岐阜バスの系統・行き先表示の見方
岐阜バスの系統・行き先表示
系統を見るだけで大体の方向がわかる!?
岐阜市を走る路線バスは大きく分けて2種類あります。岐阜バスと、コミュニティバスです。
バスの車両の前や横や後ろに表示されている行先や系統番号を表示するのを「方向幕」(正式名称「LED式行先表示器」)と言います。今回は、岐阜バスの「方向幕」に表示される「系統番号」や「行き先表示」で、知っておくと便利な情報をご紹介します。
岐阜バスの行先番号の見方
岐阜バスの車両の前には、行き先をLEDで表示しています。アルファベットと数字、その横に、上に経由地と、下に終点となる行先が表示されています。
N72 中濃庁舎
アルファベットの「N」が幹線ルート。どの道を主に通るか、どの方面に行くのか大まかな方向。
数字の十の位「7」が分岐点。どの交差点で分かれるか。
数字の一の位「2」が行先(終点)。どこまで行くか。その右が、行先の終点のバス停名です。
この中で、知っておくと便利なのは最初のアルファベットの見方です。
岐阜バスの系統アルファベット表記
行先表示にある、アルファベットで、大体どの方面の、どの道を通るのかがわかります。
アルファベットは8種類から9種類に増えました。2022年に、「T」系統が新設されました。アルファベット表記以外のものは「市内ループ線(右回り)」「市内ループ線(左回り)」「中心部ループ線」「清流ライナー」「高速バス」があります。
大きく分けると、まずJR岐阜駅の北へ向かう路線と、南に向かう路線で分かれています。
JR岐阜駅から南へ向かう路線の系統は2種類。「W」と「E」です。
「W」は「West(西)」の意味。岐阜駅の南側の地域を「加納」と言いますが、この西側を通ります。昔はここに陸橋があり「西陸橋」と言っていたので、その「西」から取ってきたと思います。
「E」は「East(東)」の意味。同じく「加納」の東側を通ります。こちらも昔「東陸橋」がありました。
JR岐阜駅から北へ向かう路線は、主に橋の名前から付けられた系統です。長良川にかかる橋は、岐阜公園のあたりにある「長良橋(ながら)」から順に西の方へ、「金華橋(きんか)」「忠節橋(ちゅうせつ)」「大縄場大橋(おおなわば)」「鏡島大橋(かがしま)」「河度橋(ごうど)」とあります。それぞれの頭文字が系統のアツファベットに使われています。
「N」・・・「長良橋」を渡る路線。名鉄岐阜駅の前の通りを北へ伸びる神田町を通称「長良橋通り」と呼びます。ここを進んでいくと、柳ケ瀬、伊奈波神社、岐阜公園、岐阜城、岐阜大仏を通って長良橋方面に行きます。
「K」・・・「金華橋」を渡る路線。名鉄岐阜駅を通らず岐阜駅から柳ケ瀬西側へと北へ伸びる道が「金華橋通り」です。ここを進んでいくと、岐阜市文化センター、岐阜市民会館、ドリームシアター、ぎふメディアコスモスなどの文化施設や、裁判所、岐阜中警察署、岐阜市役所などもあります。
「C」・・・「忠節橋」を渡る路線。岐阜駅から「N」系統と同じ「長良橋通り」を通り、柳ケ瀬の南側、徹明町通りから西へ進み、忠節橋へと続く忠節橋通りへと右折して北へ進みます。たまに違う道を通る路線もありますが、忠節橋は通ります。正木マーサ、岐阜大学や岐阜大学病院まで行く路線です。
「O」・・・「大縄場大橋」を通る路線。途中までは「N」や「C」と同じ通りを通っていきます。大野町や本巣方面に行く路線です。
「G」・・・「河度橋」を通る路線。河度橋手前の「鏡島」までの路線もこの「G」系統です。
JR岐阜駅から東へ向かう路線は、地名や通りの名前から付けられた系統です。
「B」・・・「梅林公園」前の通りを通る路線。「N」系統と同じ「長良橋通り」を通り、徹明町から東へ、大洞緑団地や関市方面へ行く路線です。
「T」・・・「東栄町」を通る路線。「N」系統と同じ「長良橋通り」を通り、金宝町から東へ、イオンモール各務原方面へ行く路線です。2022年に新しく新設されました。
逆に郊外からJR岐阜駅へ戻る路線で、終点が「JR岐阜駅」の場合は、系統のアルファベットのみが表示されます。
系統アルファベット表記のまとめ
- 「N」・・・「長良橋」を渡る路線
- 「K」・・・「金華橋」を渡る路線
- 「C」・・・「忠節橋」を渡る路線
- 「O」・・・「大縄場大橋」を通る路線
- 「G」・・・「河度橋」を通る路線
- 「B」・・・「梅林公園」前の通りを通る路線
- 「T」・・・「東栄町」を通る路線
- 「W」・・・「West(西)」の意味。岐阜駅の西、西加納・旧西陸橋
- 「E」・・・「East(東)」の意味。岐阜駅の東、東加納・旧東陸橋
岐阜の街を岐阜バスに乗ってよりみちする際に、参考にしてみてくださいね。