山梨県身延町|冬の下部温泉によりみち観光
JR身延線で身延駅から少し甲府に戻ったところに「下部温泉」があります。山梨県の身延山久遠寺によりみちした後に、宿泊するのにはちょうどいい温泉地です。今回は、日帰り温泉で利用してみました。下部温泉駅から少し離れている温泉街もよりみちしました。
日時:2016年3月
エリア:山梨県(南巨摩郡身延町)
長野県の木曽福島、奈良井、塩尻、諏訪湖周辺と山梨県の甲府、身延、下部温泉を巡りました。
よりみちスポット
身延駅から下部温泉駅へ
身延駅から下部温泉駅は、甲府方面へ3駅戻ったところにあります。特急でも普通でも、10分ちょっとのところです。特急料金は自由席330円です。ちなみに、切符の途中下車は、一方向のみ有効です。後戻りすることはできません。ですから、今回の下部温泉のよりみちは逆方向になるため、身延駅から下部温泉駅までの区間の往復切符を別に購入しました。
ずいぶん日が暮れてきました。山に囲まれているので、日が沈むのも早く感じます。
駅前のあたりには、お土産物屋と、飲食店がいくつかあります。午後5時頃に到着しましたが、お店はほぼ閉まってました。温泉施設というと、下部温泉駅の近くには「下部ホテル」という大きなホテルがあるくらいです。下部温泉の旅館が並ぶ温泉街は駅から20分ほど歩いたところにあります。
甲斐黄金村への音がなる橋
下部温泉駅から2分ほど歩くと「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」という施設があります。そちらにむかう橋は「メロディーブリッジ」で、通る人がいると音楽が流れるようになってます。
甲斐黄金村・湯之奥金山博物館は17時までの営業なので、この時間は閉まっていました。
季節によって、流れてくる音楽が変わります。3月〜5月は春の歌で「春の小川」と「どこかで春が」の歌でした。
ただ、川のせせらぎの方が大きな音で、ほのかに聞こえてきました。環境に配慮されていますね。
下部温泉の温泉街へ
常盤川沿いに歩いていきます。山が夕陽に赤く染まります。
8分ほど川沿いに歩くと、「下部温泉会館」という日帰り温泉施設があるのですが、今日は休館日でした。アルカリ性のお湯で、川を眺めながら入れる内風呂のみです。
普段は10時〜17時半まで入浴できます。ひとっぷろ浴びるコースは500円です。
くねくねと山間の道を10分くらい登っていくと、ちらほら旅館やホテルが見えてきました。時折歩く人ともすれ違いました。バスや車がちらほら行き交い、今日はみなさんお泊まりなんでしょうね。
商店はいくつかしかなく、旅館街という感じです。
下部温泉郷の看板がありました。みなさんこちらで写真を撮られます。川沿いの温泉街に来たという雰囲気はありますね。
湯元ホテルのレトロな配色の橋や、老舗旅館の雰囲気がある「大市館 裕貴屋」などがありました。「大市館 裕貴屋」は昭和初期に宮大工が作った木造3階建の建物で、なかなかの風格です。
下部温泉で印象的なのが、この鳥居です。この階段の奥にある熊野神社の鳥居ですが、建物と建物の間にぎゅうぎゅうに詰まってる感がなんとも言えません。
山間なので、坂道や、細い道が多くあります。街を探検している感じがします。
山の中に、日が沈んでいきました。
駅近くで立ち寄り湯ができる「下部ホテル」で露天風呂三昧
下部温泉駅の改札を出て、すぐの踏切を渡ったところにあるのが、「下部ホテル」です。駅から近いというのはとてもありがたいですね。立ち寄り湯は11時〜20時まで楽しめます。入浴料は1200円。
下部ホテルには2つの源泉があり、ほのかに香る硫黄泉と、さらっとしたアルカリ泉の2種類のお湯が楽しめます。12の湯船を楽しむことができますし、庭を眺めながら入れる露天風呂も広々としています。贅沢な時間を過ごすことができます。
下部温泉駅前で夜遅くまで営業しているカフェ&鉄板レストラン「藤川」
山間の温泉街の飲食店は、結構早い時間にお店を閉めてしまうことが多く、ここもないかなと思っていたら、明かりが誘ってくれています。「カフェ&鉄板レストラン 藤川」というお店です。ホテルで列車の時間まで待とうかとも思いましたが、お店が気になったのでよりみちしました。
こちらでは、鉄板焼きもあって、シェフが目の前の鉄板で豪快に焼いてくれる、甲州牛のステーキをいただくことができます。
今回はカフェタイムに、コーヒーをいただいてきました。時間があったら食べてみたかった!
下部温泉から再び特急ふじかわで静岡へ。そこから新幹線を乗り継いで名古屋まで。新幹線と特急を乗り継ぐ時、特急券を同時に買うと、乗り継ぎ割引になるのはご存知でしたか?特急の方の特急券が半額になります。結構お得になりますよ。
もうすぐ一緒に旅をしてきたこの切符ともお別れです。いろんなスタンプを押されました。
ただいま岐阜。下部温泉から岐阜までは3時間ちょっとかかりました。