岐阜県八百津町|八百津よりみち1〜「旧八百津発電所」から「そば游居珍竹林」へ
岐阜県加茂郡八百津町によりみちしました。鉄道が走っていない町で、バスを乗り継いで向かいます。八百津ファミリーセンターからよりみちをはじめて、「旧八百津発電所」や「人道の丘公園」「杉原千畝記念館」「丸山ダム」などのよりみちスポットを巡りました。まずは「旧八百津発電所」へ。「旧八百津発電所」には現在は使用されていないレトロな建築物があります。
また、「人道の丘公園」へ向かう途中に見つけた蕎麦屋「そば游居珍竹林」によりみちグルメしました。
日時:2019年11月
エリア:岐阜県(岐阜市、美濃加茂市、加茂郡八百津町)
八百津ファミリーセンターからよりみちをはじめて、「旧八百津発電所」や「人道の丘公園」「杉原千畝記念館」「丸山ダム」などのよりみちスポットを巡りました。
よりみちスポット
岐阜駅から八百津へ
今回は岐阜から東の方にある岐阜県加茂郡八百津町をよりみちしてまわります。昔は名鉄電車が八百津まで走っていましたが、現在は八百津町を走る鉄道路線はありません。
八百津町へのアクセス方法は、4つの駅から出ているバス路線を利用します。JR美濃太田駅・古井駅から東鉄バスに乗車する方法。JR中川辺駅からコミュニティバス802に乗車する方法。名鉄明智駅からYAOバスに乗車する方法。名鉄&JR可児駅から東鉄バスに乗車する方法。
本数が多いのは、名鉄明智駅から出ているYAOバスです。30分に1本くらいあります。
今回、行きはJR美濃太田駅から東鉄バスに乗って、八百津ファミリーセンターまで。帰りは、YAOバスで、名鉄明智駅まわりのルートをいきました。
まずはJR岐阜駅から美濃太田駅へ。普通列車で40分ほどの乗車です。
美濃太田駅の南口から出ている東鉄バスで終点の「八百津ファミリーセンター前」まで乗車しました。35分ほどの乗車です。
八百津ファミリーセンターは、中央公民館、保健センター、産業会館、商工会からなる、大きな複合施設です。
中央公民館には572席を持つ本格的な大ホールがあり、見学させていただきました。
八百津ファミリーセンターの近くには「杉原千畝の実家跡」の解説看板があります。リトアニア日本領事館に勤めていて、第2次世界大戦時に命のビザを配給したことで知られる「杉浦千畝」は、八百津町の生まれです。1900年1月1日という覚えやすい日に生まれました。「杉浦千畝記念館」が、「人道の丘公園」にあるので、後ほどよりみちしてみました。
八百津町役場にも、「杉原千畝」のポスターが貼ってあります。ここから八百津町をよりみちして回りました。
レトロな建物が見える「旧八百津発電所」
「八百津ファミリーセンター前」バス停から八百津のコミュニティバス「コミュニティ802」に乗って、人道の丘方面へ向かいます。こちらのバス停で、東鉄バスも発着します。
土日祝限定で、「無料シャトルタクシー」が1日9便あるそうです。八百津ファミリーセンターから「旧八百津発電所」や「杉原千畝記念館」まで乗ることができます。無料と言うのはありがたいですね。
「旧八百津発電所」によりみちするため、途中の「諸田バス停」で下車しました。
諸田公園を奥に行くと、木曽川が見えてきます。その左手に、レトロな建築物が建っています。現在は使用されていない、「旧八百津発電所」の建物です。
ヨーロッパ風建築の面影を残したモダンな建物で、レンガ造りモルタル塗りの堂々たる外観は歴史浪漫の世界へタイムスリップさせてくれます。明治44年(1911)に木曽川水系初の本格的な発電所として建設され、明治・大正・昭和の3代にかけて、産業の近代化への道のりを支えてきました。昭和49年、新しい丸山発電所の完成により閉鎖となり、63年に渡る発電の歴史に終止符を打ちました。
平成10年(1998)5月1日、日本の水力発電の歴史を物語る貴重な資源として国の重要文化財に指定され、それにあわせて資料館としてオープンしました。水力発電のルーツや、電化による生活様式の移り変わり、さらに木曽川の歴史を知る場として、展示されていました。ですが、耐震強度に問題があるため、平成30年(2018年)の年末から内部公開は休止されました。
ですから、現在は遠くから建物を眺めるのみとなっています。対岸や、向こう側の橋からも見えます。いくつかビューポイントをご紹介します。
まずは、この諸田公園です。木曽川の風景と、斜めから見た「旧八百津発電所」の建物が見えます。
2018年までは、この門の先にある「旧八百津発電所資料館」へいけました。今は鎖で行かないように閉じられています。建物の近くまでもいけないようになっていました。
八百津町B&G海洋センタープール前の道を通って、諸田公園から反対側へ行くことができます。裏側から見た「旧八百津発電所」の建物。
諸田公園の反対側から見た「旧八百津発電所」。ここが一番近く建物を見ることができます。
「旧八百津発電所」の南の方にある「蘇水峡橋」から。望遠でとると、木曽川越しに、いい感じに撮れそうです。右の手前にある建物は「丸山発電所」です。
対岸の「蘇水峡」から。木々の分かれ目から、「丸山発電所」が見えました。
間近に見ると圧巻の「丸山発電所」を通る
八百津町B&G海洋センタープール前の道を進んでいくと、「丸山発電所」の門がありました。この発電所が「旧八百津発電所」の代わりに新しくできたところになります。
「丸山発電所」。中を見学できたりするところはありませんが、通り抜けすることはできます。左奥へ伸びる道を進んでいきます。
大きなパイプのすぐ近くを通っていきます。結構な迫力の風景です。
「丸山発電所」を通っていくと、蘇水峡橋近くのトンネルのところに出ました。
トンネルを通って「そば游居 珍竹林」へ
ほとんど歩道の幅がないトンネルを通っていきます。車とすれ違わなくてよかったです。
ここから「人道の丘公園」の方面へ向かおうと思うと、「丘」なので、坂道を登っていく感じになります。結構きつい坂道が続くので、写真なんて撮っている余裕はありませんでした。
登った先は結構きれいに舗装されている道がありました。さっき乗ってきたコミュニティ802バスも通っていきます。人道の丘まではもうすぐなのですが、気になる看板を発見。
「そば游居 珍竹林」と言う蕎麦屋があるそうです。きれいに舗装されている道から、細い道に看板が出ています。進んでみると「普通車侵入不可 進入は軽自動車に限る」と言うくらい細い道です。この先に「そば游居 珍竹林」があります。
「そば游居 珍竹林」がありました。ウーーノは歩いてきましたが、コミュニティ802バスに乗って「小和沢口バス停」あたりで下車すると、坂を上り切ったところでおろしてくれます。また、コミュニティ802バスはフリー乗降なので、「そば游居 珍竹林」に行きたいと運転手の方に伝えれば、一番近いところでおろしてくれます。
和室の通されました。テーブル席が並んでいました。田舎の親戚の家に来たような居心地の良さです。
お蕎麦のほかには、季節の天ぷらがホワイトボードに書かれています。11月のこの時期は、舞茸の天ぷらがいただけます。訪れる1週間前までは、なんと松茸の天ぷらがあったそうです。残念!でも、舞茸も美味しいですよね。
ざるそばと、アスパラガスと舞茸の天ぷらをいただきました。細めのそばは、喉越しがいいです。風味が生きていいですね。もう一皿追加したくなっちゃいます。
アスパラと舞茸の天ぷらも、結構量が多かったです。舞茸の味って独特ですが、旨味がすごいですよね。谷汲で食べた椎茸も美味しかったですが、舞茸もいいですね。
松茸の天ぷらはお値段いくらになるんでしょうね。気になります。