富山県舟橋村|2019夏の北陸よりみち旅2〜舟橋村立図書館で「お月見コンサート」
富山県の舟橋村で3回目となる、トイピアノ演奏を届けに向かいました。舟橋村立図書館で開催される秋の「お月見コンサート」への出演はこれで2回目になります。今回は、図書館に眠っているという、電子ピアノも用意していただき、トイピアノとピアノの両方の演奏に急遽変更しました。
日時:2019年9月
エリア:富山県(富山市、中新川郡舟橋村)
富山県舟橋村でトイピアノ演奏をしたのち、富山県の黒部や氷見をよりみちしました。観光列車「花嫁のれん」や黒部峡谷鉄道など、列車の旅も楽しみました。
よりみちスポット
金沢駅から新幹線で富山駅へ
金沢駅から富山駅までは、新幹線で23分ほどの乗車です。JR東海のフリーきっぷ「北陸観光フリーきっぷ」を利用すれば、北陸新幹線の自由席も乗車することができるので便利です。
北陸新幹線の富山駅のホームは、柱の形が木をイメージしたような独特なものでした。
前に富山駅を訪れたときは、ちょうど北陸新幹線の開業までわずかの時でした。最後の追い込み工事が行われている頃でした。
【参考記事:】
駅前がすっかりきれいになりました。
最近各地の観光地で見られるようになった、写真向けの枠も設置されています。「AMAZING TOYAMA」という文字が入っています。太陽の向きによって、下に描かれる影の形が変わるので、面白いかも。
富山市というと、路面電車が走っています。訪れたときはまだ工事中でしたが、富山駅の南北で別れて走っていたこの路面電車が、2020年3月にようやく開通したそうです。これで、富山駅の工事は一旦終了ですね。
富山駅から富山地方鉄道の越中舟橋駅へ
演奏会場のある舟橋村へ向かいます。富山駅からは、富山地方鉄道に乗ります。富山駅の東側にあるESTAというショッピングモールや、富山地鉄ホテルなどが入る建物が乗り場になっています。
富山地方鉄道は、SUICAやPASMOなどの交通系ICは利用できません。独自の「ecomyca(えこまいか)」という交通系ICのみ利用できます。独自ICの分、運賃が安くなります。
電鉄富山駅から越中舟橋駅までは、15分ほどの乗車です。
駅に行ってみると、初めてみる列車がとまっていました。2号車が2階建てになっています。「ダブルデッカーエキスプレス」という車両で、2015年に導入されました。もともとは京阪電鉄の特急2階建ての車両で、改造工事を施し中間に組み込み、3両編成の観光列車ダブルデッカーエキスプレスとしてリニューアルしました。
特急「うなづき」として走る場合は座席指定券220円が必要となりますが、普通列車として走る場合はかからないそうです。普通列車として1日上下4本走っているそうで、たまたま乗ることができました。
2階席のある2号車は、立山への観光客の方に人気で、満席状態でした。1号車の普通の席は空いてました。席自体は普通の座席なんですけどね。なんだか、2階建の列車ってワクワクしますね。
立山連峰の山々が遠くに見える風景の中を列車は進みます。
越中舟橋駅に到着。駅の建物直結で舟橋村立図書館があります。
越中舟橋駅から北へ少し行くと、芝生広場がある公園がありました。この敷地に「竹内天神堂古墳」があります。右の大きな木が立っているあたりです。墳長38.4メートル、「後方」部の高さ4~5メートル、「前方」部の高さ1メートル、4世紀後半築造の前方後方墳。神明社もあります。
舟橋村立図書館で「お月見コンサート」
今回で2回目の出演となる、舟橋村立図書館での「お月見コンサート」。最初のご縁は、日本一小さな村で開催する、小さなピアノのコンサートということでした。「小さい」つながりでお声をかけていただきました。
そのとき作った曲が「小さな星のワルツ」です。ウーーノが使用しているシェーンハットのトイピアノは鍵盤が25個あり、2オクターブの音域がありますが、この作品ではその半分の1オクターブ13鍵盤のみで弾ける曲として作りました。
小さいかわいい曲です。
図書館の2階にある広いスペースが、本日の演奏会場です。会場正面にはお月様が見える飾り付けがされてます。今回は、図書館に眠っている電子ピアノがあるということを聞き、急遽ピアノ演奏を含めて演奏することにしました。誰にも弾かれていないピアノだったので、弾いてあげられてよかったです。
壁のあちこちも、かわいい飾り付けがされていました。
なかなか入ることのできない、閉館後の図書館へ。独特な雰囲気があります。
演奏終了後は、たくさんのようかい手々てんと、お花に囲まれました。
うさぎ(童謡) トイピアノで弾いてみた
富山県舟橋村「お月見コンサート」で演奏しました。「お月見コンサート」なので、オープニングで演奏しました。
鉄分三昧「だいこん列車」
舟橋村立図書館での「お月見コンサート」を終えて、富山駅へ戻ります。
列車を待っているときに主催者の方とお話ししていると、もうすぐ現役を引退する車両が富山地方鉄道を走っているんだとか。それを見れたらラッキーだね、とのこと。
待っていると、その列車がちょうどやってきました。鉄分の血が沸きます。「だいこん列車」という愛称で親しまれている富山地方鉄道の車両4両が、老朽化に伴って2019年の9月と12月に分かれて廃止されるそうです。白を基調とした「雷鳥カラー」の塗装が印象的な列車です。富山地鉄が舞台となった映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」(2011年)では、4車両がそろって登場しています。
最後に会えるなんて嬉しいですね。
車内も写真に収めておきました。
今回の旅では「だいこん列車」に「ダブルデッカーエキスプレス」、そのほか「特急くろべ」「黒部峡谷鉄道」「観光特急花嫁のれん」とたくさん鉄分補給できました。