島根県西ノ島町|隠岐へ行こう4〜「西ノ島」のよりみち観光&宿泊情報

2019年夏のよりみち旅は「そうだ、隠岐へ行こう!」ということで、島根県の隠岐の4つの島を巡りました。隠岐島前の「西ノ島」で、「国賀海岸」の絶景を堪能した後、「由良」から「別府港」へよりみちしながら戻りました。

「イカ寄せの浜」「由良比女神社」「いかあ屋」などのよりみちスポットがあります。

【よりみちレポート】島根県西ノ島町|隠岐へ行こう4〜「西ノ島」のよりみち観光&宿泊情報

日時:2019年8月
エリア:島根県(隠岐郡西ノ島町)

隠岐島4島(西ノ島、知夫里島、中ノ島、隠岐の島)をめぐりました。

よりみちスポット

「由良比女神社」と「イカ寄せの浜」

「西ノ島」の絶景観光スポット「国賀海岸」で「通天橋」や「摩天崖」によりみちしたのち、町営バスが走る「由良」まで戻ってきました。ちょうど分岐になるあたりに「小中商店」がありました。ここからすぐのところに海があります。内海になるので、波は穏やかです。

「小中商店」から海沿いに少し歩くと、海の中に鳥居が建てられています。その周りに、田植えのような腰を折った格好をしている、人型の看板が設置されています。この辺りの浜辺のことを「イカ寄せの浜」と言います。隠岐の名物のひとつにイカがありますが、このイカと隠岐の人々の関わりはどうやら伝説や神話の時代にまでさかのぼるようです。

その昔、由良比女命が苧桶に乗って当地へ海を渡って来られるときに、海に手を浸したところ美しき姿を見て「いか」が噛みついた。その非礼をわびて「いか」が寄るようになったと伝えられています。この「イカ寄せの浜」からすぐのところに由良比女命を祀った「由良比女神社」があります。

実際に昔は毎年のように祭りの時期にはイカ(シロイカ)が浜に打ち上がり、島の人たちは手づかみでそのイカを「拾って」いたと記録されているほか、現在でも数年に一度は群が大量に入り込んで来てイカ「拾い」がおこなわれます。イカが打ち上がる10月頃になると、浜辺に30軒くらい番小屋が建ち並んでいたそうです。

海に建てられた鳥居から、「由良比女神社」の間に、イカが干されています。他にも由良比女神社のいたるところにイカがいます

由良比女神社の創建は古く、仁明天皇の時代(842年)官社に預かったと記されています。

境内はそれほど広くありませんが、土俵があります。隠岐の島は隠岐古典相撲で有名な土地で、各地で土俵を見掛けます。

浦郷の図書館「いかあ屋」へよりみち

「由良比女神社」から、別府港の方面へ歩いていきます。少し歩くと、浦郷という地区の海辺に出ました。こちらにも海に向かってたつ鳥居がありますが、多分「由良比女神社」のものだと思います。

浦郷漁港があり、イカ釣漁船など船がたくさんとまっています。

日の出トンネルを越えていきます。このトンネルの上あたりに、浦郷湾が一望できる宿泊施設「国賀荘」があります。

トンネルを越えてすぐのところに「西ノ島町コミュニティ図書館 いかあ屋」がありました。「いかあや」は、西ノ島弁で「行こうよ」という意味の言葉です。「イカ」と関係してるのかとも思いましたが、違うようです。

みんなが気軽に集まれて、コミュニティをつなぎあう図書館という意味が込められています。

かわいいデザインの内装です。ほっこりします。子供たちがたくさん集まっていました。

建物のほとんどのスペースは図書館です。「縁側カフェ」というスペースがありますが、カフェ営業はありません。抽出タイプのコーヒー自販機やジュースの自販機があります。椅子が置いてあって、カフェのように、そして、縁側のように寛げるスペースという感じです。

その他、「こどものへや」「書斎」「つどいのへや」と名付けられた部屋がいくつかあります。イベントで利用したりできます。

「いかあ屋」の最寄りのバス停は「図書館前バス停」です。図書館前の大きな道ではなく、一本奥に入った細めの道沿いにあります。

その他にも西ノ島をよりみちしたかったのですが、ここでタイムアップ。「船引運河」「外浜海水浴場」「後醍醐天皇御腰掛石」などよりみちしてみたかったところがありましたが、またの機会に。

町営バスで、別府港に戻りました。

「ドンキー」の「山椒塩ソフトクリーム」

「隠岐汽船(別府港)バス停」に到着して、バス停向かいにある「港のお食事処 ドンキー」へ。17時30分の閉店にギリギリ間に合いました。お昼時は食事ができます。

「ソフトクリーム」の旗が出ていて、気になっていました。

西ノ島でとれる山椒を使用した「山椒塩のサンデーソフト」。山椒塩と、山椒の実が上からかけられています。山椒塩で甘じょっぱい感じがとても新鮮。さっぱりするし、山椒の柑橘系の味わいもちゃんと残ってます。というか、何気にこのソフトクリーム自体が美味いかも。乳脂肪分が多いのか、とても濃厚に感じます。だから、塩味が入るとちょうどいいバランスになります。

コーンだと350円ですが、サンデーソフトの方が、たっぷりソフトクリームを注いでくれるのでお得に感じます。「サンデーソフト」は、トッピングなしのソフトクリームだけだと380円、ハーフサイズもあって280円です。ソースや山椒塩をトッピングすると20円増しになります。山椒塩の他にも、ハイビスカス塩なんかもあって気になります。

お隣の島「中ノ島」の海士町で、「山椒塩」や「ハイビスカス塩」を生産しているようです。通販でも購入できます。

「山椒塩・ハイビスカス塩・飛魚塩・鰹節塩・唐辛子塩から3種類のセット」

【隠岐の島 摩天崖・通天橋】「さんぽ」をトイピアノで弾いてきた

西ノ島の本日の宿まで別府港から海沿いを歩いていきます。港のところから海に浮かぶ小さな島が見えます。「見付島」という島です。

島には祠と「太平記の里」という看板があります。流刑として隠岐に来た後醍醐天皇の監視を行っていた武士がいたんだとか。それで見付ける島ということでしょうか。

西ノ島での宿は、その見附島の向かい側にある「旅館みつけ島荘」です。

旅館の向かい側に「ランチハウス コンセーユ」も併せて経営されています。お昼頃に一度荷物を置きによりみちしたとき、レストランのメニューを見ましたが、夏は特大の「岩ガキ」が名物なんだそうです。最近では「隠岐のいわがき」としてブランド化しようという試みがあるようです。食べたかったな・・・

部屋は和室とベットの部屋を選べます。今回は和室に宿泊。先に布団を敷いておいてもらいました。インスタントコーヒーが瓶ごとおいてあって、ありがたくコーヒーで一服させてもらいました。今はドリップコーヒーになったみたいです。それに、ロビー内無料ネスカフェバリスタが設置されたそうです。至れり尽くせり。

10部屋のみの旅館ですが、大浴場もあって、さっぱり汗を流せます。

夕食は大きな食堂で部屋ごとのテーブルでいただきました。

海の幸やステーキまで並んでいます。左に見えているのはまさか・・・

「ランチハウス コンセーユ」で見かけたメニューの、特大生岩がきです!エリーゼさんと比べてもデカイ!

生牡蠣が苦手な方は、焼きがきにもしていただけます。ランチハウスでは早めに提供を終了してしまったそうですが、宿泊する方のためにとっておいてあるそうです。口の中が幸せでいっぱいになります。一口では食べきれない大きさの岩牡蠣でした。これを食べられただけでも、「旅館みつけ島荘」に宿泊してよかったなと思います。

一人一個岩牡蠣がついてくるプランは、春夏限定です。9月くらいまで味わえます。

焼き物は鯛1匹丸々焼かれて出てきました。サービスであら汁を出してもらいました。

ここから、ウーーノもサービス。大広間での食事でしたので、集まった皆さんに向けて、トイピアノのよりみちコンサートを開催しました。島に来られる方はいろんなところからこられています。東京から、大阪から、隠岐の取材で来られた方。

演奏終了後は、女将さんも入って、みんなでワインで盛り上がりました。楽しい時間が深夜まで続きました。

ほろ酔いのようかい手々てん発見。

朝ごはんも、しっかりといただきました。イカそうめんもついていました。

女将さんが結構グイグイきますが、楽しいです。またよりみちしたいな。

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