岐阜県御嵩町|中山道の宿場町「御嵩町」へ初よりみち
岐阜県可児郡御嵩町には、名鉄電車の終着駅「御嵩駅」があります。岐阜からいっても、かなり乗り換えていくので、列車の旅といった感じです。中山道の宿場町「御嶽(みたけ)宿」がありました。
地元に人気のコロッケ屋さんや、ご当地グルメ「みたけとんちゃん」などもありました。石庭で有名な竜安寺の元になったと言われている石庭が、この御嵩町にあります。
日時:2015年5月
エリア:岐阜県(可児郡御嵩町)
名鉄電車「御嵩駅」から「顔戸駅(ごうど)」まで御嵩町をよりみちしてまわりました。
よりみちスポット
御嵩町へのアクセス
岐阜県可児郡御嵩町へは、電車だと、名鉄電車で何本か乗り継いで行くことになります。岐阜からだと、犬山線で犬山駅へ。そこから広見線に乗り換えて新可児駅へ。また乗り換えて御嵩駅へ行きます。
新可児での行き先掲示板がなかなかレトロです。インスタ映えスポットかもしれません。
名鉄岐阜からだと1時間ちょっとで御嵩駅に到着。名鉄名古屋からも同じくらいで着きます。
中山道の宿場町「御嶽宿」の風景
御嵩駅前は中山道の御嶽宿の宿場町だったところです。駅前にあるお寺が「願興寺」です。鉄製の屋根なので赤茶けてます。こういう屋根のお寺もあるんですね。
「中山道みたけ館」で、情報収集。「愚渓寺」のお庭がいいですよと勧められたので、あとでよりみちをすることに。
宿場町ということで、昔ながらの町屋の建物も残っています。「商家竹屋の資料館」。藍色が鮮やかなのれんです。
建物の中に入って見上げると光が差してきます。採光のために、天井へと突き抜ける穴が印象的でした。
お庭とトイピアノ。
このお庭を眺めながらプチよりみちコンサート開演です。ようかい手々てん発見!
地元グルメ「コロッケユタカ」と「みたけとんちゃん」
コロッケ屋さん「ユタカ」を発見。結構いろんなテレビの旅番組では紹介されるところなんだとか。
コロッケとハムカツ、それぞれこの時は50円でした。安っ!今は価格変わったかな?
味は濃いめなので、何もつけなくてもいけます。
御嵩町のご当地グルメと言えば、「みたけとんちゃん」です。いろんなところで旗を見かけました。「みたけとんちゃん発展会」なる団体まであります。岐阜のご当地グルメというと「けいちゃん」があります。こちらは鶏肉をニンニクの効いたタレでキャベツとともに炒めます。「とんちゃん」なので、豚肉ですね。タレは味噌ベースです。
ランチをどこかで食べられないかなぁ、と思ってましたが今はパックで持ち帰りのものしかないんだとか。
残念!どこかで食べられるようになるといいな。
竜安寺の石庭のモデル?「愚渓寺」の石庭
先ほど「中山道みたけ館」で情報をいただいた「愚渓寺」へ。御嵩駅から北のほうへいきます。10分ほどで到着
門などの建物が新しくなっていてピカピカです。
お庭は枯山水。石庭というと、竜安寺が有名ですよね。
竜安寺を真似たのか・・・と思ったら、 ちがーーーう。竜安寺が真似たんです!
愚渓寺は1396年に開山された、由緒あるお寺なのです。こちらにあった石庭をもとに作られたのが竜安寺の石庭だといわれているそうです。こちらの石庭が原型なんですね。
そんなお庭が岐阜に、御嵩町にあるとは!びっくり。
お庭は無料で拝見できます。ほとんど人がいませんので、この風景を独り占めできました。なかなか貴重な時間をいただけました。
石庭の他にも愚渓寺には立派な二重塔がありました。
愚渓寺から顔戸駅までの道で見つけた食事処や神社の風景
愚渓寺からどんどん西の方へ向かいます。主要道路というより、地元の方が使うような道を行きます。
思わず「サイヤ人」に空目してしまいました。なぜ「無人」で「ヤサイ」をはさんだんだ!
お昼にとんちゃんを食べられなくて、どこかで食べようと歩いていると「みつき」という看板を発見。「日替りランチ700円コーヒー付き」。安い!ありがたい。周りに飲食店がなく突如現れたこちらのお店に入ってみました。
ランチタイムギリギリでしたが、快く作っていただけました。あったかい家庭料理といった感じですね。コーヒー付いて700円だとお得ですね。なかなか観光では通らない道ですが、通ってよかったなと思います。
そのまま真っ直ぐ西に進むと「顔戸八幡神社」があります。「顔戸」という地名も難読漢字ですね。「ごうど」と読みます。岐阜には「ごうど」というと、他にも「神戸」「河渡」などがあります。
お祭りの時、顔戸八幡神社の裏手にあるこの坂を、お神輿担いで登っていくんだとか。よくお神輿担いで行けるなぁというくらいかなり急な坂でした。
ここから南の方へ向かうと主要道路の旧中山道沿いに出ます。「顔戸」と書いて「ごうど」駅に到着。御嵩町は、「鬼岩公園」というところが気になってるので、次回はぜひそこによりみちしてみたいなと思います。