愛知県名古屋市|地下鉄東山線沿いをよりみち2〜今池駅から覚王山駅へ
愛知県名古屋市の名古屋地下鉄東山線を千種駅から藤が丘駅まで、地下鉄東山線沿いをよりみちして回りました。千種駅を後にして、今池駅から覚王山駅までよりみちします。
日時:2017年2月
エリア:愛知県(名古屋市千種区)
よりみちスポット
今池駅から池下駅の街の風景
JR千種駅から広小路を行きます。通り沿いの歩道は有料駐輪スペースがあって、自転車がズラーっと並んでました。
今池駅の交差点。ドンキホーテなど、大きな商業施設が立ち並ぶエリアです。お店がいっぱいあるので、買い物には困りませんね。
果物屋があって、店内で、カットフルーツや、しぼりたてのフルーツジュースをいただけます。店内でフルーツジュースの写真を撮ろうと思ったら、「撮らないで、店内写真撮影は禁止です」と怒られました。
宣伝はしないほうがよさそうなので、店名も写真も伏せておきますね。ボカしてご紹介。500円前後のフルーツジュースから、2000円を超えるカットメロンまであります。
調べてみると、閉店してました。そりゃ、宣伝しなければ閉まるか・・・
最近増えてきた高級パンのお店。「最高級食パン専門店い志かわ」がありました。気になりますが、なんか入りづらいですね。店内でお客さんがずらっと並んで待っていました。
池下駅あたり。もう少し行くと千種区役所があります。
覚王山駅周辺の街の風景
覚王山駅あたりから横道に入って行くと、歴史を感じる建物も多くあります。
覚王山通りを北に向かうと、閑静な高級住宅街の中に京情緒漂う数奇屋門が見えてきます。 御座敷で食べる天ぷらや、ステーキハウスなどがある高級料亭「松楓閣」です。こういうところで接待されてみたいものです。
高級住宅街の中に、突然庶民的な建物があったりもします。クリエーターたちが集まっている建物「覚王山アパート」です。やっぱりこちらも水曜休み。
2003年のオープン以来、多くのお店が集まるおしゃれスポットです。
覚王山は新旧が交錯する、不思議な空間が多くあるような気がします。
マンションの一室にあるギャラリーカフェ「tane」
覚王山アパートの近くを歩いていると、道端に可愛い看板がありました。「tane」と書かれています。矢印の通りに進んでいきます。
普通のマンションの一階にきました。
「ギャラリーカフェtane」。入り口から半地下に降りて行ったところに席があります。リビングにいるよな感じで落ち着きます。
懐かしいストーブが置いてあったり、こだわりを感じる空間です。
福祉施設の製品を中心に、色々なモノをセレクト販売しています。作家さんの作品を展示したりもしています。
珈琲時間。生チョコがついてきました。ゆったりさせていただきました。
「ギャラリーカフェtane」にて、ようかい手々てん発見。
覚王山の「日泰寺」へ
覚王山駅から北のところに、昔ながらの商店街という感じのところもあります。このまままっすぐ行くと「日泰寺」の山門があり、この辺りがお寺への参道にあたります。最近は、コメダや、フレンチのお店など、新しいお店も増えてきているところです。
覚王山「日泰寺」へ。地下鉄の駅名にもなっているお寺です。
こちらは、超宗派の寺院で、タイ王国から寄贈された真舎利を安置するために作られました。「タイ」を漢字で書くと「泰」となります。「日泰寺」というのは、日本とタイを結ぶお寺という意味の名前ですね。
1904年(明治37年)に建立された際は、釈尊を表す「覺王」を山号とし、日本とタイ王国の前の名前シャム(暹羅)国の友好を象徴して覺王山「日暹寺(にっせんじ)」として創建されました。その後、昭和14年(1939年)シャム国からタイ王国への改名に合わせて、昭和17年(1942年)「日泰寺」に改名された。
立派な五重の塔があります。こちらは新しく1997年に建立されたものです。
敷地は信号を挟んで斜向かいに2か所に分かれてあります。右奥の敷地の方が古い建物が多くあります。
ピアノが聴けるカフェ「papiton」
「日泰寺」のすぐ近くにカフェがあります。「シンプルなお菓子とピアノのあるカフェ papiton」。やっぱりこちらも水曜休み。
定期的にピアノコンサートも開かれてるみたいです。ショパンが愛したといわれるピアノ「プレイエル」のグランドピアノがあります。ヤマハやスタンウェイに比べると華やかな音は出ませんが、味のある響きがします。だから、ショパンが好きだったのかもしれませんね。
歴史的な建築「東山給水塔」と「揚輝荘」
覚王山のあたりを歩いてて思うのが、坂が多い。メイン通りから外れた道を行くと、すぐに坂道が現れます。
覚王山には老舗と言われるお店が多かったり、古い建造物がたくさん残されています。「日泰寺」の裏手にある「東山給水塔」。フェンスの向こう側に見える、変わった形の塔が、それです。通常は公開されておらず、毎年春分の日と8月1日(水の日)の一般公開日に限って見学が可能です。
坂を登った高台に作られている理由は、高台への配水を目的として建てられたからです。
1930(昭和5)年に千種区覚王山地区一帯の高台への配水を目的として建てられ、1973(昭和48)年まで使用されていました。老朽化のため一旦は役目を終えた「東山配水塔」でしたが、1979(昭和54)年から災害対策用の給水塔として再利用されることになり、最上部のタンクには10万人の1日分に相当する約300立方メートルの飲料水が常時貯水されているそうです。建物外観は鉄筋コンクリート製の円柱状塔体の上に円筒形のタンクを載せただけのものに、1983(昭和58)年に改修が行われてとんがり屋根を載せた展望台が備えられました。
日泰寺のすぐ南あたりにも、歴史的な建造物が残されています。大正から昭和初期にかけて松坂屋の初代社長15代伊藤次郎左衛門祐民によって構築された別荘「揚輝荘」です。
北庭と南庭に分かれていて、北庭の庭は無料で見学できます。
北庭の「伴華楼(ばんがろう)」。昭和4年、鈴木禎次の設計により尾張徳川家ゆかりの座敷に洋室等を加えて建築。
揚輝荘の南庭。有名な赤色の建物の「聴松閣」がこの奥にあります。こちらは有料エリアになります。
覚王山エリアは、新旧のよりみちしたくなる場所が多くあります。1日ゆっくりとよりみちして回るのにも良さそうです。