長崎県対馬市|天草・佐賀・対馬のよりみち旅26〜壱岐から対馬比田勝まで大移動
壱岐の「芦辺港」から、対馬の南側の「厳原港」まで高速船ジェットフォイルで渡りました。そこから対馬の北端にある「比田勝港」までバスで一気に移動しました。
ここでおさらい。
対馬に向かうためには、いくつか手段があります。
「博多〜対馬(比田勝)〜韓国(釜山)」
博多から韓国の釜山を結ぶ、九州郵船のジェットフォイル「ビートル号」の混在便に乗って、対馬の北の港、比田勝(ひたかつ)へ。韓国から来やすい便のため、時間帯が微妙な便が多いです。毎日ではなく、曜日が限定されています。コロナウィルスの影響で現在は運行されていないようです。
「博多〜壱岐(芦辺/郷ノ浦)〜対馬(厳原/比田勝)」
博多から壱岐を通って対馬へ向かう便。壱岐を通らず直接行く便もあります。フェリーとジェットフォイルの両方があり、用途の合わせて使い勝手がいいです。
「長崎空港・福岡空港〜対馬やまねこ空港」
ANAの飛行機便もあります。長崎と福岡からそれぞれ40分ほどで対馬やまねこ空港に行けます。
日時:2018年8月〜9月
エリア:長崎県(壱岐市、対馬市)
天草・佐賀・対馬をよりみち旅しました。
よりみちスポット
芦辺港からジェットフォイルで対馬厳原港へ
芦辺港フェリー乗り場には、「フェリーちくし」が先に停泊していました。このフェリーも対馬の厳原港に向かいます。ここから2時間半ほどかかります。博多港からやってきて、芦辺港で2時間ほど停泊してから対馬へ再び出航します。
ジェットフォイルに乗るためのチケット売り場の建物は別にあります。フェリーの乗り場とは少し離れてます。高速船が停泊する桟橋も別のところになります。チケットは出航の25分ほど前から発券できます。
ジェットフォイルはインターネット予約ができます。席も座席表を見ながら自分で指定できます。
ジェットフォイル「ヴィーナス」がやってきました。博多港からやってきて、乗降が終わるとすぐに出発します。結構芦辺港で下船する人はたくさんいました。芦辺港から乗る人は10人くらいでした。
ジェットフォイル船内にて。高速船の場合は、だいたい着席とシートベルトが義務のようにお願いされます。航行中トイレには行けますが、外に出ることはできません。
ジェットフォイルは1時間ほどで対馬厳原港に着きます。フェリーの半分くらいの時間です。
船内では、スーパーマーケット「ショッピングセンター マルダイ」で購入したお弁当とお刺身をいただきながら過ごしました。
厳原港のフェリーターミナルに到着。あっという間の1時間の船旅でした。
ハングルに溢れてしまった「対馬」厳原のまち
「よう来たにゃん」と歓迎されています。対馬のゆるキャラ「つしにゃん」です。ツシマヤマネコをモチーフにしています。
その下にハングル。「にゃん」ってどうやって書いてあるんでしょうか。「対馬」や「国境の島」の横にもアルファベットではなくハングルのみ付け加えられています。
比田勝に「テマドホテル」というホテルがありますが、これは日本人をターゲットにしてないってことですね。ネット上に宿泊料金が書いてなかったので電話で確認してみたら「もしもし」ではなく先に「アニョハセヨ」と言われました。ああ、なるほどそういうことね。
今回は別のホテルにしました。
街にはハングルがあふれています。なんだか日本人は歓迎されてないみたいです。
厳原港から10分ほど歩くと厳原の市街地になります。街の中を流れる厳原本川沿いに柳の木が植えられています。ようやく日本ぽいかも。川沿いには「川端通り商店街」があり、飲食店も立ち並ぶエリアです。
メインの大通り「大町通り」に出ました。ひときわ大きな建物があります。厳原の真ん中に陣取るのは「いづはらショッピングセンター ティアラ」です。バス路線も、だいたいこの前を通って行きます。「対馬市交流センター」の施設も入っています。
案内板も、日本語表記と韓国語表記。ショッピングセンターの椅子に座っている方々からは、ほとんど日本語は聞こえてきません。団体でいる人はほぼ韓国の方です。割合で言うと9割くらいです。
どこぞと同じ状態ならないか心配です。
特に酷かったのはこの免税店。中の様子を見てみようと入ってみると、「日本人は入らないでください」って言われました。
コロナで韓国から訪れる人が少なくなっても、「入るな」って言い続けてるかと思いきや、最近では「日本人でも見てってください」と言われたそうですよ。
ま、別にいいですけど。もう絶対に行きませんから大丈夫です。どういうところかは入って5秒くらいでわかりましたし。みなさんも気をつけてくださいね。
バスで対馬の北端「比田勝」へ
対馬を巡るには、バスをフル活用して行きます。北から南までバス路線が通っています。
対馬でバスに乗って観光するなら、絶対にフリーパスがお得です。「ショッピングセンターティアラ」の1階にある、「対馬交通厳原支所バス案内所」で購入することができます。
今回は路線バス「1日フリーパス券」を3日分購入しました。1日券が1000円(2019年から1040円)、1ヶ月券が5000円(2019年から5230円)と破格の値段設定。
ちなみに「厳原」から「比田勝」まで乗るだけで、3320円かかるんです!!!
これ、計算間違ってませんよね!?と思っちゃいますけど、ちゃんと厳原から比田勝間で利用できました。
厳原から比田勝まで直通で行けるバスは1日5本。2時間30分かかります。途中の「仁位バス停」でトイレ休憩がありました。
バスは、激混みです。地元の方も、旅行の方もいっぱい利用します。乗り降りは結構ありましたが、だいたいずっと同じくらいの乗車率です。
途中で「対馬やまねこ空港」にもよります。
バスは、海沿いを行ったり、山の中を走ったりを繰り返して、北上して行きます。
かなり起伏の激しい土地で、海辺の平らなところや、山の中にある盆地を利用して町が転々とあります。その町と町との間は、山道のような感じになっています。車窓の眺めからも、山が連なってるのが見えます。
ゆったりとバスに揺られること2時間半で、「比田勝バス停」に到着。路線バスは、この先にある「上対馬病院」を経由して、フェリーのりばがある「比田勝港国際ターミナル」まで行きます。