熊本県天草市|天草・佐賀・対馬のよりみち旅7〜本渡よりみち観光
タコ街道によりみちした後、下島にある天草地方の中心地の一つ「本渡(ほんど)」によりみちしました。天草市の市役所がある街です。熊本市からバスの「快速あまくさ号」に乗って、ここまで1本でいけます。本渡の定番観光スポットをよりみちしてまわりました。
天草といえば「天草大王」という大きな鳥がいます。「天草大王」を提供してくれるお店で鳥の料理をいただきました。
日時:2018年8月〜9月
エリア:熊本県(天草市)
天草・佐賀・対馬をよりみち旅しました。
よりみちスポット
- 天草瀬戸大橋
- 本渡バスターミナル
- 天草市役所
- 本渡中央商店街(銀天街)
- ぶらリート夢咲通り
- 天草宝島国際交流会館ポルト
- 本渡諏訪神社
- 南川プロムナード
- 祇園橋
- 天草キリシタン館
- 殉教公園
- cafe TanTon(閉業しました)
- 鳥蔵
「四郎ヶ浜」からバスで「本渡」へ
天草の「上島」にある「四郎ヶ浜ビーチ」からバスで、天草市の中心地「本渡(ほんど)」へ向かいます。バスで25分ほどの乗車です。
途中、「瀬戸大橋」を渡ります。「瀬戸大橋」といっても、「天草瀬戸大橋」で、「上島」と「下島」を結ぶ橋です。下を流れているのは川のように見えますが、海の上を渡ります。
バスで天草市の本渡バスターミナルに到着。天草の移動の基点になるバスターミナルです。ここから天草の各地にバスが出ています。「快速あまくさ号」もここを発着します。
本渡の街の風景
本渡バスターミナルから、本渡の街を寄り道して回ります。市街地を抜けていく国道324号線。熊本県宇城市から、なぜか長崎県長崎市まで海を越えて続いています。結構交通量の多い道路です。
2018年に訪れた時は、天草市役所の庁舎が絶賛工事中でした。2019年5月に完成したようです。
天草市の中心にある全長約200mの「本渡中央商店街(銀天街)」。アパレルや飲食店などが並ぶ、天草島内唯一のアーケード商店街です。
アーケード街から枝分かれする、細い路地にも商店街があります。「ぶらリート夢咲通り」。昔ながらの商店街っぽい感じです。
アーケード街の西の端にある「天草宝島国際交流会館ポルト」。観光案内所などもあります。本土を歩いてみて、全体的に、車通りや人通りが多い印象でした。
「天草宝島国際交流会館ポルト」の近くにある「本渡諏訪神社」。石造りの大きな鳥居が印象的です。
創立は弘安6年(1283年)。由来は、鎌倉時代の文永11年(1274年)、弘安4年(1281年)の2度にわたる「元冦」の折、本渡城主であった天草大夫大蔵太子という女傑が、水軍を率いて出陣した。その時諏訪大明神の御加護により風神が守ってくれたので、その神恩に感謝し、天草氏領土内の総鎮守として、信州諏訪の御本社より御分霊を奉じたのが同神社の創始とされている。商売の神様である「恵比須神社」や、賛同や水舎周辺の石畳には鶴や亀などの彫刻があり、11月上旬には「本渡の市」という例大祭が行われます。「本渡の市」開催期間中は、本渡諏訪神社例大祭の祭典、諏訪神社内での植木市・露天商街設置をはじめ、「市民文化祭ほんど」「天草郡市小中学校文化展」「天草四郎陣中旗特別公開展示」等の一般催し物や各種スポーツ競技大会等多くのイベントが開催されます。
https://kumamoto.guide/spots/detail/11249
小学校帰りのようかい手々てんに遭遇しました。
国指定重要文化財に指定されている石造りの橋「祇園橋」
本渡の街を歩いていて思うのが、石造りのところが多いような気がします。本渡バスターミナル近くにある「南川プロムナード」。日曜には「しろう天草観光朝市」が開催されるそうです。
街山口川にかかる「祇園橋」は国指定重要文化財に指定されています。本渡バスターミナルから徒歩10分ほどです。こちらも石造りの橋です。この石橋は、天草市下浦(しもうら)地域から採掘された砥石層(といしそう)の砂岩を、下浦の石工が加工したもなんだそうです。
街に石があふれているということは、つまり、近くにいい石が取れる採石場があるということなんですよね。木が取れるところは木造が多くなりますね。
天草下島で採掘される粘土の鉱石「天草陶石」は、陶磁器の原料として広く利用されていたりと、天草は地下資源が豊富に取れる地域です。
1832年に架けられた石橋で、石造桁橋(せきぞうけたばし)としては日本最大級で長さ28.6メートル、幅3.3メートル。全国的にも珍しい45脚の石柱によって支えられている多脚式です。見た目はかなりゴツいです。
車は通れませんが、人は歩いて渡れます。歴史を感じるたたずまいです。
丘の上に建つ「天草キリシタン館」
天草は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されました。本渡には、キリシタン信仰の歴史や、天草四郎、島原・天草一揆に関する展示のある「天草キリシタン館」があります。祇園橋から北へ10分ほど歩きます。本渡バスターミナルからだと20分ほどです。
看板があって、ここから坂道を登っていきます。「キリシタン館」と大きく書かれた道を行きます。
天草・島原の乱の戦没者を奉る千人塚、天草にキリスト教を布教したアダム荒川の碑などがある「殉教公園」を通っていきます。
本渡の市街地を見渡すことのできる、高台の本戸跡に作られた公園で、春は桜の名所として知られています。
5分ほど坂を登っていくと「天草キリシタン館」に到着。入館料は300円です。
天草四郎さんにも会えます。
タピオカのお店「cafe TanTon」(閉業しました)
地元の方に教えてもらったカフェ「cafe TANTON」へよりみち。
タピオカドリンクなどがありました。現在のタピオカブームの前からあるお店ですが、2019年末に閉業されたようです。学校帰りによりみちしている人とかも多く賑わっていましたけど・・・。味も色々あって、タピオカ2倍などトッピングもできました。
「天草大王」が鳥刺しでいただける「鳥蔵」
日も暮れてきて、夕飯を居酒屋「鳥蔵」でいただきました。本渡バスターミナルから東の海の方へ10分ほど歩いた、海の近くにあります。旗に書いてあるように天草の地鶏「天草大王」をいただけます。
「天草大王」と言われる所以は、大王と言われるほど、大きいということ。
手羽先の串焼きですが、エリーゼさんと比べてみると、エリーゼさんより大きいです。味は淡白な感じで、あっさりしています。
「鳥蔵」では、そんな「天草大王」を鳥刺しでいただけます。ささみや砂肝など、いろんな部位の鳥刺しが並びます。鳥刺し大好きなんです。「鳥刺し」は電話で事前に予約しておきました。
普通の鳥刺しより、身がしっかりしている印象でした。かみごたえがあります。鳥刺し盛り合わせの他にも、ハツ刺しや、モモのタタキなどもあります。
鳥三昧で幸せなひと時でした。