静岡県富士市|富士ふたば幼稚園で演奏と、富士市田子ノ浦によりみち観光&グルメ
静岡県富士市の幼稚園「富士ふたば幼稚園」に、ピアノとトイピアノの演奏を届けてきました。
演奏終了後に、富士市田子ノ浦周辺をよりみちしてまわりました。漁港でいただくしらす丼のお店や、富士山が見えるスポットを巡りました。
日時:2019年12月
エリア:静岡県(富士市)
よりみちスポット
- 新富士駅
- 富士ふたば幼稚園
- 田子の浦港漁協食堂
- ふじのくに田子の浦みなと公園
- 歴史学習施設 ディアナ号
- 富士山ドラゴンタワー
- 田子の浦港西防波堤灯台
- はじまりの鐘
- 富士と港の見える公園
- 阿字神社里宮
- 田子浦仏舎利塔
- 鈴川港公園
- 吉原駅
岐阜駅から新富士駅へアクセス
午前中に静岡県富士市にある幼稚園「富士ふたば幼稚園」に演奏を届けるために、岐阜から向かいます。最寄りの駅は「富士駅」ですが、「新富士駅」で送迎の待ち合わせをしました。
夏に下見で富士市を訪れていました。
【参考記事:】
岐阜駅から新富士駅までは、名古屋で新幹線に乗り換えて、約2時間です。
新幹線の駅「新富士駅」に到着。富士山口の駐車スペースで待ち合わせしました。
本日の富士山は、頭を雲に隠して、恥ずかしがり屋さんでした。
「富士ふたば幼稚園」でトイピアノ&ピアノ演奏
新富士駅から車で8分ほどで本日の演奏会場「富士ふたば幼稚園」に到着。子供たちがみんなウーーノのことを知っててくれて、「ウーーノさん!」と名前を呼んでお出迎えしてくれました。
入り口にウェルカムボードまで作ってくれていました。
こちらの会場で演奏しました。園児たちは1歳から年長さんまで合わせると300人を超える大きな幼稚園です。元気な子供たちに負けないように演奏しました。
みんなで歌ったり手拍子したりして、音楽で遊びました。
演奏が終了して、花束いただきました。先生のようかい手々てん発見。
この後、園長先生に富士市でおすすめのランチスポットに、ご一緒させていただきました。
漁協の建物にある「田子の浦港漁協食堂」で しらす丼
富士市というと「しらす丼」を食べていってと、園長先生にお勧めいただいて、田子の浦港にある「漁協食堂」にご一緒させていただきました。富士駅からだと車で12分、新富士駅からだと7分ほどのところにあります。バスだと富士市のコミュニティバス「しおかぜ」が富士駅や新富士駅から「田子の浦漁協前」まで走っています。富士市のバス路線情報
行ってみるとまさに漁港。さっきまでセリが行われていたという感じです。その場所に机と椅子だけ並べて、食堂にしてありました。
すぐ目の前は海です。開放感がすごいです。もう食べる前から、美味しいこと確定です。
しらすがここのところ不漁ということで、しらすメニューが限定されて4つだけになっていました。生しらすだけがのっている丼はなく、生しらすが少しと釜揚げしらすを両方のせた「クォーター丼」、「釜揚げしらす丼」、「漁師風しらす茶漬け」「プチプチレインボーキャビアの日の丸丼」の4種類でした。
時刻は12時を回っていましたので、人気の生しらすが入った「クォーター丼」はすでに売り切れ。スタンダードな「釜揚げしらす丼」をいただきました。
そして、別の屋台で売っていた「たみこちゃん」というコロッケもいただきました。「た 田子ノ浦のしらす」「み 三島産馬鈴薯」「こ コロッケ」の頭文字で「たみこ」です。
「釜揚げしらす丼」味噌汁付きです。しらすはふわふわした食感。優しい塩味です。
「たみこちゃん」コロッケ。結構シラスも入っています。タレをつけずにどうぞと書かれていましたが、じゃがいもの自然の甘味と、しらすの優しい潮の味がします。ソースをかけてしまうと、ソースの味になってしまうので、やはりそのまま食べた方がいいと思います。
富士山と駿河湾が見える「ふじのくに田子の浦みなと公園」
「田子の浦港漁協食堂」の近くにある「ふじのくに田子の浦みなと公園」まで送っていただいて、園長先生とお別れしました。「田子の浦港漁協食堂」から海沿いに南へ少し行ったところにあります。富士市のコミュニティバス「しおかぜ」も通っていきます。
田子の浦港の港湾整備工事で発生した浚渫(しゅんせつ)土砂を利用して整備された公園なんだそうです。
駐車場からすぐのところに大きな船が置いてあります。これはロシア軍艦ディアナ号を再現したもので、中はディアナ号に関する展示があります。
ディアナ号というのは、1854年12月、プチャーチン率いるロシアの外交使節が下田港に来航した時に乗ってきた船です。安政の大地震に遭遇し大破したディアナ号は、修理のため西伊豆の戸田へ向かうことになりました。折からの悪天候のため漂流し、1855年1月、現在の富士市沖で沈没しました。地元漁民らの救助活動により、外交使節と多くの乗組員は無事に上陸することができました。その後の1855年2月7日、下田で日露和親条約が結ばれた経緯があります。
その「ディアナ号」を、「歴史学習施設 ディアナ号」として実物の3分の1の大きさで再現したものです。
公園にはディアナ号のほか、アスレチック施設や、「富士山ドラゴンタワー」という展望台などがあります。
「富士山ドラゴンタワー」に登ってみました。田子ノ浦湾を一望できます。その向こうに富士山が見えるはずなのですが、きた時よりもお隠れになっていました。今日の富士山は、本当に恥ずかしがり屋です。
「ふじのくに田子の浦みなと公園」は東西に広い公園で、海沿いにずっと向こうまで道が続いています。駿河湾の風景を見つつ、みなさん散歩やジョギングを楽しまれています。
公園の道に所々に階段があって、下の海岸の方へ降りることもできます。海岸沿いは砂利が敷き詰められていて、その先の海の近くはテトラポットが並んでいます。駿河湾は太平洋に面していてかなり波が荒い海です。ですから、海岸が侵食されないよう、テトラポットなどを置いて工夫されています。
テトラポットとトイピアノのある風景。
公園の東の端に「田子の浦港西防波堤灯台」が建っています。
田子の浦港西防波堤灯台のあたりから公園の方へ階段を上って行ったあたりに「はじまりの鐘」というのがありました。よく見てみると、数字の「0」のような形をしています。この地が海抜0メートル地点で、あの雲の中にある日本一の高さ富士山の3774メートルまで見渡せるということで、「はじまりの鐘」という名前がついているそうです。
「ふじのくに田子の浦みなと公園」から田子の浦港の対岸へ
「ふじのくに田子の浦みなと公園」から田子ノ浦湾の対岸にある「富士と港の見える公園」によりみちしてみました。左のほうに赤と白の煙突が見えるあたりに木がたくさん生えているところが公園です。
田子ノ浦湾沿いの道を歩いていくと、しらす丼を食べた「田子の浦港漁協食堂」が見えてきました。「ふじのくに田子の浦みなと公園」から歩くと5分ほどのところでした。
田子ノ浦漁港のところに「富士山しらす街道」の看板があって、「田子の浦港漁協食堂」以外にもしらす丼の食べられるお店が紹介されていました。
まっすぐ伸びる道が続きます。この辺りは大きな工場が多いので、こういうまっすぐな道に多く出会います。ここは「旭化成」の敷地でした。
富士由比バイパスの手前を海沿いに東へ行きます。この辺りも工場が続き、トラックの交通量が多いです。セメント工場がたくさんありました。
吉原駅のあたりを南に行くと、今度は西へ戻る感じの道を行きます。さっき通ってきたセメント工場などが右手に見えてきます。この道の突き当たりに「富士と港の見える公園」があります。
「富士と港の見える公園」からの風景
「富士と港の見える公園」の入り口あたりにある「阿字神社里宮」。田子ノ浦には7人の巫女伝説が有りその内の一人、生贄になったとされている女の子『阿字』が名前の由来となっています。この辺りは昔から水害が酷かったため、この神社には水神を奉る意味も込められています。
ちなみに7人の巫女伝説に出てくる残り6人の巫女は、東田子の浦駅付近に有る「六王子神社」に祀られているとの事です。
「富士と港の見える公園」には、宿場町などの古い町並みでよく見かける門のようなものも設置されています。もともと、鎌倉時代の頃には、ここのあたりに「見付け」という「街道の分岐点など交通の要所に置かれた見張り所」が置かれていたそうです。JR吉原駅のあたりが最初「吉原宿」だったそうですが、水害が多く、内陸の岳南鉄道「吉原本町駅」あたりに移設されたとか。前に岳南鉄道に乗った際に、「吉原本町」にもよりみちしました。
【参考記事:】
入り口あたりに駐車スペースがあって、そこから少し坂を登っていくと展望台がありました。ここから、富士山と港が見えるわけです。2015年に展望台がリニューアルされたそうです。
展望台からの風景。本日は「港だけ見える公園」でした。今日は最後まで富士山が見えませんでした。富士市のあたりは、工場と富士山という不思議な風景が見える地域です。人工物と自然の対比というのが面白いです。
「富士と港の見える公園」には展望台の他に、滑り台の遊具と、なぜか「田子浦仏舎利塔」がドーンと真ん中に陣取っています。なぜここにあるのかはわかりません。
「富士と港の見える公園」から吉原駅へ
この辺りは駿河湾に面していて、すぐ太平洋があります。「鈴川港公園」には津波タワーが設置されていました。
「富士と港の見える公園」から歩いて10分ほどでJR吉原駅に到着。前回吉原駅を訪れた際は、岳南鉄道に乗り換えたので、北側にある岳南鉄道側の駅舎によりみちしただけでした。
南側から見ると、駅舎というよりは、歩道橋があるだけに見えます。
長い通路を通って改札へ。ホームに降りると、岳南鉄道が見えました。本日の富士市よりみちはここまで。そして、2019年のよりみちもこれにて終了です。
【参考記事:】