熊本県天草市|天草・佐賀・対馬のよりみち旅9〜通詞島をぐるりと一周

九州電力のオリーブ園「天草オリーブ園AVILO」によりみちした後、通詞島(つうじしま)によりみちしました。通詞島は天草上島の北側真ん中あたりにある小さな島で、通詞大橋という橋がかかっていて歩いて渡ることができます。島はそれほど大きくないので、歩いて一周しても2時間くらいで回れます。本渡バスターミナルからこの通詞島まで来られるバス路線があります。

【よりみちレポート】熊本県天草市|天草・佐賀・対馬のよりみち旅9〜通詞島をぐるりと一周

日時:2018年8月〜9月
エリア:熊本県(天草市)

天草・佐賀・対馬をよりみち旅しました。

よりみちスポット

通詞島の街の風景

九州電力のオリーブ園「天草オリーブ園AVILO」によりみちした後、五和支所前からバスで通詞島に向かいました。「通詞島」は天草上島の北側の真ん中あたりにある小さな島で、上島からは「通詞大橋」を渡っていけます。バス路線は、この「通詞大橋」を渡った「通詞島バス停」が終点で、ここから再び本渡バスターミナルに引き返していきます。

バス停のあたりの漁港から、渡ってきた「通詞大橋」が見えます。

通詞島には商店がないらしく、漁港近くに移動販売車がお店を出していました。おばちゃんたちが井戸端会議をしていました。

移動販売車のところにいた地元の方に「お昼を食べられるところはありますか?」と尋ねてみると・・・「ない!」とのことでした。ですが実際には1軒だけありました。後ほどよりみちをしました。

通詞島の地形は、真ん中に向けて盛り上がっている感じで、小高い丘があります。その丘の南側の海岸沿いに集落がある感じです。集落を歩いていると急に階段の道が現れたりします。

街を歩くと、細い路地が多くあります。小さな島の集落や谷あいの町などは細い路地が多い印象です。この辺りの細い路地は「せどや」と呼ばれているそうです。

丘の上に「春日神社」があります。神社の建物自体は小さいのですが、敷地が広くあります。

その広い敷地には、相撲の土俵がありました。もともと、この「春日神社」は小学校の分校があったところだそうです。

集落を東に抜けて、「通詞島」の東端に行ってみると、風力発電の風車がありました。この風車は「通詞島風力発電所2号機」で、1号機は通詞島の反対側、西端にあります。

風車のあたりには「通詞島東公園」があり、野球などのスポーツもできそうです。

北側の海岸沿いの道はすぐに山の斜面があるので、あまり集落はありません。道は海岸沿いを通って西の端まで伸びています。

通詞島の北側の海岸からは、海の向こうに陸地が見えます。あそこは、長崎県の島原半島のあたりです。こうやって見てみると、結構近いですね。

小高い丘の上の道を東から西へと歩いてみました。丘の上は、平らな土地もあり、畑が広がっていました。丘の向こうには海が広がっていたり、開けた風景が見えるので、歩いていて気持ちがよかったです。

小高い丘のところから、もう一段高くなっているところに、「天草市立五和歴史民俗資料館」があります。「イルカの見える丘」とも言われるところで、かなりきつい坂を2分ほど歩いていきます。

赤色が印象的な「天草市立五和歴史民俗資料館」。縄文時代以来の遺物が出土した沖の原遺跡資料、漁撈民具資料、イルカやクジラの標本資料を展示しています。目の前に広がる二江沖の豊かな海から、イルカの群れが泳ぐ姿を見ることができることから、「イルカの見える展示室」が新しくできたそうです。望遠鏡で眺めます。

先ほどよりみちした、東の風力発電の風車と通詞島の集落が見渡せます。

温泉にも入れる「ユメール」で「天草コラーゲンちゃんぽん」

移動販売所で井戸端会議中の皆さんに「食べるところはありますか?」と聞くと「ないよ」とのことでしたが、歴史資料館の近くに総合交流ターミナル施設「ユメール」というところがありました。こちらに食事処「ユメールレストラン」がありました。

多分、移動販売所の近くにはないよってことだったんですね。

レストランのほか、日帰り入浴できる温泉や、トレーニングジムもあります。入浴料は500円。

温泉は二股炭酸カルシウム温泉。露天風呂はありませんが、海の方に向けて全面ガラス張りになっているので、島原半島や雲仙岳の風景を眺めながらお風呂に入れます。

地元の魚介を使った「天草コラーゲンちゃんぽん」。さっぱりスープに海の幸たっぷり。うつぼが入ったコラーゲンたっぷりの海鮮チャンポンです。ウツボの唐揚げも乗ってます。ウツボは普通に白身魚の感じです。

いいお出汁で、体に染み渡ります。

他にも、上天草市が車エビ養殖の発祥の地ということで、天草産車エビを3尾トッピングした「天草Sea×Oh南蛮ちゃんぽん」や、ユメール食パンなど、気になるメニューもいっぱいありました。

ユメールで出会った、ようかい手々てん。

船の時間があるそうで、急いで行かれました。僕も次のバスの時間があったのですが、せっかく見つけた温泉施設だったので、一本遅らせて、温泉に入っていきました。露天風呂はないんですが、壁一面ガラス張りになっているので、海の風景を眺めながらお湯にゆったりつかれました。

贅沢な時間が過ごせました。

ユメールの屋上は展望台になっています。屋上からの風景。ちょうど目の前に見える建物に大浴場があるので、お湯に浸かりながらもこんな感じの風景が見られます。

歩いて「通詞大橋」を渡る

ユメールから坂を下って通詞島の南側へ向かいます。こうやってみると小高くなっている感じがよくわかります。

今朝のザーザーぶりだったのが、嘘のようないい天気です。

通詞島から「通詞大橋」を渡って天草下島へ向かいます。

「通詞大橋」を歩いて渡ります。歩道は狭くて、トイピアノ一つ分くらいしか幅がありません。車道も車がすれ違えるか分からないくらいの幅です。

「通詞大橋」の上から見る風景は、格別です。ほんと、いい天気になりました。海の色がきれいな紺碧です。

通詞大橋を渡って、突き当たりの国道にでたところに「通詞バス停」があります。このバス停から、通詞島へ渡る路線と、そのまま国道をいって富岡へ向かう路線に分かれます。

ちなみに、ここから10分ほど富岡方面に歩いたところに、観光スポットになっている「おっぱい岩」という、とても珍しい形をした岩があります。今回はよりみちできませんでした。

バスに乗って、通詞からさらに西の富岡へよりみちします。

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