佐賀県唐津市|天草・佐賀・対馬のよりみち旅22〜呼子加部島でイカ料理とよりみち観光
イカや朝市で有名な「呼子」から、周辺をよりみちしてまわりました。呼子バス停から海沿いに歩いて呼子大橋まで行き、路線バスを利用して、加部島に渡りました。加部島のイカ料理のお店で、新鮮なイカ料理に舌鼓を打ちました。
食事処「活魚料理かべしま」を目指しながら、加部島をよりみち観光しました。加部島の奥の方には牧場や灯台があります。また、海沿いに大きな「田島神社」もありました。
日時:2018年8月〜9月
エリア:佐賀県(唐津市)
天草・佐賀・対馬をよりみち旅しました。
よりみちスポット
加部島にかかる「呼子大橋」へ
呼子の町を超えて、先ほどまで歩いていた港の対岸まできました。
向こう側の町に、呼子朝市があります。対岸を海沿いに左の方へ行くと、「呼子台場みなとプラザ」「呼子台場の湯」や、宿泊した「尾ノ上Ryokan」があります。
海沿いに遊歩道があります。「七ツ釜遊覧船」の「イカ丸」が間の海を行きます。
この遊歩道を行くと呼子大橋の方面へ行けます。海沿いを行くのは途中までで、どんどん海から離れて、小高い山を登っていく道になります。
造船所があるあたりで、海から離れていく感じの坂道になります。
小高いところからはたまに海の風景が見られる展望台になっているところもあります。向こうに見えるのが呼子大橋で、右にある島がこれからよりみちする「加部島」です。橋のところまで歩いて行って、そこからバスに乗ります。
ちなみに、この道は路線バスは通っていないところなので、歩いてこないと見られない風景かもしれません。
「呼子大橋」の手前にある「旅宿 よぶこ」。呼子で宿泊施設というと、こちらの「旅宿 よぶこ」が有名みたいです。ただ、1人の宿泊プランがなさそうなので、今回は泊まれませんでした。
もう一つこの辺りで有名なところがあります。「海中魚処満坊」というレストランです。こちらもイカ料理がいただける食事処ですが、海中にレストランがあるので、窓から外の海を水族館のように眺めながら食事ができるのが特徴です。ここによりみちしてもよかったのですが、加部島にも行ってみたかったので、加部島の方の食事処によりみちすることにしました。
「呼子大橋」までやってきました。呼子朝市のあたりから海岸沿いにいくと、30分ほどかかりました。
「呼子大橋」はハープを並べたような形の橋で、全長約728mです。1989年にできました。
歩いて渡る・・・といきたいことですがもうすぐ次のバスが来るので、バスでショートカットしました。橋の下に目をやると、何やら、赤い小さな橋の道があります。バスの時間まで少しあったので、よりみちしてみました。
呼子大橋の入り口くらいのところに、下へ降りる階段があります。弁天駐車場があるので、車を停めてよりみちすることもできます。「弁天遊歩道」という遊歩道になっていて、呼子大橋を下から眺めることができます。遊歩道の先にある弁天島には、「弁天神社」があり弁財天を祀っています。
弁天島のあたりには「呼子岩脈群」という岩場があり、自然の造形美を見ることもできます。
そうこうしていると、バスの時間になりました。「呼子大橋バス停」から、「加部島線」のバスで、加部島の一番奥にある「加部島杉村バス停」まで行きました。一番奥といっても、島の東側の真ん中くらいです。その奥は民家がほとんどなく、牧場と灯台くらいしかないので、ここまでしかバスは行きません。
バスがやってきましたが・・・満席?!というくらい人が乗ってました。一番奥の席がひと席だけ空いてたので、大きな荷物でごめんね〜といい感じで奥へ乗り込みました。
「活魚料理かべしま」で透明なイカを食べる
バスで、「加部島杉村バス停」へ。な、何もない・・・
さっきまで満席だったバスも、その一つ手前の「加部島中部バス停」で大体の方が降りて行かれました。生活に使われているという感じの路線なんですね。
この先に、地図で見るとちゃんとお店があるんです。不安になりつつ進みます。
バス停より先にはほとんど民家はなく、ただ道だけが伸びています、ようやく駐車場が見えてきて、ホッとしました。駐車場の下に目的のお店があります。
バス停から10分ほど歩いて、ようやく「活魚料理かべしま」に到着しました。待ちに待ったイカ料理です。
12時少し前でしたが、下の駐車場はほぼ満車でした。
きたーーー!!! これが呼子のイカです。 透き通ってます! まるで宝石のように煌めいてます。
コリコリして弾力があります。甘みがあって美味しい。よく観察してみると、エンペラの部分の赤い斑点がムニョムニョ模様を変えています。新鮮な証拠ですね。
イカの身の部分の刺身をいただいた後は、げその部分を揚げていただけます。あー、これはビールに合うやつです。よりみちの先はまだ長いですし、夜にお預け。
呼子のイカを食べられて、幸せでした!
加部島の先端にある「肥前立石埼灯台」と「杉ノ原牧場」
活魚料理かべしまで、イカ刺しをいただいた後、さらに加部島の北端までよりみちしてみることにしました。入り口に伝染病予防の石灰が撒いてあって、「杉ノ原牧場」があります。
牧場の間に柵があって、昔は彼方に見える先端の「肥前立石埼灯台」まで行くことができたようです。今は鉄柵がしてあって、この道を塞いでいました。牧場の周りの道はまだ奥へと続いているみたいなので、このまま進んでみます。
東屋があるところまでいけました。ただ、まわりの草はあまり手入れしてない感じで鬱蒼としていました。
この辺りから、今来た道とは別のルートがあって、南下していく感じで橋の方へ抜ける遊歩道もあるみたいです。
東屋からもう少し道が続いています。「肥前立石埼灯台」が少し近くなってきましたが、道はこの辺りまででした。こちら側も鉄柵で塞がれていました。
牧場の広々とした風景って素敵ですね。
遥かに続く「加部の一本道」
牧場の来た道を戻って、「活魚料理かべしま」を越えたくらいのところで、グーグルマップを見てみると「加部島の一本道」とあります。
確かに、ずーっと続いてます。
羅臼の斜里町や、八重山諸島の小浜島にも、一本道がありましたが、ずっと風景を眺めていられますね。線路が真っ直ぐ続く風景も見とれちゃいます。
【参考記事:】
【参考記事:】
海に向かって建つ「田島神社」
行きのバスを降りた、「加部島杉村バス停」付近を越えたあたりで、海の向こう岸に建つ神社が見えてきました。海に向かって鳥居がたっている「田島神社」です。
「田島神社」によりみちしました。
加部島の「田島神社」は、肥前最古の天平時代(7世紀末から8世紀中ごろ)に建立されたといわれています。海上守護の神として広く知られ、遣隋使や遣唐使も航海の安全を祈願して参拝したと伝えられています。境内には、「肥前国風土記」に記された日本三大悲恋物語の一つ、松浦佐用姫伝説にまつわる「佐用姫神社」もあります。ここに祭ってある「望夫石(ぼうふせき)」は、恋仲の大伴狭出彦(おおとものさでひこ)が百済に向けて出航する際、その悲しみのあまり佐用姫が石になったものだといわれている。この石に祈願すると添い遂げられる相手と結ばれるといわれ、縁結びの神社としても人気があります。
神社といえばお馴染みの階段です。登ってもまた階段があります。
ということは、振り返ると絶景が広がっています。上からの眺めはいいですね!
「田島神社バス停」から橋を渡るバスに乗ろうと思って、まだ時間があったので、この鳥居のあたりで佇ませていただきました。鳥居のある岸から海に向かって足を出して座ります。波の打ち寄せる音が聞こえる贅沢な時間でした。