新潟県佐渡市|2016年夏のよりみち旅9〜佐渡ヶ島の東の玄関口「両津」へ
新潟県の佐渡島を4日間よりみちして回りました。佐和田と真野によりみちした後、佐渡ヶ島の東側の玄関口になる「両津」へよりみちしました。
両津は新潟港からのフェリーや高速船が発着する港町です。加茂湖という大きな湖があり、湖と海の間に商店街があります。訪れた日は、たまたま自衛隊の船の一般公開の日で、トイピアノとともに船内を見学させていただきました。
日時:2016年8月
エリア:新潟県(佐渡市)
2016年夏のよりみち旅は、長野県、新潟県、秋田県、山形県をよりみちしてまわりました。
よりみちスポット
真野から両津へ
佐渡ヶ島の地形は、南と北に一つずつ大きな山があって、それが合体したような形をしています。ですので、街があるのは、基本的には海岸沿いになります。あと、佐渡ヶ島の真ん中は南北の山に挟まれていますが、平地になっているので、こちらも街や田畑が続きます。
真野や佐和田が、この真ん中の平地の西海岸側にあり、両津が東海岸側にあります。
真野から両津へのバスも、この平地を行きます。山に挟まれて田畑が続く風景を抜けていきます。
真野から40分ほどの乗車で両津港へ到着。こちらの港も、佐渡おけさの像がお出迎えしてくれます。
両津港展望台にある朱鷺神社分社
両津港の建物の上階には展望階があります。こちらは意外と知られていないところのようです。たどり着くまでに迷路のように歩きます。
最後階段を上った先にある展望階には、朱鷺神社分社があります。
展望台からは海と湖の両方の風景を見られます。こちらは加茂湖側の風景。すぐそこに湖があります。振り返るとすぐ海ですから、両津の街は細長い街という感じですね。
加茂湖の向こう側が真野からのバスで通ってきたところです。
両津の街の風景
両津港のあたりにアーケード街「夷商店街」があります。よく見てみると、アーケードの柱にも佐渡おけさのステッカーがあります。
アーケードを歩いている時になるのが、信号機。歩行者用の信号機が横向きについているのは初めて見ました。ちょっと違和感がありますね。車の方の縦向きの信号は雪国だと多いですね。青、なんとなくアーケードの高さが低い気もします。
高い建物が少なく、道幅が広いと漁港の近くというイメージがあります。魚を運ぶトラックが通っていきます。
今回はよりみちできませんでしたが、カフェも結構あります。漁港近くにある「カフェ&バー ヘブンズキッチン」。
偶然出会った自衛隊の掃海艇「すがしま」の一般公開
加茂湖から海へとつながるところにある両津大橋を両津港から北へと渡ったところにあるのが「あいぽーと佐渡」です。多目的ホールなどがあるインフォメーションセンターです。
その向こうに大きな黒い船が見えます。
「あいぽーと佐渡」の建物は、古墳のような形をしています。周りの芝生に溶け込んでいます。
自衛隊の掃海艇「すがしま」です。舞鶴を母港としていますが、ちょうどこの日は佐渡に寄稿していて、掃海艇「すがしま」の一般公開の日でした。
これからバスに乗って、佐渡の北端へ向かう予定だったので、戻ってきてから、入ってみることにしました。【参考記事:2016年夏のよりみち旅10〜佐渡ヶ島の大野亀】
白い制服を着た海上自衛隊の方々が並んでいます。掃海艇「すがしま」の船内によりみちしました。
船内はかなり狭いので、トイピアノを持っての移動は結構大変でした。特に、船内の狭い階段を上るのに一苦労。自衛隊の方に手伝っていただいてやっと階段を登れました。
船長席に座らせてもらうトイピアノさん。
甲板の上にて。船にはいくつかの小さな旗が掲げられています。
この旗は、「旗りゅう信号(国際信号旗を使用)」という文字を旗で表す方法です。銚子の街でも見かけました。【参考記事:北関東よりみちの旅2〜千葉県銚子駅から外川の長崎鼻へ】
旗で「welcome」と書かれていました。
旗が何を表すのか説明も書いてありました。
お邪魔させていただきありがとうございました。
レトロなホテルが建つ加茂湖周辺へ
加茂湖はかなり大きい湖です。その辺りにはいくつかレトロな建築のホテルがあります。こちらが「佐渡グランドホテル」。菊竹清訓設計。湖の上に立っているような雰囲気です。
冬季は休業しています。
ホテルの裏手に回るとすぐ加茂湖があります。
もう一つ近くにホテルがあります。「ホテル志い屋」。こちらのホテルも加茂湖のすぐほとりに建っています。
加茂湖のほとりを散策するのもいいですね。
カニが付いてくるプランでもお得な「ホテル志い屋」
加茂湖のほとりにある「ホテル志い屋」に泊まりました。両津の街からは30分ほど歩いたところにあります。両津港からは無料送迎もしていただけます。
スタンダードな和室のお部屋。窓からは加茂湖が見えました。向こうに見えるのが「佐渡グランドホテル」です。
カニが一杯付いていきましたが、宿泊代が1万円ちょっとと、かなりコスパがいい感じがします。お願いしたら、カニを全部むいていただけました。むかれた蟹の山って、贅沢な感じがしますね。
イカ焼きや蒸籠蒸しも美味しかったです。結構量もあって満足です。
朝ごはんも、御前で出てきました。
「ホテル志い屋」には温泉もあります。「両津温泉 天領の湯」はトキの傷湯・薬師の湯といわれ順徳上皇が配流のおりに発見されたと伝えられる、佐渡最古の湯でだそうです。露天風呂はありませんが、ゆったり入れます。男性風呂と女性風呂で結構印象が違うみたいです。ホテルの写真に載っているのは女性風呂のようです。
2食付きで1万円を切るビジネスプランというのもありがたいですね。