岐阜県郡上市|夏の郡上八幡、水辺の風景と郡上おどり
ウーーノ作曲「ながれ」というトイピアノの作品の演奏動画を撮るために、郡上八幡の水辺の風景をよりみちしてまわりました。「ながれ」という曲自体、郡上八幡を流れる長良川の流れをイメージして作曲した作品です。
夏の郡上八幡というと、郡上踊りが有名です。訪れた日は「郡上八幡旧庁舎記念館」の前で観光PRと練習目的のために、地元の中学校の生徒たちが踊っていました。
日時:2019年7月
エリア:岐阜県(郡上市)
よりみちスポット
まずは完成したトイピアノ演奏「ながれ」
郡上八幡をよりみちして出会った水辺の風景を織り交ぜて、ウーーノ作曲「ながれ」の演奏動画を撮りました。ぜひご覧ください。
岐阜から郡上へのアクセス
岐阜から郡上までは岐阜バスの高速バスがでています。赤い車体が印象的なバスで、観光バスのように少しリクライニングができるシートです。
1時間ほどの乗車で、郡上八幡の古い町並みの中にある「郡上八幡城下町プラザ」に到着。郡上八幡の町を巡るなら、このバス停を利用するのが便利です。名古屋からも高速バスが出ています。
「城下町プラザ」は、郡上八幡の市街地のほぼ中心にあり、交通と交流の拠点施設になっています。観光案内所、お土産売場、無料休憩所、公衆トイレがあります。
高速バス以外にも、「長良川鉄道」を利用して郡上八幡を訪れることもできます。郡上八幡駅は2017年に新しくなりました。城下町プラザなどがある郡上八幡の古い町並みのあたりからだと少し距離があります。
【参考記事:】
バスの待合場所もきれいに整備されていました。ちなみに、高速バスはこの郡上八幡駅も通って行きます。また、郡上八幡の街中を周遊する「郡上八幡コミュニティバス」も走っています。1時間に1本ほどバスが出ていますので、古い町並みまで速く行きたい方などには便利だと思います。
駅には新しく「観光案内所」や「駅舎カフェ」ができていました。駅の建物の中で、コーヒーを飲みながらゆったり列車を待つこともできます。「駅舎カフェ」ではご当地サイダーの「ながらサイダー」や、郡上八幡地ビール「こぼこぼ」などを購入することもできます。
駅舎は新しくなったんですが、プラットホームは、レトロな雰囲気を残しています。夏の思い出という雰囲気の風景が見られます。
列車もレトロな雰囲気が漂うエンジ色。
ウーーノのおすすめは、行きは高速バスでいって、帰りは長良川鉄道でよりみちしながら帰るルートです。長良川鉄道は美濃白鳥駅から美濃太田駅を結ぶ路線です。美濃太田からJRに乗り換えて、岐阜や多治見方面へ行くことができます。乗り継げば名古屋まで行けます。
ウーーノおすすめのよりみち駅は、「みなみ子宝温泉駅」です。この駅には直結で日帰り温泉施設があります。広い露天風呂があって、とても心地よく温泉に入れます。泉質は単純温泉で弱アルカリ性のお湯です。
長良川鉄道を利用して、「みなみ子宝温泉駅」の温泉を利用すると、割引券がもらえて、入浴料600円のところ、200円で入浴することができます。列車の運転手さんに、温泉利用する旨を伝えて、割引券「みなみ子宝温泉駅降車証明書」をいただきましょう。温泉施設のフロントで渡すと割引してくれます。
ちなみに、「みなみ」というのは「南」ではなく、このあたりの地域の名前「美並」と書きます。
風呂上りには、美並町産のブルーベリーソースのかかったソフトクリームが味わえる「ダブルベリーサンデー」がおすすめ。結構大きくて食べ応えありますが、360円。ほのかな酸味で、爽やかな味です。
郡上八幡の水辺の風景
郡上八幡の「城下町プラザ」から西の方へ3分ほど歩くと長良川の支流になる小駄良川があります。郡上八幡の町を歩くとすぐに水の流れに行き着きます。
この風景を見てみても分かるように、郡上を流れる川は、住宅がある土地よりかなり下の方を流れています。川に飛び込む子供たちの姿が映ることがありますが、やはりあの飛び込むので有名なところも川までかなり高低差があります。ところどころに川辺に降りられる階段があります。
この下に降りてみようと言ってみると、蜂の守護神に阻まれました。蜂には気をつけないといけませんね。
「城下町プラザ」から西へ1本入ったところ。大体皆さんこの道を歩いて行きます。ニッキ飴(肉桂玉)で有名な「桜間見屋」や、うどんのお店などがあります。
「桜間見屋」の脇の石畳の道を行くと、名水百選に選ばれている「宗祇水」があります。
名水百選に選ばれている「宗祇水」。郡上八幡を訪れる方は、大体ここを観光されます。この場所よりも、先ほど通ってきた石畳の道や、その先にある赤い橋で写真を撮ったほうがいい写真が撮れそうです。
「宗祇水」から川に降りられる階段があります。先ほど蜂に守られて降りることができなかった、「小駄良川」の少し下流あたりにでます。「宗祇水」へとかかっている赤い橋も下から見上げるようにみられます。
ウーーノが「ながれ」というトイピアノ作品を作るイメージができたのは、まさにこの場所でした。5月の暑い日に、こん川辺に座って冷たい川の流れに足を浸した時に浮かんだ曲です。
結構流れが速いので、水に入る時は気をつけてくださいね。
この川辺の道を奥の方へ行くと行き止まりになっています。あの橋の向こう側あたりに、蜂の守護神が守っていたところがあります。
この辺りはあまり観光客も来ず、地元の人が水浴びに来るくらいで静かです。
ニッキ飴の「桜間見屋」から南へ少し行くと、小駄良川が合流する吉田川が流れています。そこにかかる「宮ヶ瀬橋」を渡ると「ここち」「カフェ&マルシェみ.きまま」などカフェが何軒か並んでいます。その川沿いの細い道を奥へ進んでいったところにも川辺に降りられる階段があります。
向こうに見える橋が「新橋」で、地元の子供たちが川へ飛び込む場所があります。こうやってみてみても、結構高いですね。
飛び込み場に行ってみました。上から覗いてみましたが、結構降りていく坂が急で滑りやすそうだったので、トイピアノを持っていくのは流石に遠慮しておきました。
他の場所と比べてこの辺りの川底は少し深くなっているようで、川の色が濃くなっています。
「新橋」のところにレトロな建物「郡上八幡旧庁舎記念館」があります。現在は休憩所や郡上八幡観光協会があります。
「郡上八幡旧庁舎記念館」の向かいにある駐車場のあたりから川辺に降りられる階段があります。「郡上八幡旧庁舎記念館」が下から見えます。
この辺りの吉田川は流れも速く、水量があります。中に入るのは危険ですが、近くで風景を眺めるのにはいいです。ダイナミックな川の流れを楽しめます。
「郡上八幡旧庁舎記念館」の脇の道を奥へと進んでいくと、観光名所になっている「いがわの小径」があります。鯉がたくさん泳いでいます。大体が黒い鯉です。道端に鯉の餌が売られていますので、鯉に餌をやることもできます。近よるだけで、鯉たちが餌をもらえるものだとよってきます。
「いがわの小径」の終わりあたりに、共同の水場があって、ここから階段で下に降りられるようになっていました。
向こうの方に「新橋」が見えます。道は続いてなさそうな感じでした。
郡上八幡の街の中にも水辺の風景があったりします。
「郡上八幡旧庁舎記念館」から西の郡上八幡駅の方面へと伸びる道沿いに、古い町並みや商店街があります。その中にある「やなかの小径」。小さい子が水遊びしていました。
紹介した以外にも、いろんなところで、いろんな雰囲気の水辺の風景に出会えます。お気に入りの風景と水の音をぜひ見つけてみてくださいね。
郡上踊りに出会う
「郡上八幡旧庁舎記念館」のあたりの川辺で撮影をしていると、次第にざわざわと賑やかになってきました。
撮影を終えて「郡上八幡旧庁舎記念館」の方へ行ってみると、駐車場のところに屋台の準備がされていました。どうやらここで郡上おどりを開催するようでした。
夜しかやらないと思っていたので、偶然にも郡上踊りに出会うことができました。観光PRと練習を兼ねて、お昼に開催することもあるんだそうです。
この日は地元の八幡中学校の生徒による「市民協働学習」の一環であるゆかたDAY。ゆかた姿の全校生徒250人が1時間半にわたって郡上おどり全10曲を踊り切りました。真ん中の屋台でお囃子も生でしていますが、この日のために練習した生徒の皆さんがやっていました。
周りにいる観光客の人たちに団扇を配って、一緒に参加して踊ったりしていました。
暑いので、地面に散水をずっとしています。夏の思い出にいいですね。夜の郡上おどりはまだよりみちしたことがないので、行ってみたいものです。