富山県黒部市|富山県よりみち旅5〜黒部峡谷鉄道で欅平へ
宇奈月温泉から出ている黒部峡谷鉄道で、終点の欅平まで行きました。1時間半ほどの列車の旅です。黒部ダムを作る際の運搬に使われた鉄道ですので、今も観光客とは別に、資材を運んだり、保守点検をする人を乗せて輸送したりもしています。
欅平までの間はいくつか駅があって、そこから山登りや散策をしたりすることもできます。今回は終点の欅平まで行って、そこから2時間ほどの滞在でいけるところまでよりみちしてみました。
日時:2011年9月
エリア:富山県(黒部市・黒部峡谷鉄道)
5日間の日程で、富山県の各地と、石川県の金沢によりみちしました。舟橋村、富山市、魚津、宇奈月、黒部峡谷鉄道、氷見、高岡、金沢を巡ります。
よりみちスポット
黒部峡谷鉄道の朝便はほぼ満席
ホテルの朝食を食べて、早めに黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に向かいました。時刻は8時前後。朝食を食べていると、このくらいの時間になりますね。
駅に着いて、びっくり!人、人、人の列。よくみてみると、ヘルメットをかぶったりしていて、どう見ても観光客ではありません。どうやら、工事関係者の方々のようです。
一般客の便とは別に工事関係者用の便があるようで、僕の乗る列車とは別の便に乗って先に出発していきました。
しかしながら、僕の乗る便もほぼ満席状態です。トイピアノを車両の中に置いてとらえていただきました。窮屈でごめんなさい。
客車のタイプはいくつかあって、窓が着いていない開放的な客車(普通客車)。窓が付いている特別客車やリラックス客車。特別客車やリラックス客車は運賃とは別に料金がかかります。
よほど寒かったり、雨が降ったりしていなければ、オープンな普通客車に乗るのがオススメです。黒部の風を感じながら乗ることができます。
爽快な風と緑の風景を楽しむ黒部峡谷鉄道
宇奈月駅から欅平駅までは、黒薙駅、鐘釣駅の2駅を越えていき、1時間30分弱の鉄道旅です。川沿いに列車は走っていきます。
列車を通す平らなところを作るのがかなり困難な道のりなので、列車の幅もとても小さくなっています。
トンネルも多く、夏でもかなり涼しいです。人によっては寒いと感じるくらいです。ウーーノは暑がりなので、ちょうどいい感じでした。
緑の中にたまに見えてくる建物の形がそれぞれ個性的です。湖上に浮かぶお城のような「新柳河原発電所」など。見つけながら行くのも楽しいですね。風景を楽しんでいると、あっという間に欅平に到着してしまいます。
欅平からよりみち
欅平駅からよりみち開始です。欅平周辺には「河原展望台・足湯」もあります。駅からすぐのところにあるのが、赤い「奥鐘橋」です。河原展望台に降りると、この橋をしたから見上げることができます。
トンネルをいくつか進んでいくと岸壁がせり出しているような「人喰岩」があります。その下を抜けていきます。
その先にあるのが、「名剣温泉」。日帰り温泉入浴もできます。あと2キロほどいくと「祖母谷(ばばだに)温泉」があり、そこまでいきたかったのですが、ゆっくりのんびり2時間ほどのよりみちだと、このあたりが限界です。さっさと歩いていけば祖母谷まで行って温泉に入って帰ってくることはできるかと思います。
ウーーノは道すがらトイピアノ演奏を撮影してきました。
帰りはゆったりと黒部峡谷鉄道に乗る
欅平駅に戻ってくると、お昼頃の帰りの列車に乗りました。
まだこの時間帯だと帰りとしては早い方なので、ゆったりと座席を使えます。帰りの列車はのびのびと景色を楽しむことができました。
もう少し遅い便になると、行きと同じような混み具合になりそうですね。
よりみちトイピアノ演奏
名剣温泉の道すがら、トイピアノ演奏してきました。