鹿児島県鹿児島市|鹿児島・宮崎初よりみち2〜定期観光バスで桜島を巡る
鹿児島港からフェリーで渡り、桜島をよりみちしてまわります。まず、市営の定期観光バスを利用して、桜島の観光スポットをお手軽に巡りました。
日時:2017年3月
エリア:鹿児島県(鹿児島市、桜島)
鹿児島県と宮崎県に初よりみち。鹿児島市、桜島、指宿市、南九州市、枕崎市、宮崎市、青島によりみちしました。
よりみちスポット
桜島フェリーで桜島へ
桜島へ渡るために「桜島フェリーターミナル」へ。「ウォーターフロントパーク」から「いおワールドかごしま水族館」を越えて北に行ったところにあります。
鹿児島中央駅からだと、鹿児島市内を周回するバス「カゴシマシティビュー」で「かごしま水族館前(鹿児島港)」下車徒歩1分などが便利です。
鹿児島市街地&桜島観光ならバス・電車・フェリー乗り放題の「CUTE(キュート)」がお得です。1日券(1200円)、2日券(1800円)があります。
鹿児島市内の観光地を走るバス「カゴシマシティビュー」、桜島の観光地を走るバス「サクラジマ アイランドビュー」、市電・市バスの他、桜島へ渡る「桜島フェリー」も乗れます。1日1便だけある、錦江湾をぐるっと回ってくれる「よりみちクルーズ」にも乗船できます。
桜島に渡るフェリーにも利用しました。
鹿児島港からフェリーで桜島へ。15分ほどの船旅です。日中は15分ごとに出航してますし、深夜でも1時間に1便あります。赤い桟橋を渡ってフェリーに乗船。
結構大きな船で、トラックや観光バスなどもたくさん乗り込んでいきます。
桜島フェリーの船内へ。うどんなどの食事も取れます。
15分ほどの短い乗船なので、みなさん外の空気に当たって、景色を楽しんでいます。
フェリーからだと遮るものがないので、海に浮かぶ桜島の景色が楽しめます。いい天気。日焼け確定です。
桜島側のフェリーターミナルに到着。「CUTE」などの1日券だと、ここで日付を見せて通っていきます。乗船料は、桜島のフェリーターミナル出入口で支払います。鹿児島港から来る時は、下船時に、桜島港から乗るときは、乗船時に料金を支払います。交通系ICカードなども利用できます。
お得な「鹿児島市内定期観光バス」で桜島周遊観光へ
桜島を一周路線バスで観光しようと思うと、本数も少なく、1日でぐるっと一周回ろうと思うとかなり大変です。特に、桜島港とは反対側にある観光スポット「黒神埋没鳥居」に行こうと思うと、かなり行きにくい所にあります。
バス以外には自転車で回る方法もありますが、アップダウンがきつく、1周30キロ以上あるので、アシスト付き自転車出ないと、かなり大変です。頑張ってママチャリで観光しながら4時間で回ったこともありましたが、足が動かなくなるくらい足の筋肉を使いました。
そこで、桜島をぐるっと気軽に観光するなら、鹿児島市の交通局がやっている市営の「鹿児島市内定期観光バス」に乗るのがおすすめです。桜島を巡る「桜島自然遊覧コース」の他、「鹿児島歴史探訪コース」もあります。
観光バスだと半日で大体の見どころを回ってくれます。「湯之平展望所」「アコウ群(車窓)」「黒神埋没鳥居」「旅の里(休憩・埋没鳥居)」「有村溶岩展望所」によりみちしてくれます。桜島港から乗ると1800円という値段もありがたいです。鹿児島中央駅から乗ると2300円です。午前と午後の2便あります。
鹿児島市から乗るのと桜島から乗るのとを選べます。今回は「cute」があるので、桜島港から観光バスに乗りました。
予約もできますが、当日空席があれば乗ることもできます。桜島港から乗る場合、チケットは桜島港フェリーターミナル1階窓口にて発車5分前まで販売してくれます。
桜島港から観光バスで桜島一周へ。現在は桜島港の工事が終わって、新しいフェリーターミナルになったので、バス乗り場の雰囲気も変わったみたいです。
この日の乗客は15人ほど。ゆったりと座席を取れる人数でした。
港から近い展望台「湯之平展望所」へ
まずは、港から一番近い展望台の「湯之平展望所」へ。こちらではバスから下車して15分ほど観光できます。
「湯之平展望所」は標高373mの小高い山の上にある展望台です。ここへは、桜島を小回りでまわるバス「桜島アイランドビューバス」でもよりみちすることができます。「CUTE」でも乗車することができます。
ですから、ここから先が観光バスで行く特典になります。
「湯之平展望所」には売店があって、桜島特産の小みかんを使ったプリンを購入してみました。爽やかな味です。
「アコウ群」と2つの「埋没鳥居」へ
観光バスなので、ガイドさんの案内してくれます。車窓からアコウの木の風景を眺めつつ「黒神埋没鳥居」へ。
観光バスだと、途中見晴らしのいいところで、徐行してくれて、写真をとりやすくしてもらえます。この日は風がほとんど吹いていなくて、波があまりない、「凪」の状態の海の風景を車窓から見ることができました。
よりみちしたかった、「黒神埋没鳥居」へ。大正3(1914)年の桜島大噴火で噴出した大量の火山灰・軽石によって、ここ黒神地区にあった「腹五社神社」の鳥居が埋まってしまったそうです。噴火後たった1日のうちに高さ3mあったという鳥居が、軽石や火山灰に埋め尽くされました。
噴火後、住民は神社の神聖な鳥居を掘り起こそうとしました。しかし、当時の村長・野添八百蔵氏の「後世に噴火の記憶を残そう」との英断により、噴火直後の姿がそのまま現在に残されています。
黒神中学校の脇にあり、鳥居の先に進むと社殿もあります。
観光バスでないとなかなか行かないようなところにもよりみちしてくれます。「旅の里」というドライブインで休憩を取ります。桜島大根の味噌漬けなどが購入できます。
「パワースポット無料見学」という看板がありますが、奥に桜島が綺麗に見える展望台があります。
奥へと進んでいくと、桜島の景色が広がっています。ガイドブックなどにはなかなか載ってない所です。
こちらにも「黒神」と書いてある埋没鳥居がありました。有名な「黒神埋没鳥居」とは違って、木の影になっていないので、写真が撮りやすいですね。桜島をバックに埋没鳥居の写真が撮れます。
桜島南側にある「有村溶岩展望所」へ
有村溶岩展望所は、桜島を代表する展望所のひとつです。島のほぼ南・大正3年(1914)の大噴火で流出した溶岩の上にあります。
ゴロゴロとした岩に囲まれた遊歩道があります。散策しながら、桜島の雄大な風景を見ることができます。
入り口駐車場のあたりには売店などもあるので、おみやげが買えたり、ソフトクリームなどをいただけます。
観光バスでの最後の立ち寄り場所が、「有村溶岩展望所」です。
「有村溶岩展望所」で、観光バスでご一緒だった方々に向けてプチよりみちコンサート開催しました。演奏終了後にようかい手々てん発見。
あっという間の2時間ちょっとの桜島観光でした。観光バスでのよりみちの後、桜島港から歩いて桜島をよりみちしてみました。