岐阜県八百津町|八百津よりみち3〜八百津の街によりみち観光&グルメ

岐阜県加茂郡八百津町によりみちしました。「人道の丘公園」と「丸山ダム」をよりみちした後、八百津の市街地へ戻り、日本酒の蔵や昔ながらの喫茶店などによりみちしました。

【よりみちレポート】岐阜県八百津町|八百津よりみち3〜八百津の街によりみち観光&グルメ

日時:2019年11月
エリア:岐阜県(加茂郡八百津町)

八百津ファミリーセンターからよりみちをはじめて、「旧八百津発電所」や「人道の丘公園」「杉原千畝記念館」「丸山ダム」などのよりみちスポットを巡りました。

よりみちスポット

「丸山ダム」から八百津市街地へ

「丸山ダム」から八百津の市街地へ歩いて戻ります。川沿いに3.5キロほどありますが、ほぼ平坦な道をいきます。雰囲気は山道ですが、ほぼ坂はありません。ほとんど車も通って行かない道です。

さっき「丸山ダム」を見るためによりみちしてみた「第2小和沢橋」の下を通っていきます。大きな橋ですが、思ったよりも細い脚組です。

行きの時も通ったトンネルを通ります。通り抜けたあたりが丸山発電所です。

6年前に演奏でお邪魔した建築家の方の家がありました。ご依頼主の方には会えませんでしたが、ウノゾーン通信を渡してきました。

【参考記事:】

八百津大橋を渡ると、出発地点の「八百津ファミリーセンター」はもうすぐです。

八百津大橋を渡ったところに「南宮神社」がありました。南宮神社が祀っている神様は金山彦命(かなやまひこのみこと)で、主に鉱山を司り、また荒金を採る神とされ、鉱業・鍛冶など、金属に関する技工を守護する神様です。

南宮神社のある前の通りは結構交通量がある通りですが、ここは静かです。

神社に来るといつも思うのですが、本殿や拝殿にお参りした後、振り返ったときに見える鳥居の風景というのが好きなんです。この鳥居を通して見える向こう側が、ある意味異世界のように感じます。実際に、違う世界なのかもしれませんね。

南宮神社から西に10分ほど歩くと、「八百津ファミリーセンター」です。

2つの酒蔵「蔵元やまだ」と「花盛酒造」

八百津の街を歩いてみると、古くからある蔵を発見しました。「蔵元やまだ」です。

建物は、明治の建物を改装したシックな外観です。

「蔵元やまだ」は山田錦でつくる日本酒「玉柏」が有名です。数々の日本酒品評会で受賞しているお酒です。2020年7月の豪雨で、建物に被害が出たそうです。復旧を心より願っております。通販で応援購入することもできます。飽きることなく長く付き合える味が特徴です。

こだわりがあって、普段店頭での試飲はできないそうです。

八百津の街も、古い町並みが残されています。

もう一つの酒蔵「花盛酒造」があります。明治中期の1886(明治19)年創業です。

層状に積み上げたアルミ板の間に、袋状に折りたたんだ布をはさみ、その袋に醪(もろみ)を送り込み、油圧機で上方から圧力を掛けて搾る仕組みの「ヤヱガキ式搾り機」というものを使用しているそうです。自動圧搾機とは異なり、設定に手間がかかりますが圧力を手動で調整できるため、加圧のさまざまな段階のお酒を採ることができます。

こちらのお店では、試飲することができます。

八百津のおみやげ「八百津せんべい」と「栗きんとん/栗ぃむ大福」

八百津のお土産といえば「八百津せんべい」が有名です。お店は定休日のようでした。

八百津せんべいは、小麦粉を原料にして、たまご・砂糖などを加えて鉄板で挟んで焼き上げられています。だから、ほんのり甘いのが特徴です。

八百津で最初にせんべいが焼かれたのは大正10年のことで、古田音松さんという方が、他県での修行から八百津に戻り、せんべいを焼き始めました。そして、第二次世界大戦で製造が中断されていましたが、戦後再開されました。食料事情の悪いこの頃、せんべいは栄養価が高く、甘いものがないという社会ニーズにマッチし、人気商品となったそうです。

もう一つ、岐阜県の東濃の方で有名なお土産物というと「栗きんとん」があります。八百津にある栗きんとんのお店はほぼ水曜日が定休日で、この日が水曜日でした。よりみちしてみると、たまたま営業していました。

日本酒の酒蔵「蔵元やまだ」と「花盛酒造」にほど近いところにある、和菓子屋「亀喜総本家」です。

栗きんとんもいいですが、気になった「栗ぃむ大福」をいただきました。ほぼ栗という感じの栗きんとんとは違って、生クリームなどを加えて、やさしい栗の味に仕上げてあります。滑らかな口当たりで、珈琲などにも合いそうなお茶うけです。

普通だと日持ちしませんが、冷凍のもので1ヶ月ほど持たせることもできるそうです。お土産にいかがでしょうか。

樹木希林さんもよりみちした「珈琲五宝」

「八百津町役場」から南に少し行ったところに、昔ながらの喫茶店「珈琲五宝」があります。開店から50年を越えたそうです。

内装も、イメージ通りの喫茶店という感じです。

壁には樹木希林さんの書かれた色紙が飾られています。2015年、八百津町合併60周年記念式典が行われたときに、記念講演で樹木希林さんが八百津を訪れたそうで、その際にこの「珈琲五宝」によりみちしたそうです。

樹木希林さんお気に入りミックスサンドイッチと、ちゃっかり宣伝も入ってます。

せっかくなので、ミックスサンドもいただきました。ほんわかしたお店で、居心地がいいので椅子から立ちたくなくなってしまいます。

旧八百津駅によりみちして帰る

最後にもうひとよりみちしていきます。八百津町は現在鉄道路線は通っていませんが、2001年までは名鉄八百津線が走っていました。名鉄にしては変わった形の車両だった覚えがあります。長良川鉄道の車両のように、四角い1両編成の鉄道でした。その「旧八百津駅」によりみちして帰ることにしました。

八百津橋を渡って西の方へ向かいます。ずいぶん日が暮れてきました。

八百津橋を越えて道なりに10分ほど歩くと、「八百津駅跡」と小さく書かれた石碑と、少しだけ線路が残されていました。駅舎などは特にないので、見つけるのに苦労しました。

帰りは「旧八百津駅」前にある「塩口バス停」から「YAOバス」に乗って名鉄明智駅へ行こうと思っていました。しかし、次のバスは八百津高校発のバスです。八百津ファミリーセンター発のバスとは経路が違って、この「塩口バス停」は止まりません。

急いで一つ先の「中組公民館バス停」までいきました。ファミリーマートの前あたりにあるバス停です。夕方の高校始発ということもあって、帰宅の高校生でいっぱいでした。

名鉄明智駅まではバスで20分ほどです。真っ暗の明智駅へ。ここから岐阜までは、新可児駅と犬山駅で乗り換えて1時間ほどの乗車です。

一日よりみちして回って、山と川の風景を堪能できました。

八百津へのよりみちに、いかがでしょうか。

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