和歌山県白浜町|南紀白浜よりみち4〜「千畳敷」と「三段壁」へよりみち観光

和歌山県日高郡由良町の「白崎海洋公園」によりみちした後、御坊駅で乗り換えをして、白浜駅に向かいました。白浜駅から白良浜のビーチまではバスで移動します。各ホテルへは駅から無料のバスも出ています。南紀白浜では「湯快リゾートプレミアムホテル千畳」に宿泊しました。宿泊体験も記しておきます。

「湯快リゾートプレミアムホテル千畳」の近くには2つのよりみち観光スポットがあります。ホテルの名前にもなっている「千畳敷」と、「三段壁」です。どちらも自然の雄大さを感じられるスポットです。

【よりみちレポート】和歌山県白浜町|南紀白浜よりみち4〜「千畳敷」と「三段壁」へよりみち観光

日時:2019年12月
エリア:和歌山県(日高郡由良町、御坊市、西牟婁郡白浜町)

和歌山県の「白崎海洋公園」と「白浜」をよりみちして回りました。

よりみちスポット

紀伊由良駅から、御坊駅、白浜駅へ

紀伊由良駅から白浜駅まで普通列車でいくと、御坊駅、紀伊田辺駅で乗り換えをして行きます。1時間50分ほどの乗車です。途中で特急に乗り換える場合は、紀伊由良駅から御坊駅まで行き、特急くろしおに乗り換えをします。白浜駅はでは1時間ほどの乗車です。

今回は、御坊駅に少しよりみちをして、特急くろしおに乗り継いで白浜駅を目指しました。

10分ほどの乗車で「御坊駅(ごぼう)」に到着です。乗り換え時間に30分ほどあったので、少しだけ御坊駅周辺をよりみちしてみました。

和歌山県でよく見かける列車は、この単色塗りの列車です。潮岬がある串本駅周辺でも同じような列車を見かけました。

御坊駅から西御坊駅までを結んでいる私鉄「紀州鉄道線」が走っています。御坊駅では、JRのホームを間借りしている感じです。この紀州鉄道は、日本最短のローカル線と言われていて、御坊駅から西御坊駅まで2.7kmしかありません。乗車時間は8分という短さです。

もう少し時間があったら紀州鉄道にも乗ってみたかったです。1両編成の列車が御坊駅にとまっていました。

御坊駅周辺で気になっていたのが御坊市名物「せち焼き」のお店「元祖せち焼き やました」。定休日でした。

和歌山県御坊市の名物「せち焼き」とは、焼そばを小麦粉を使わずに卵だけで固め、お好み焼き状にまとめたものです。昭和30年頃に「元祖せち焼き やました」の初代店主、山下夏子が始めました。当時のお客さんから「焼そばを卵でせちごうてくれ(焼そばに卵を混ぜてという意味)」という注文に応え、作り出したそうです。「せちがう」は御坊弁で「無茶苦茶にする、いじめる」の意味で、焼きそばを溶き卵でお好み焼き状に固めたものを提供したというのがせち焼きの始まりだそうです。

御坊駅から西の方へ10分ほど行ったところに「元祖せち焼き やました」があります。

西御坊駅から海のあたりまでも行ってみたかったですが、30分のよりみち時間だとこのくらいで終了。特急くろしおで白浜駅に向かいました。40分ほどの乗車です。

白浜駅から無料バスに乗って白良浜方面へ

夕暮れの白浜駅に到着。観光地という感じで、特急が到着すると、途端に駅前が賑やかになります。

白浜の駅は「パンダのまち白浜」とあるように、パンダに占領されています。白浜町にある観光スポット「アドベンチャーワールド」でパンダを見る事ができます。しかも、パンダで有名な上野動物園より多い、6頭が屋外飼育されています。日本で一番多くパンダが見られる施設なんです。だから「パンダのまち」というのも分かりますね。

昔の特急くろしお号には、パンダシートが設置されていて、車内で写真を撮れるようになっていましたが、現在はなくなってしまったみたいです。白浜駅には、そのパンダシートが展示されていて、記念写真をとることができます。

白い砂浜で有名な「白良浜」は、白浜駅から少し離れたところにあるので、バスなどで移動して行きます。10分ほど乗車すると、白浜の各方面へ分岐する「白浜バスターミナル」に着きます。白良浜までも歩いてすぐいけます。

ちなみに、町や駅の名前は「しらはま」ですが、浜の名前は「しららはま」と言います。

明光バスの路線バスも走っていますが、白浜温泉旅館協同組合の専用シャトルバスもあり、無料で乗れます。各ホテルを回って行ってくれます。駅前にシャトルバスの乗り場案内がありました。

白浜町をバスで巡るなら、「明光バス」の「白浜とくとくフリー乗車券」がお得です。1日券1100円/2日券1500円/3日券1700円の3種類があります。

SL風にラッピングされたバスが、専用シャトルバスです。12月の平日でしたが、アジアからの旅行者の方でバスはいっぱいになりました。先着順になるので、満席になったら乗れません。午後に1時間に1本程度走っています。

「湯快リゾートプレミアムホテル千畳」に宿泊

白良浜からは南の方へ少し離れたところにある「湯快リゾートプレミアムホテル千畳」に宿泊しました。

白浜温泉旅館協同組合の専用シャトルバスに乗ると、北回りのAコースだと50分ほど、南回りのBコースだと20分ほどで白浜駅から到着します。

明光バスだと、「千畳口バス停」が最寄りバス停です。近くにコンビニエンスストアのローソンがあるので、夜の買い物もしやすいです。

1人でも宿泊できる部屋が多くあるのでありがたいです。和室と洋室ツインが選べます。湯快リゾートは値段も安めの設定でなおありがたいです。

夕食はバイキングで、海の幸満載です。盛り過ぎちゃいますね。ご当地グルメのサンマ寿司もいただけます。オススメはマグロと帆立貝です。

湯快リゾートでも「プレミアム」とつくだけあって、ちょっと違います。屋外プールの施設があります。天然温泉プールで、9時〜21時まで年中入れます。

12月ですが、温水プールになっているので、まだ入ることができました。あまりプールに入っている人はいませんでしたが、脇にあるジャグジーは人気でした。

温泉は屋内を進んで行った先と、外の通路を通っていく2カ所にあります。泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。

屋内の通路をいく温泉「千寿の湯」は、内風呂と露天風呂があって、露天風呂は、海とつながったように見えるインフィニティ風呂です。

外の通路を行った先にある「黒潮の湯」は、露天風呂です。湯船の横に寝そべることができる椅子があるので、湯冷ましに波の音を聴きながら過ごすというのもいいです。

自然が作り出した模様「千畳敷」へ

「湯快リゾートプレミアムホテル千畳」からすぐ脇の坂道を下へと下っていくと、ホテルの名前にもなっている「千畳敷」という観光スポットがあります。観光バスもひっきりなしにやってきて、観光客の方が写真をどんどん撮って行きます。松林を抜けた先にあります。

岩が畳のようにずっと続いていることから「千畳敷」と言われます。白く柔らかい岩が、打ち寄せる荒波に浸食されて壮大な景観ができました。

午前中の「千畳敷」は、日の光が横から当たるので、影で陰影ができて面白い模様ができていました。お昼頃に行くと、真上からの火の光になるので、影がない風景が見られます。

観光客は多いですが、広いので、方向を変えれば人を入れずに写真を撮ることができます。

「三段壁」と熊野水軍伝説がある「三段壁洞窟」

「湯快リゾートプレミアムホテル千畳」の近くにもう一つの観光スポットがあります。ホテルから南の方へ7分ほど歩いて行ったところにある「三段壁」です。バスでいくと「三段壁バス停」が最寄りです。

バス停から土産物屋や飲食店が並ぶ通りを海の方へ進んでいきます。

名勝「三段壁」です。三段壁は高さ50m、断崖絶壁が約2kmも続く、勇壮な景観です。柵から見下ろすとすぐ断崖絶壁になります。

「三段壁」には、もう一つ楽しみ方があります。近くの建物から、エレベーターを利用して、「三段壁洞窟」へ降りて行けます。平安時代、源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る洞窟で、洞窟の中に打ち寄せてはかえす臨場感あふれる波を間近で感じることができる観光施設です。入場料は1300円と高めですが、事前割引チケットもあります。

エレベーターに乗って地底36mの洞窟へ向かいます。

源平合戦で知られる熊野水軍が船を隠したという伝説が残る洞窟ということで、エレベーターを降りたところで、記念写真が撮れます。

洞窟を探検する感じで進んでいきます。1周は約200メートル。ゆっくり写真を撮りながら回ると20分〜30分ほどかかります。

湧泉洞には、たくさんの灯籠が掲げられていて、きれいです。その先に水の神様「牟婁(むろ)大辯才天」が祀られています。

洞窟から外の海や三段壁の風景を見られるところもあります。

洞窟内にも波が入り込んできて、岩に当たると波しぶきが豪快に上がります。

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