高知県高知市|四国よりみち旅3〜桂浜まで回り道をしていく
高知県の定番観光スポットというと「桂浜」があります。桂浜へ行こうと思うと、高知駅からバスに乗っていけます。今回は、別ルートで回り道して桂浜に向かってみました。渡船を利用したり、大きな橋を歩いて渡ったりと、直接いくよりも変わった体験ができます。
日時:2016年3月
エリア:高知県(高知市)
香川県の琴平から始まり、高知県の高知市と室戸岬を回って、徳島県へ。牟岐の出羽島でアートに触れて、徳島市までよりみちして回りました。
よりみちスポット
桂浜へ、種崎周りで向かう
高知の定番観光スポット「桂浜」によりみちするには、バスで行くことができます。JR高知駅を起点に、はりまや橋、牧野植物園、桂浜など高知市内の観光スポットを回る周遊バス「MY遊バス」。そして、路線バスの「とさでん交通桂浜線」があります。
「MY遊バス」は1時間に1本で、1時間ほどの乗車です。「とさでん交通桂浜線」も1時間に1本で、40分ほどの乗車です。
今回は「MY遊バス」が通過していく「種崎」という地域から桂浜まで歩いてみることにしました。途中「浦戸大橋」という大きな橋を歩いて渡ってみました。
高知の中心地から、とさでん交通種崎線のバスで種崎地区によりみち。住所が一区、二区と倉庫街のような感じです。猫が日向ぼっこして寝転んでいました。
倉庫と倉庫の間の細い路地をいきます。
「長浜種崎間県営渡船」がありました。こちらから、対岸の「長浜」へ渡れます。桂浜の方面というよりは、もともとはお遍路さんのための渡し船のようです。ちなみに無料です。1時間に1往復してます。
渡し船にも乗ってみたかったですが、この渡し船でいくと、少し遠回りになるので、浦戸大橋へ向かいます。
渡船場から海沿いにいきます。塀の向こうはもう海です。
高いところを走る橋が見えてきました。こちらが浦戸大橋です。ここを歩いて渡ります。
長崎の平戸大橋も歩きましたが、この浦戸大橋も大きいですね。浦戸大橋を渡るともう少しで桂浜です。
この地点でこんなに高さがあるということは、橋の入り口まではかなり遠いってことですね。橋に登れる所まで行ってみます。
高知市唯一の泳げるビーチ「種崎海水浴場」
壁沿いに歩いていくと、公園のようなところの入り口が見えてきました。「種崎千松公園」。
公園に隣接してあるのが「種崎海水浴場」です。こちらが高知市内唯一の海水浴場なんだそうです。高知=海というイメージなので海水浴場はいっぱいあると思いきや、意外です。高知の海岸はほとんど遠浅になっていないので、安全に海水浴ができる所というのは意外に少ないんだそうです。
のどかな海岸&公園でした。
通り抜けスポットがあったり。
浦戸大橋を歩いて渡る
種崎千本松公園を抜けたあたりから、ようやく橋には入れます。狭いこと狭いこと!トイピアノの幅くらいしかありません。しかも、車とトラックの交通量が半端なく多いです。
ちなみに、「MY遊バス」もこの橋を通って行きますが、種崎千本松公園&種崎海水浴場近辺にはバス停がありません。
天にのぼっていくようです。
ようやく真ん中くらいまできました。
浦戸大橋は浦戸湾を挟んで浦戸と種崎をつなぐ橋として昭和47年に有料架橋として開通しました。できた当時は自殺の名所になってしまったので、簡単に乗り越えられないフェンスが付けられたことでほぼ無くなったそうです。だから、こんなにフェンスがしっかりついていたんですね。
通行料が必要だった頃はそんなに通行量は多くなかったそうですが、現在は無料で渡れるため、こんなにも交通量が増えたそうです。
景色は抜群です。ただ、車が近すぎて通行するのは怖かったです。
日が傾いた頃の桂浜へ
浦戸大橋を渡るともう少しで桂浜です。日が随分落ちてきました。
浦戸大橋をわたって、桂浜が見えた・・・と思ったらそうではない浜。でも、きれいな浜です。検索してみましたが、名前が見つからない、名もなき浜です。
「高知灯台」が見えてきました。この脇あたりの細い道を下へ降りていくと桂浜へ行くこともできます。大きな道をそのまま進んでもいけます。
桂浜の一部工事してました。
「桂浜」の風景。砂浜というよりは、小石が積もった浜です。いろんなところをゆっくり回ってきたので、桂浜に到着したのは17時。小高い丘に囲まれてるので、夕方になると、すぐ太陽の日差しがなくなって、暗くなります。
午前から昼過ぎくらいの時間帯が、太陽の光が届くので、写真を撮るにはいい時間だと思います。もうちょっと早い時間に来たかったです。
龍馬さんも影のみの登場です。
桂浜花海道沿いの名もなき浜へよりみち
帰りは桂浜からバスに乗っても良かったのですが、先ほど高台から見かけた浜辺が気になったので、そちらにも寄り道してみました。
浦戸大橋を渡りきったところから分かれ道があって、左折すると桂浜の方へ上って行く道、直進すると「桂浜花海道」という道に出ます。
「桂浜花海道」は海沿いにまっすぐ西へと向かう道です。
この道沿いの浜辺が先ほどの高台から見えていた浜辺です。夕焼けの空は桂浜からだとみられませんでしたが、こちらの浜辺はちょうど夕日が見られる方向です。桂浜と同じような小石の浜ですが、こちらは人が全然いなくて、浜辺の風景を独り占めできます。
この浜辺の前に「地蔵前」というバス停があるので、ここから高知市街地へ戻ることができます。
「地蔵前」というバス停名は、道を挟んで向かい側に、一領具足の供養のために建てられた「六体地蔵」からきています。