらいの角度です。
こちらの風景が、【ウノゾーン通信2016年9月10月号】の表紙の「ここどこ?」写真でした。
この急勾配の階段を、地元の身延高校のみんなは走って登ってます。部活で足腰と精神を鍛えている感じですね。走っていけるのはすごいですね!
「荷物持ちましょうか?」
なんて甘いお声いただきましたが、今回はお言葉だけいただきました。多分、普段からこんな感じでみなさんに接しているんでしょうね。みんな素敵です!キラキラしてました。
煩悩を一つずつ消すように、一段ずつトイピアノとともに登っていきました。
冬ですが、階段を登っていると、汗が噴き出してきます。汗をふきふき、飲み物をごくごくしながら、焦らずに進んでいきます。
287段の階段を登りきったあとの清々しさ。手すりがしっかりしてるので、結構のぼりやすかったです。
久遠寺をお参りするには、この階段をのぼらないとだめなの?なんて思った方・・・実は方法は4つあります。
ひとつがこの急な階段。そして、この階段の脇に男坂、女坂という勾配の違う坂が2つあります。もっと楽なのが・・・エレベーター。観光バスの駐車場から斜行エレベーターがでてます。便利な世の中ですね。
登りきったあとで、高校生のようかい手々てんに出会いました。
階段を登った先には、広い境内があります。
とりあえず階段を登れたので、お参りをしてきました。赤い立派な五重塔や、本堂、祖師堂、拝殿、仏殿が並びます。こちらの建物の中は、見学することもできます。報恩閣の総合受付で靴を脱いで行きます。
久遠寺はここで終わりでなく、ここからさらに上の奥の院があります。そこまで山登り・・・ではなく、ロープウェイでシュッと行けます。ありがたい!
ロープウェイで久遠寺奥の院「思親閣」へ
五重の塔の前にある本堂の脇を奥へと進むと、身延山ロープウェイの乗り場があります。ここから一気に1000メートルを超える山頂へと登れます。
ロープウェイは白が印象的です。こちらのロープウェイは、観光列車のデザインを手がけていることで有名な、水戸岡鋭治さんのデザインです。文字などをみてみると、確かにそれっぽいですね。
内装は木を使っていて、温もりを感じるデザインです。7分ほどで山頂まで行けます。20分間隔で運行されています。
どんどん登っていきます。山山山!って感じです。
1000メートルを超えて、1153メートルまで一気にいけちゃいます。周りも高い山だけど、そこを超えて富士山も見えます。
【ウノゾーン通信2016年9月10月号】の裏の写真はこちらで撮影しました。
ロープウェイ身延山山頂の駅には、売店やレストランもあります。売店で「みそぎ団子」を購入して、富士山を眺めながらいただくというのもいいですね。「身延庵」という展望食堂では、特産の湯葉を使用した、身延ゆばカレーや、身延ゆば丼などがあります。こちらからも外の山々の景色が見られます。
久遠寺奥の院「思親閣」。奥の院の左奥にも展望台があります。
戻ってきて見上げたけど、やっぱり壁ですね。
こちらの階段前で撮った画像が、【ウノゾーン通信2016年9月10月号】の表紙の写真です。
参拝お疲れ様でした!